かすかに声が聞こえた
それは空の向こうから
とてもとても高く
耳鳴りのように繰り返す
さざなみのような声
なにを言いたいのかはわからないけれど
それは私に聞こえてしまうから
私はそっと耳を澄ませる

君は昔こんな事をいったね
人は息を吸わなければ生きられないって
だったら空は体の一部だって
だからつながっているよって
君と僕がつながっているんだって
君と僕は風なんだって

いくつもの想いをこの空に投げたよ
届かない言葉だけれど
それでも
今君はこの空の下で
きっと同じ風を見ているから

「風の声」