2009年 映画館に行きました!2月
 
【16】チェンジリング

どれだけ祈れば、あの子は帰ってくるの?
衝撃の実話の映画化!「許されざる者」と「ミリオンダラー・ベイビー」などの作品でハリウッドで最も多くの尊敬と期待を集める巨匠クリント・イーストウッド監督。アカデミー助演女優賞を受賞した「17歳のカルテ」から最新ヒット作「ウォンテッド」までの9年間でハリウッドのトップ・スターの地位を築き上げたアンジェリーナ・ジョリー主演。アメリカ映画界の至宝ともいうべき2人が、衝撃の実話を元に奇跡のコラボレーションを奏でる感動のミステリー・ドラマを誕生させた。1920年代のロサンゼルスで実際に起きた事件を映画化。5ヶ月の失踪ののち保護され帰ってきた幼い息子が別人だったことから、本物の我が子を取り戻すため、捜査ミスを犯した警察の非道な圧力に屈することなく真実を追及していくシングルマザーの長きに渡る孤独な闘いを綴る。シングルマザーのクリスティン・コリンズは、9歳の息子ウォルターを女手一つで育てる傍ら電話会社に勤め、せわしない日々を送っていた。ある日、休暇を返上してウォルターをひとり家に残したまま出勤する羽目になった彼女は、夕刻急いで帰宅するが、ウォルターは忽然と姿を消していた。警察に通報し、捜査が始まる一方、自らも懸命に息子の消息を探るクリスティン。しかし、有力な手掛かりが何一つ掴めず、非情で虚しい時間がただ過ぎていくばかり。それから5ヶ月後、ウォルターがイリノイ州で見つかったという朗報が入る。そして、ロス市警の大仰な演出によって報道陣も集まる中、再会の喜びを噛みしめながら列車で帰ってくる我が子を駅に出迎えるクリスティン。だが、列車から降りてきたのは、ウォルターとは別人の全く見知らぬ少年だった…
2月27日・TOHOシネマズ宇都宮9 
実在のウォルター・コリンズ失踪事件をもとにしたクリント・イーストウッド監督による実話の映画化。しかも音楽までイーストウッドが担当しています、同じく監督と音楽を担当した「ミリオンダラー・ベイビー」と時代も設定も全然違うのにあの独特の音楽が絶妙にフィットしています。作風といいイーストウッド・ワールドって雰囲気が確立されてますね。アンジェリーナ・ジョリーが素晴らしい!息子がなかなか見つからない不安・焦り、警察への怒り…真実を貫くのはごく当然のはずなのに、それが警察権力の前に脆くもねじ伏せられてしまう。でもやみくもに誰かを責めたり、攻撃したりするようなことはしない…そんな母親を見事に好演。上映時間は長尺ですが長さを感じません。これが実話というのが驚き!ロス警察腐敗しすぎですね。ダークな色を基調とした映像を背景に、暴力と腐敗にまみれた、当時のロサンゼルスの空気が伝わってきました。実際に起こったことを題材にしてることは、観る前から知ってましたが、警察の実態が徐々にあきらかになる。警察のやり方が本当に酷いです。主人公を情緒不安定、子育てを放棄、虐待にでっち上げ、精神病院軟禁までしてしまう、それにも屈しない主人公…クリント・イーストウッドらしい骨太の映画でした。「マンマ・ミーア」のトラブルに付きあわずに、最初からちゃんと観れてほんと良かったです。
【15】マンマ・ミーア!

どんなことがあっても、笑っていよう。自分の人生がもっと好きになる。
往年の人気ポップグループABBAのヒットナンバーで構成され世界中でロングランとなった傑作ミュージカルを銀幕へと昇華したロマンティック・コメディ。メリル・ストリープら豪華キャストを迎え、ギリシャのリゾート地を舞台に、結婚式を目前に控えた娘とその母親をめぐる24時間の一騒動を歌と踊りで陽気に綴る。ギリシャの美しいリゾート地、カロカイリ島。小さなホテルを営む母ドナと2人暮らしのソフィは、恋人スカイとの結婚式をいよいよ明日に控えていた。そしてソフィには“父親と結婚式のヴァージン・ロードを歩きたい”という密かな夢があった。しかし、母子家庭で育ったソフィは未だに父親が誰なのかを知らない。そこで母の昔の日記から、父親であろう3人の男性、建築家のサム、銀行マンのハリー、冒険家のビルを探り当て、ドナに内緒で結婚式の招待状を送ってしまっていた。やがて、道中鉢合わせた3人が揃って到着。ソフィは結婚式のサプライズのため、ドナの目が届かない場所に彼らを匿うことに。ところが、ドナが偶然3人を目撃してしまったことを機に、様々な問題が湧き起こっていく…
2月27日(映写機故障で中断)/3月1日(途中から)・TOHOシネマズ宇都宮3 
苦手なミュージカルでしたが、聴き入ったり、感動したりという感じではなく、無意識のうちに、リズムをとったり、歌のシーンだけ曲の歌詞の英語字幕付き版の上映だったので何となく口ずさんだりしていて、ラフな感じで、気軽さを感じました。ギリシャの小島の解放的な雰囲気に浸りながら、聴き覚えのある懐かしいABBAの曲を背景に、楽しみながら観ていました。しかしクライマックスに向け良い雰囲気で盛り上がっていた終了20分前…突然映像が途切れ、場内が明るくなり…何が起こったんだろう?と思ったら、劇場の方が入ってきて『映写機にトラブルがあり、復旧まで20分程かかる』との事情説明がありました。この日は、続けて「チェンジリング」と2本観る予定で、しかもインターバルは5分、映写機復旧を待っていては「チェンジリング」の冒頭に食い込んでしまうため…再開を待つわけにもいかず、ここで断念。払い戻しをしてもらいました。しかしどうしても残りの展開が気になり、結局翌々日に「オーストラリア」を見た後、ちょうど今回と同じところまで差し掛かっていたようだったので、そっと忍び込んで、前回の不足分を最後まで観ちゃいました〜払い戻ししてもらったのに、TOHOシネマズさんズルしてゴメンナサイね。さて、映画本編の感想ですが、ぶっちゃけて言えば上映中断したところまでがすべてだったかな、つまり後日に見た残り部分は、ある意味観なくてもよかった…っていうか観なければよかったです。水を差されたという部分はあるけど、こんな終り方はないだろうってのが、率直な感想です。ズルして残りをみた甲斐がなかったです。今回の映写機トラブル中断は、神様がここで止めとけってことだったのかな〜なんて思っちゃいました。父親も結局は誰かわからず、全て美味しいところメリル・ストリープがもっていく強引にまとめてしまったオチは何とも…そこまでほんと楽しくおもしろかったんだけど、確かに大団円なのですが、そこまでの流れから、観る側が本来期待していた結末を裏切られたような、底の浅いどんでん返しは個人的には残念でした。強いて言えば、エンディングロールは圧巻!踊り歌う3人のおばさん達1曲終わったトコで『まだ帰らなの?じゃぁもう一曲』って絶叫、凄まじかったです。
【14】少年メリケンサック

好きです!パンク!嘘です!
奇才・宮藤官九郎、監督&脚本。待望の第2弾!早くも話題沸騰!2009年「少年メリケンサック」が日本縦断!予測不能のノンストップ痛快パンク・コメディ、ここに誕生!!!ひょんなことからダメダメなおっさんパンクバンドと全国ツアーを廻るハメになった崖っぷちOLの奮闘をハイテンションかつノンストップで綴る。全国民的な知名度を誇るNHK大河ドラマ「篤姫」主演の宮埼あおいが宮藤官九郎と初タッグ!見事なコメディエンヌぶりは必見!佐藤浩市・木村祐一・田口トモロヲ・三宅弘城・勝地涼・ユースケ・サンタマリアと個性がぶつかりあう豪華キャスト陣が宮藤ワールドで暴れまくる!メイプルレコードの新人発掘部に在籍する契約切れ寸前の崖っぷちOL栗田かんなが、インターネットの動画サイトでイケメンパンクバンド“少年メリケンサック”のライブ映像を偶然見つける。そこに映る凶悪で邪悪な絶叫系パフォーマンスのイケメンに成功の予感を抱いたかんなは、さっそく契約交渉へ。ところが、そんな彼女の前に現われたのは50歳を過ぎたヨレヨレの酔い潰れたおっさんだった。『これ誰っ?!』かんながネットで見た映像は、なんと25年も前のものだった。ところが、かんなの驚愕をよそに、"少年メリケンサック"の人気が一人歩きしてしまいネットではその人気が大爆発!サイトはパンク寸前!全国のライブツアーが次々と決まっていく…このまま出たら暴動必至。結局かんなは、かつての面影をまるで残さない暴走おっさんパンクバンドを引き連れ全国ツアーに出るハメになる。果たして、かんなと"少年メリケンサック"の命運は!????全国ライブツアーは成功するのか…
2月14日・TOHOシネマズ宇都宮1 
クドカン監督の映画は初めてですが、いかにもクドカン作品って感じの独特の脚本、最初から最後までハイテンションの演出、あのハイテンション映画「デトロイト・メタル・シティ」が地味に感じてしまう程です。全編涙出るくらい 笑いまくりでした。深いメッセージ性が込められた作品ではないです。とにかく、肩の力を抜いて、ハチャメチャな展開を楽しんで、元気をもらって、笑って映画館を後にする作品です。細かい事はあれこれ言わず、楽しんだ者勝ちです! 笑いのツボが随所に散りばめられていて、ただ可笑しいというのではなく、それなりに強烈なブラックユーモア、下ネタ、ベタギャグ…その強引なまでな笑わせ方に感心します。滑舌の悪さでベールに隠されていた「ニューヨーク・マラソン」の衝撃…笑撃の歌詞には驚きました。そんな中でも、物語が進むにつれ、子供のようなオヤジ達とかんなが不思議とかっこ良く見えてくる。滅茶苦茶しながら、だんだんと形になってきて、歳をとっても、忘れてはいけないことが、さりげなく描かれていて、この辺は流石です。それにしても、宮崎あおいの"篤姫"イメージの壊しっぷりは、想像以上、いくらクドカンモノに出たかったとはいえ、国民的女優がここまで…「篤姫」の収録と並行して撮影したそうですが、これほどかけ離れた役をよく演じ分けたものです。コメディエンヌとして、はじけた宮崎あおいが見れるだけでも、楽しいし、それにかわいい。ユースケサンタマリアとの掛け合いは必見です。それに負けず劣らずなのが佐藤浩市、酒癖の悪さい凶暴なパンク親父は「誰も守ってくれない」「感染列島」とは正反対、あの「マジックアワー」を凌ぐ熱演でした。その他の俳優陣も、はじけ放題、暴れ放題、お見事なキャスティングとしか言いようがありません。田辺誠一演じるカリスマ・TELYAが歌う「アンドロメダおまえ」気に入ってしまい、PV見たさにメイキングDVD買っちゃいました。サントラも劇中で流れた曲が満載で、聴き応え十分です。とにもかくにも、これほど笑って、笑って楽しめる映画って滅多にないです。
【13】フェイク シティ ある男のルール

最期に頼れるのは、魂か。弾丸か。
善と悪が交錯するフェイク シティ。ロサンゼルスこの街は罪を犯している。裏切られたと知ったとき、男は一線を超えた…ロス市警のラドロー刑事は正義のためなら手段を選ばず、誰もが嫌がる闇の仕事に手を染めてきた。そんな時、彼はかつてのパートナーを目の前で殺され、犯人を取り逃がしてしまう。ところがそれは単なる殺人ではなく、事件の裏には想像を超える“何か”が隠されていた。彼は巨大な悪に操られていたに過ぎなかったのだ。やがてラドローは踏みにじられたプライドを賭け、決して後戻りできないエリアに足を踏み入れるのだった…。これが本物のクール!男のプライドとルールにハマれ!!目覚めた瞬間から片時も銃を離さず、亡き妻のぬくもりを振り払い、現場に向かう前にはウォッカのミニボトルをあおる。そして犯人に容赦なく向ける銃口―信じるもののためには手段は選ばない、それがこの男のルール。キアヌ・リーブスが、これまでのイメージを覆す役柄にチャレンジしたのは、極限状態に追い詰められたベテラン警官の孤独な闘いと葛藤。一切の甘さを捨て、かつてこれほどクールでプロフェッショナリズムにあふれたキアヌを見たことがあるだろうか?ドラマチックな男の生き方と、スピード感溢れるアクションに目を奪われがちであるが、本作品が超一流のクライム・サスペンスであることも間違いない。欲望と虚飾に満ちた街、ロサンゼルスを舞台に、心を突き刺すような深いストーリーが限界までヒートアップする…
2月14日・TOHOシネマズ宇都宮7 
キアヌ・リーブス演じるロス市警の刑事が、警察の汚職の真相を暴くために無謀に突っ走る中で、何故か自分の首が絞まっていくそして。真相を突き詰め続けると意外な黒幕が…ってお話、どこかで見たような?「ダーティハリー2」と「インファナルアフェア」を足して2で割ったような印象です。途中で睡魔に襲われ10分ほどリタイアしてしまいましたが、黒幕の正体はバレバレでしたね。"信じるものの為には手段を選ばない"、"正義を貫く為には権力が必要"、"正義の為なら身内の不正も許さない"、"自分の目で見たものしか信じない"4つの考え方が、物語の中で交錯しながら展開していきますが、最後無難に纏めたというか、無理やり終わらせたって感じでしたが、、それなりに楽しめました。事前に宣伝された"LAコンフィデンシャル以来の衝撃"ってのは少し大袈裟すぎですね。銃撃戦は結構激しいですが、キアヌ・リーブスの銃撃アクションってあまりイケてないですね、特に椅子に隠れて銃を撃つとこなんか…昔の相棒が銃撃戦で顔を砕かれるシーンがありますが、ここはかなりエグイです。「プリズンブレイク」のスクレ、「ファンタスティックフォー」の"Mrトーチ"ジョニーが、重要な役で顔を出しています。原題「STREET KINGS」ですが、いつもながら興行的な集客を狙ってるんだろうけど、本作も滑って意味不明で、凡庸な邦題になってますね。この物語の主人公って設定的に、感情の表現が乏しいキアヌで良かったのか、感情表現を敢えてさせなかったのか、できないのか?と微妙な印象の映画でした。
【12】ヘブンズ・ドア

ふざけんな、神様
アメリカ×ドイツ×日本×イギリスのハイブリッド・コラボレーションが、新しい映画の扉を開く!残された人生を全力で駆け抜ける男と少女。その爽快な姿と、死にゆく運命にある人間の哀しさと切なさが重なり合い、旅の果てには、静かな感動を呼び覚ますラストが待ち受ける。生きるすべての人に勇気と希望を与えてくれる青春ロードムービーが誕生!“のこり3日の命”と宣告された男と少女。人生の最後に最高のエンディングめざして疾走する青春ロードムービー!好き勝手に生きてきた28歳の勝人は、ある日突然、病で余命が3日しかないと宣告される。途方に暮れる彼が病院で出会ったのは、14歳の少女・春海。彼女も病で長く生きられないと知った勝人は、二人で病院を抜け出し、海を目指す旅に。ところが盗んだ車には、拳銃と大金が積まれていた!警察、謎の組織、死の恐怖に追われながら、死ぬまでにやりたいことを叶えていく2人。勝人と春海は、いつしか年齢や性別を超えた深い絆で結ばれてゆく。しかし残された時間は、あとわずか。はたして二人は"天国"に、辿り着けるのか…
2月14日・TOHOシネマズ宇都宮2 
TOKIO長瀬は、こんな感じの役ハマりますね〜。当初、何となく気になっていた程度で、それほど見たいと思っていたわけじゃないんですが、この日の上映スケジュール的にピタッとハマったので見ることになりました。余命わずかと宣告された青年と少女が、病院から一緒に抜け出し、残された時間を謳歌しようと、やりたことを実現しながら海を目指すロードムービーです。その道中には様々な出来事が…って感じの話。主演二人とも熱演!それなりに最後はウルウルはしますが…長瀬の突然の発作の演技は良いんだけど余命わずかな感じが全然しない。福田麻由子にいたっては、とうとう最後まで発作どころか、体調を崩した素振りさえ現われず、笑顔と元気一杯。これって余命数日と数ヶ月の差なのか? 自分の命の期限が迫ってるとしたら、残された時間をベッドで過ごさずに旅に出る…、まぁその為に、強盗まがいの行為とかで人に迷惑かけるのは如何なものかとは思いますが…確かに海には行けたから良かったけど、良心で貸してもらったクルマもボコボコになったし…内容としては謎の会社と横領の話の絡みや、悪役社長、最後に寝返る会社幹部の背景が描かれていないので中途半端な感じがしましたが、それなりにスリリングな展開で、ギリギリ合格って感じですかね〜。余談ですが、エンドロールのバックの二人よく耐えましたね。かなり長い時間だったけど…死ぬまでにしたいことって、自分だったらって置き換えて考えても、実際あんなもんでしょうね。
【11】20世紀少年<第2章> 最後の希望

新たな「終わり」。さあ、みんな“つづき”を始めよう─。
人気漫画家・浦沢直樹の大ベストセラー・コミックを、総製作費60億円をかけ、全3部作として実写映画化、大ヒットを記録した第1章に次ぐサスペンス巨編の第2作。監督は前作に引き続き堤幸彦が担当。豊川悦司、常盤貴子らに加え、平愛梨などフレッシュな顔ぶれも加わり、新たな展開とともに、驚愕の真実が次第に明かされていく第2章がスクリーンに降臨する。"血の大みそか"から15年が経った西暦2015年。歴史では2000年の巨大ロボットによる人類滅亡計画は、悪魔のテロリスト・ケンヂとその仲間が行ったものとされ、それを阻止した"ともだち"は世界の救世主と崇められていた。高校生になったケンヂの姪カンナは、そんな"ともだち"中心の国家に反抗し、そのため遂には問題児とみなされ、洗脳施設である"ともだちランド"での研修を命じられる。しかしそこでカンナは次第に"ともだち"の真相に近づいていく。一方"血の大みそか"以来散り散りになっている秘密基地のメンバーたちは、それぞれ秘かに戦いを続けていた。2015年を舞台に、秘密基地のメンバーたちと"ともだち"による新たな攻防が展開する中、モンちゃんは"しんよげんの書"を発見する。『2015ねん、しんじゅくのきょうかいで、きゅうせいしゅは せいぎのためにたちあがるが あんさつされてしまうだろう…』これに書かれた救世主とは誰なのか?そして世界は…
2月1日・MOVIX宇都宮8 
待望の第2章。世間では何かと揶揄している人もいるようで、あるサイトでは、原作を読んでないとついていける筈がないって言う評論家もいますが、自分がよっぽど頭が良いと思ってるのか?原作未読者をよっぽど馬鹿だと思ってるか…?でも空想科学ミステリーとしてみれば、十分楽しめる映画だと思います。予告編の構成と音楽がかっこよくて、ネットとかで観た回数は数え切れないほどでした…でもなぜか、予告編のBGMってサントラVol.1やVol.2に収録されていないんです(TT)。第1章が原作5巻分だったのに対し、今回は原作10巻分のエピソード、よくぞ140分にまとめたものだと感心しました。1冊分のエピソードを14分で描く計算になります、今回も漫画の本をめくっていく様でした。物語はカンナ中心の展開になり、話の展開もスピーディーになり、一作目よりずっとおもしろくなったと思います。カンナの活躍っぷりは大注目です!平愛梨は役作りを一生懸命勉強して臨んだみたいで、やんちゃさや、頑固さ、原作を相当意識した走り方…とにかく元気一杯って感じでした。美味しすぎるトヨエツのオッチョをはじめ、他のキャストも前作同様豪華でしたが、ユースケのサダキヨと、小池栄子は、かなりインパクトありました。でも何といってもイチ押しは、小泉響子です、原作から飛び出てきた感じで、存在感含め、ほんと驚くほどにそっくりでした。2時間半弱の上映時間でしたが、目まぐるしく事態は展開していくので、あっという間に終わったって印象です。私はおよそケンヂたちの3〜4歳下になるのかな〜駄菓子屋、秘密基地、スプーン曲げ…自分自身が少年時代に経験したものがスクリーンの中に次々に出てきましたが、私も幼少の頃、実際に行った大阪万博のシーンは、懐かしかったです、当時凄い人手で太陽の塔やアメリカ館などに入れなかったでんですよね〜"ともだち"があれだけ拘るほど、当時万博って絶大だったんですよねぇ。今作の後半から原作と若干変わっているようですが、未だトモダチの正体も明かされず、すべては原作とは異なる最終章に続く!です。ここからどのような展開に持ち込むのか、楽しみです。 今回で最終章に向けてしっかり段階を踏んだ形になっているかと思います。エンドロール後の第3章予告までのカウントダウンの方法も粋な演出でよかったと思います。それにしても"ハロハロ音頭"一度聴いたら忘れられない賑やかで楽しい曲でした。
【10】きつねと私の12か月

大好きだから、さようなら。
世界中で大ヒットを記録、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞に輝いたペンギン」から4年、リュック・ジャケ監督が贈る感動のドラマ。野生のきつねと心を通い合わせたい。異なる世界の住人同士が、禁じられた扉を開けて触れ合い、初めて理解し合えた…と思えた次の瞬間、厳しい現実が待ち受けていた。監督自身の実体験を基に、野生のきつねと少女の1年に渡る切なくもハートウォーミングな触れ合いを、四季折々の詩情豊かな映像を背景にノスタルジックなタッチで描く。観る者は、少女リラとともに予期せぬ展開に驚き、やがて大切なことを思い出すでしょう。ドキュメンタリーの名手ならではの圧倒的なカメラワークで、心癒される四季折々の雄大な自然、森の動物たちの生態をリアルに切り取りつつ、美しくも切ない物語が紡がれ、いつしか、あなたを未知の体験に心躍らせたあの頃へと誘います。秋のフランス・アルプス地方。少女リラは学校の帰り道、1匹のきつねに出会う。その美しい姿に一瞬で魅了された彼女は、次の日から、またきつねに会いたい一心で森の中を探し回るのだった。あたり一面が雪に覆われた冬。きつねの足跡を見つけたリラは、ちょっとした拍子に足を骨折してしまう。おかげで冬の間は外出できなくなるものの、狐の本を読み想像しながら、きつねとの再会を待ちわびるのだった。春、リラはきつねの巣穴と子狐を発見。あのきつねは母狐となっていたのだ。リラに対するきつねの警戒心は以前より薄れ、彼らの距離は徐々に縮まっていく。そして夏、きつねは自らリラのそばへ寄るほど心を許すようになった。そこでリラはきつねに、“おチビちゃん”という意味の“テトゥ”と名前をつけ、森の冒険を共にする。そんな2人に、再び秋がめぐってくるのだが…
2月1日・MOVIX宇都宮7
ここのところ、消化不良だったり、殺伐とした映画鑑賞が続いていたので、野生のきつねと純粋無垢な少女の交流に救われました。MOVIX宇都宮で2番目に大きいシアターでの上映でしたが、公開から1ヶ月余り経過していたからか、観客は5〜6人で、ほとんど貸切状態でした。フランスの美しい山岳地帯に住んでいる少女と野生のきつねとの触れ合いを描いた心温まるドラマです。主人公である少女リラが、幼少の頃の話を息子に聞かせながら回想する展開で物語は進んでいきます。登場する人物は少女時代のリラ、母となったリラとその息子の3人ですが、実質は少女時代のリラの一人芝居です。野生のきつねと仲良くなろうと無我夢中になってしまい、大自然の中で様々なトラブルに巻き込まれるエピソードは、まるで冒険映画の様でもありました。中でも狼を追い払うシーンがお気に入りです。フランス・アルプス地方の様々な野生動物や自然の美しさ、ドキュメンタリーのような凄まじい映像、どうやって撮影したんだろう?って思う程凄い自然すぎる映像や、ファンタジーを思わせる風景は感動モノです。静かだけど、その中で繰り広げられる弱肉強食の、野生の厳しさや残酷さ、森そのものの潜在的な恐さも体感できます。私が子供の頃にレコードで聞いた"バンビ"の物語に出てきた夜の森シーンに何となく恐さ感じていたことを思い出しました。そして自然介入してくる人間の愚かしさもしっかりと描かれてます。物語は、好奇心と勇気と知恵を持ったリラが、きつねに近づく為に辛抱強く待ったり、工夫したり、時には大胆な行動をとったり…そんな中で、徐々にきつねと心が通じ合うようになっていくけど、最後にリラは大きな過ちを犯してしまいます…。これはきつねと少女の友情物語ではありません、動物に対しての純粋な子供心と過剰な愛情から生まれてくる勘違い、野生動物と仲良くなっても、境界線を越えちゃいけないんですね。日記を綴ったようなナレーションのフランス語の響きが心地良かったです。
【9】誰も守ってくれない

あなただけは、信じたい。
殺人事件の容疑者の家族となった少女と、彼女をマスコミから彼女を保護するよう命じられた刑事、2人の目を通して、現代社会の非情さ、人間の危うさ、脆さ、弱さ、そして強さを描く社会派エンターテイメントが誕生。今の日本で起きている、ありのままの状況を浮き彫りにしていく。ごく平凡な4人家族の船村家。ある日突然、その一家の未成年の長男が、小学生姉妹殺人事件の容疑者として逮捕される。東豊島署の刑事・勝浦は突如、その容疑者家族の保護を命じられる。一体何から守るのかも分からないまま、逮捕現場の船村家へ向かう勝浦。勝浦はそこで、容疑者の家を取り囲む、新聞記者、レポーター、カメラマンを目の当たりにする。彼の任務は、容疑者家族をマスコミの目、そして世間の目から守ることだった。容疑者家族の保護マニュアルにのっとり、船村夫婦、そして娘の沙織の3人はバラバラに保護されることになる。沙織の保護を担当することになった勝浦。勝浦と沙織の逃避行が始まる。ホテル、勝浦のアパート、知人のマンション…。マスコミはどこまでも追いかけてくる。さらにネット上の掲示板の書き込みが2人を追い詰めていく。容疑者の妹と彼女を保護する刑事の逃避行。社会のどこにも行き場のなくなった2人の運命の行方は…
2月1日・MOVIX宇都宮10 
君塚監督というかと「MAKOTO」「容疑者・室井慎次」等…その演出手法が好きじゃなく、作品自体の印象が悪かったんで、今回は観るつもりがなかったんですが、予告やポスターの志田未来ちゃんが、あまりにかわいかったので、それだけを楽しみに観ましたが、今回は、以前の様な酷い演出は許容範囲内に影を潜めていました。社会派ドラマで、楽しい映画ではありませんが、ズシりと重いです。よくある刑事モノと違って、加害者の家族を保護する刑事と、加害者の妹、それを追うマスコミ、ネット社会のお話です。これから崩壊してしまうかと思うと痛ましい、妹の楽しい学校生活のシーン、犯罪を犯した兄が逮捕に至る一連のオープニング映像中々良かったです。警察に捕まるのってあんな感じなのかなぁ(苦笑)冒頭の30〜40分は、どこまでホントなの?ってのはあるけど、加害者の家族への警察やお役所の手続きや対応、マスコミからの逃避は、リアル感があり、実にスリリングでした。中盤以降は、一変して、かなり芝居じみた展開になってしまいましたけど…まぁ、見応えがある力作になってましたね。主題歌?の合唱が印象的です。それにしても、加害者の妹であり、多感な少女ってキャラクターを醸し出していた志田未来ちゃんが良い!あまりにも苛烈な現実が次々襲ってくる様は、フィクションではあるけどキツいだろうなぁ〜って感情移入させられました。過去のトラウマを引きずる刑事・佐藤浩市も渋かったですが、そのトラウマや、意味ありげに出ていた木村佳乃とか、公開直前の放送されたTVドラマ視聴を前提とした映画作りって如何なものかと思います。ネットで誹謗中傷する連中は、せいぜい事件現場にこっそり出かけて、写真を撮るくらいで、現実的に行動にでるなんてことはできないですよね。でもネットでの下品で悪質な攻撃は、やや演出過剰ではあるけれど、書き込みの感じなんかはありえそうですね。それとマスコミ、聖人君子気取りで、したり顔で得意げに正義をかざし正論を吐くワイドショーのレポーターとか民法のニュースキャスター…現実にもかなりいますよね。
【8】シャッフル

並び替えられた1週間─その謎を解けば、運命は変わる
様々なジャンルの映画が作られ、もはや真のオリジナリティは存在しないと云われて久しいが、通常の時間概念を大胆に飛び越えながら展開、曜日がシャッフルされて進行するとしたら?という、これまで誰も思い付かなかったアイデアを発展させた本作は、シンプルながら、最後まで先の読めない展開の連続、立て続けに襲い掛かる不可解な出来事に巻き込まれながら、運命に立ち向かっていく主人公。ハリウッドのトレンドを、さらなる次元へ押し進め、映画における新たなストーリーテリングの可能性に挑んだ、斬新且つ衝撃的な未体験スリラー。愛する娘達と親子4人で幸せに暮らすリンダのもとに、ある日、夫ジムが自動車事故で死亡したという知らせが届く。ところが、その翌朝、死んだはずのジムが何事も無かったかのように目の前に現われ唖然とする。しかし、その翌日には、ジムの葬儀の為に、喪服に身を包んだ大勢の人々が集まっていた。さらに、その日以来、全く身に覚えの無い不可解な出来事が次々と起こり始めるが、誰もまともに取り合ってくれない。何かが絶対におかしい!そう思ったリンダは、カレンダーと照らし合わせながら、不可解な出来事を順番に並べてみると、曜日がバラバラにシャッフルされた1週間がやってきているという驚愕の事実に気付く。やがて、ジムの死んだ日であり、全てが狂い始めるきっかけとなった、運命の水曜日がやってくる…
2月1日・MOVIX宇都宮5 
「NEXT」「ブラックサイト」「デスレース」「バタフライ・エフェクト」シリーズ…アイディア勝負のB級テイスト満載ながら、トンデモ設定をうまく生かした面白い作品多いんですが、今作は少し微妙…主人公だけ、1週間の曜日がバラバラになって順不同に訪れるって、発想が斬新で面白かったから、作り方次第では「バタフライ・エフェクト」並に凄く面白い映画になった筈なのに…、脚本がマズいのか?演出がマズいのか?うまく生かしきれていない。前日に夫が事故死したと云う"木曜日"を基点に、主人公だけが朝目覚めると、順番通りではない曜日が順不同に訪れる、未来に行ったり、過去に戻ったり…順不同で一週間を過ごす主人公の記憶と行動、実際の出来事とのギャップ、各曜日に仕込んである伏線や仕掛けが絡み合い、最後に訪れる夫が事故死した当日である"水曜日"、果たして夫の事故死を回避できるのか…「世にも奇妙な物語」にありそうなお話で、それなりに面白そうに感じると思いますが…、何か残るものが無かった云う印象。90分強の上映時間に1週間をエピソードを詰め込んでるんで、テンポ良くどんどん展開するし、アチコチに散りばめられた伏線の回収とか、退屈はしないんですが…割りと想定内範囲でコトが展開し、驚きがあまりない。話が進むにつれて、どんどん展開がこじんまりとした無難な話になっちゃってました。そもそもアイディア勝負のトンデモ設定なんだから、B級らしく、観る者を唖然とさせるような、思い切りが欲しかったな〜事態に気づき、夫の事故死を回避すべく、ボロボロになりながら、八面六臂の大活躍したものの、結局何も変わらず、サンドラブロックの、一週間の大騒ぎは、一体なんだったのか…サンドラ・ブロックのヒステリーな演技の印象だけが残った感じ…この映画からの教訓は、感情的になり過ぎヒステリーを起こすといい事はない…くらいかな。
【7】レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで

世界中の"ふたり"へ、捧げる、深く切ない運命の愛。
「タイタニック」以来、11年ぶりに共演を果たすレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレット主演の感動ドラマ。理想の生活を送っていたはずなのに、やがては信じていたものが崩れていく…。二人の間に本物の信頼はあるのだろうか?いまどれほど深く愛し合っているのだろうか?夢を渇望しながらも、現実の厳しい壁にぶつかり、それでも真実の愛と人生をつかもうともがく人々。1950年代のアメリカを舞台に夢と希望にかけた若き夫婦の葛藤と運命の愛を描く物語。運命のふたりがたどり着く愛の終着点。ゴールデン・コンビの待望の再競演がここに実現。舞台は高度成長期の1950年代、アメリカ郊外に住む一組の夫婦。レボリューショナリー・ロードと名づけられた新興住宅街に住み、二人の子供にも恵まれ、はためには理想の夫婦に見える。しかし、それぞれの心の奥には人にはいえない葛藤があった。元陸軍兵で、いまは会社員として単調な毎日を送るフランクは、虚しい日々からの脱出を夢見ている。一方、女優志願の夢を捨て、子育てと家事に明け暮れるエイプリルはもう一度人生への情熱を取り戻したいと考える。そんなふたりはパリへの移住を決意するが、その実現には数々の問題が立ちはだかる。よみがえった希望に胸をはずませながらも、やがて、その人生は予期できなかった衝撃の結末へと突き進んでいく…。家庭を持つ大人の男でありながらも、少年の繊細さを秘めたフランク役で新境地を切り開いたディカプリオ。失われた夢を追い、遂には大胆な決断へと向かうエイプリル役でますます演技力に磨きがかかるウィンスレット。「タイタニック」では、若い恋人たちの一途な恋が世界の映画ファンを魅了したが、この新作では真実の愛を知った者だけが体験する複雑な苦悩も体現。大人の役者として愛の極限に突き進み、その深い表現力と迫真の演技で見る者を圧倒する…
2月1日・MOVIX宇都宮4 
邦題のサブタイトル"燃え尽きるまで"って「タイタニック」の主演2人の共演ってことで、あの路線を連想させる、客寄せ魂胆が丸見え、だから本編の内容には、まるでそぐわないサブタイトルです。サブタイトルにだまされて「タイタニック」のような純愛モノって感じで見たら…とんでもないことに!なりますよ。男性が夢を追い、それを現実的な奥さんが止めるってのがよくある話ですが、この夫婦は逆で、妻が夫の不満を必要以上に感じ取っていて、夫が夢を実現できないのは、家族のいる現実を受け入れたせいだと信じ込み、無謀な夢を描き夫に追わせようとするが、思うとおりに事が運ばなくなり、不穏な雰囲気になり、いつしか一触即発のメラメラ状態、お互いの不満と憤りが残り火のようにくすぶって、ちょっとした拍子に大爆発!極めつけはラストの朝食シーンの、恐いほどの静けさと張り詰めた緊張感は半端なく凄いです。この本当に疲れる夫婦を演じたデュカプリオとケイト・ウィンスレットの渾身の演技が素晴らしい、言いたい放題の罵り合い、キレっぷり、夫婦の本音と心理が痛くて重いです。特にウィンスレットは「リトル・チルドレン」での演技も最高でしたが、不満を抱える奥様役を演じさせたら天下一品ですね。ありきたりな展開で丸く円満に収めてしまうのかと思いきや、起こるべくして起きた衝撃の結末。性別、未婚・既婚、年代によって感じ方や好き嫌いが大きく変わってくると思います…「タイタニック」の2人が大熱演のズッシリ重い、良く練り込まれた社会派の人間ドラマですが、10年ぶりの顔合わせが、こうも後味の悪い衝撃作になるとは…私には向いてないタイプの作品かなぁ…。