第02回こめでぃあ

      「 鎮魂の 」

発句 鎮魂の歌あるごとしせみ時雨 晩夏  結子
脇  碑に向く白きパラソル   三夏  岬
第三 名水の揃ふ茶房に安らぎて     葉月
4   窓辺にゆらりやじろべえ吊り   竈猫
5  満月を背負ひて走る高速路     倭子
6  松茸せり値携帯で聞く    季幻    
7  山々は露の重さの中にあり 夢為
8   アラバスターのあの唇が欲し  カンナ
9 ひとしずく妖精パックさあ出番   空木
10  熱き吐息に舞台暗転       倭子
11 濛々と砂塵に煙る星条旗      岬
12  諜報員に月の影凍つ      空木
13 胃薬のつもりで飲んだ風邪薬    岬
14  チワワはいつも何か問いたげ   倭子
15 斜交ひにみつめる眼モジリアニ   空木
16  本屋の隅に春の特集     葉月
17 ゆくりなく地酒に暮れる花の宿    岬
挙句  海市のごときうたたねの夢  季幻

 2003年8月25日起首 9月15日満尾


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