「帰るべき場所へ」
羽を広げて蹴っていった
高く高く空を羽ばたいた
身体を動かせ続けられるかぎり
夢追い求めゆくと決めたんだ…
遠く遠く果てしなき
蒼い蒼い世界の中で
ただひたすらに進むことだけが
あの場所にたどりつけることだから…
…もう地上は遥か向こうにある…
…もうちからはとうに底をついた…
太陽が熱く照っていた
身体が焼けて羽根が燃えていた
でも決して休むことなく
光に向い続けていた!
すでに目が燃えていた
音も風も感じなくなっていた
でも身体は常にまっすぐに
空を駆け上りつづけてた!
…もうなにもわからないけれど…
…でももうすぐに辿り着ける!!…
…そして空を落ちていた
もうすでに意識はなくなっていた
真っ黒な姿をさらし
まっすぐに落ちていく…
…僕は辿り着けたのだろうか…
…そして彼は夢を見つづける…
彼は何処に夢を
見続けていたのだろう
彼の身体は今砕けていて
もう…土に帰るばかり…