最初に、まずクツを見てみる。
燧ヶ岳を登って思ったコトなのだが、結局登山で一番使うカラダの部分、パーツは果たしてドコなのか、というと、それはやはり足である、1日に6時間〜8時間も歩くとなると、相当の負担がかかるだろう、そういうワケで、5万円という限られた予算の中でも、クツはやはり良いモノを買っておきたかった。
親切な店員に手伝ってもらい、結局オレが選んだのは、サロモンのX−アドベンチャー7というクツだ。1万7千円もした。ちなみに、Xとはエクストリームの略である。
今まで買った一番高いクツが1万円のものであるが、値段に応じた機能性は期待出来きて良い、と思えるような、頼もしいクツだ。片方、約
1kgの重さがあり、普段はいているHI−TECとは大きな差だが、毎日試すコトで、だんだん慣れてくるだろう、フィット感も抜群で、一人きりの登山の中、心強い存在になってくれるだろう。
この時点で、残金が3万3千円になってしまった。コレでザックとテントとシュラフと雨具を買うのだが、正直かなり苦しく思える。
次に買うべきものは、ザックだった。この店に置いてあるザックは、ゼロポイントという、モンベルのザック専門のブランド、というか、部門、というか、さかいやのWEBページでも、リストの一番最初に載っていた。登山の定番ザックとでも言うべきか。
ザックには色々な種類があって、オレは選ぶ時、値段と容量で選んだ。容量は、このザックには40リットル入りますよ、みたいなコトで、自分の登山計画に見合ったサイズのザックを選ぶ必要がある。
山に登るにあたって、夜寝る場合、山小屋で寝る場合と、テントで寝る場合、二つのケースが考えられる。山小屋ならテントはいらないし、だいたいメシの面倒も見てくれるらしい。オレはテントを考えていたので、山小屋で寝るより、ザックの容量は多くなければならない。テントで、2泊を予定しているので、45リットル、コレは最低のラインだと思われた。11、600円。ポケットのいっぱい付いた使い勝手の良いザックだ。重さは1.7kg。
もうお金は半分も残っていなかった。コレでテントとシェラフと雨具を買わなくてはならない。優先順位的に、テントだった。燧ヶ岳で雨に
打たれたコトが脳裏をかすめるが、1晩6千円も取られる山小屋に泊まる気は毛頭無かったからだ。
さて、テントだが、ココでは無く、他のもっと安い場所で買えばよかったのかもしれない、さかいやのWEBページで、ヨーレイカというブランドのテントが1万円で売ってたし、ディスカウントマーケットに行けば、もっと安いものも買えたかもしれない、しかし、勢いで買ってしまった。モンベルのムーンライトテント、2万1千円。一人用で、重量は2.2kg。設置はお店の人が見せてくれたが非常に簡単で、また、3千メートル級の山でも風に耐えられる、とのコトで、安心した。このテントの中で、夜、日記を書くのかと思うと、心がとても昂揚した。
コレで、5万円全部使ってしまった。消費税を入れて、5万3千円の買い物となった。親切に、オレの少ない予算の中で色々とアタマをひねってくれた店員に感謝しつつ、オレは久しぶりにしたデカイ買い物に満足した。店員の話では、本格的に揃えるとなると、あとさらに5万円必要らしい。
3千メートルの山では、気温は平地より18度下がると考えて良い。テントで風はしのげるのが、実際は何度になるのか、10度か5度か、夜はマイナスになるのかワカラナイが、1万円あれば、零度からマイナス5度程度までカバー出来るシェラフが買えるのだ、雨具は、モンベルの店に置いてある一番上等の、ゴアテックス製のが2万円で買える。
だが、実際装備にばかり頼ってはいられない、最終的には、毎日のトレーニングがモノを言うだろう。あまりに重たすぎる荷物は、歩行の妨げになるだろう。また、現地に行く移動費も考慮しなければならない、買う物だけ買って金が足りなくなり、結局山に登れない、という本末転倒は防がなければならない。
いづれにせよ、8月の最後の月曜日からの出発に向けて、準備は着々と進んでいた。
次にこのページを更新する時は、無事に帰れた後のコトになるだろう。
