「涙」

幻に包まれた

この心にはいつも

造られた痛みが溢れている

なにを伝えていいのか分からずに

涙流れ落ちるけれど

私はそれすら気づけない

あなたなぜここにいて

私に触れるのか

私にいったいなにを望むのだろう

傷痕に染みた言葉

私の心まで溶かしていくような

そんな気がするけど

なにもない私になるのが

とても恐いから

その声に怯えてしまう

それが悲しいの

だから痛みが込み上げる

あなたがいなくなってしまうのが

今はなぜか切ないの

どうして…

月に尋ねてみても

風になるばかりで

胸にすっと吹き抜けるみたいに

冷たくて…

私はあなたを忘れられず

恋しさに夜は更けていく