各巻概略


第1巻

 十九世紀初頭、ナポレオンの侵入というロシヤ国民が経験した未曾有の危機の時代を、雄大なスケールで描破した世界文学の最高峰。巨匠の筆は五百人をこす登場人物一人一人を心憎いまで個性豊かに描き出し、ここに歴史とロマンの一大交響楽が展開する。

――第1巻見開き裏より

第2巻

 講話が結ばれ束の間の平和がロシヤに訪れた。人生への懐疑から領地へ引きこもったアンドレイも、生気あふれる少女ナターシャと出会い、ふたたび青春の血がもえるのをおぼえる。一方親友ピエールは、重なる精神的危機に救いを求めて宗教の門をたたく。

――第2巻見開き裏より

第3巻

 一八一二年、ナポレオンの大軍は怒濤のごとくロシヤの曠野になだれこんだ。ボロジノ平原に衝突した両軍の凄絶な戦いに、ロシヤ民族の底に秘められたたくましい力は、ついに常勝のフランス軍を打ち破るが、激戦のさなか、アンドレイは砲弾に倒れる。

――第3巻見開き裏より

第4巻

 ナポレオンの大軍もついにロシヤの大地を潰走してゆく――。トルストイが創作力・生活力ともにもっとも充実しきった最良の時期に五年にわたって書きついだこの叙事詩的巨篇には、全篇を通じて作者の生命賛美、人生肯定の思想がみなぎっている。

――第4巻見開き裏より


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