2009年 映画館に行きました!4月
 
【35】スラムドッグ$ミリオネア

運じゃなく、運命だった。
日本でもお馴染みのクイズ番組で史上最高額まであと1問と迫ったスラム育ちの青年が語る過酷にして波瀾万丈の生い立ちが、多彩な要素を巧みに織り込みつつスリリングかつ躍動感いっぱいに描かれてゆく。世界中で数々の映画賞を獲得し、ついにはアカデミー賞で作品賞を含む最多8部門を受賞する快挙を成し遂げた。全ての答えの裏側に、インドを疾走する彼の人生があった??世界最大のゲームショー「クイズ$ミリオネア」で一夜にして億万長者のチャンスを掴んだスラムの少年。全てを賭けた〈ファイナル・アンサー〉を探して彼の過酷な人生を駆け抜ける。18歳の少年ジャマールは、警察に逮捕された。理由は、インドで大人気を誇る世界最大のクイズショー「クイズ$ミリオネア」に出演し、あと1問正解を出せば番組史上最高の賞金を獲得できるところまで勝ち抜いたからだ。いまだかつて医者も弁護士も、ここまで勝ち残ったことはない。しかも、ジャマールは、学校にも行ったことがないスラム出身の孤児なのだ。果たして彼はどんなズルをしているのか? いや、それとも彼は生まれながらの天才なのか?クイズ番組、警察での尋問、ジャマールの回想シーンの3つを巧みに織り交ぜながら展開するスマートな構成。しかし、物語のコアとなるのは、ピュアすぎるほど美しいラブストーリー。何はさておいても今すぐ観に行きたい、スリルと愛、残酷さとユーモア、そして涙と感動にあふれる一作がここに誕生した!!世界最大のクイズショーで、残り一問まで辿り着いたスラムの少年。間違えれば、一文無し。正解すれば、番組史上最高額の賞金を手に入れる。果たして最後の質問には、何が用意されているのか? ジャマールは、本当の目的を達成することができるのだろうか。彼に出された最後の質問は、ジャマールの人生を試すような驚くべき質問だった…
4月24日・TOHOシネマズ宇都宮6 
「クイズ$ミリオネア」を題材にしたアカデミー賞ってことで、運のいい男がツキを糧に巧みにクイズに正解していく様を描いた映画なんだろう…って思い観に行きましたが、良い意味で予想外の展開でした。『人生において1番大切なのは何ですか?A:運、B:経験、C:知識、D:お金』このファイナルアンサーを探っていくような2時間でした。冒頭、インドのスラム街育ちのジャマールが何故「クイズ$ミリオネア」で正解を続けられたか?という問いが投げかけられ物語が始まります。クイズ司会者の誘導に惑わされることなく正解を続け賞金を獲得していく。インチキをしていたのではないかと疑いをかけられるジャマールが、ミリオネアに出場するまでの人生を紐解いていくことで、正解を続けられた訳が明らかになっていきます。「クイズ$ミリオネア」という番組の仕組みを上手く使って、クイズの答えを知らなかったら、ここまで生き延びてこれなかった少年時代の過酷なエピソードが、出題される問題に巧妙に重ねてあり、ドラマチックでリアルなストーリーなっていました。脚本の練り込み、巧みな構成と演出で作品の世界にどんどん惹き込まれます。「クイズ$ミリオネア」のBGMって、万国共通なんですね〜日本版のみのもんたも独特のいやらしさあるけど、この映画の司会者もスラム街の人間に対して上から目線で独特のいやらしさでした。物語は、生きるために悪いことに手を染めた兄が、ジャマールのために最後は、いいところを見せて見事全問正解、賞金日本円で4000万(日本のミリオネアの4倍)を勝ち取り、離れ離れになったヒロイン・ラティカ(小さい頃のラティカ役の女の子存在感が抜群)とも結ばれ、ハッピーエンドの展開に最後はホッとしました。そしてエンドロールの主役も悪役も総出になって踊りまくるダンスシーンは、イギリス映画ではあるけどインド映画を意識した作りになってます。とにかく中々お目にかかれないタイプの面白い映画でした。オススメです。
【34】ある公爵夫人の生涯

18世紀にも、スキャンダル。
宿命という名のもとに生きた"もうひとりのダイアナ"。故ダイアナ妃の祖先デヴォンシャー公爵夫人の華麗でスキャンダラスな実話を完全映画化。今も世界中の人々に愛される英国の元王太子妃ダイアナ。その直系の祖先で、彼女を思わせる華やかでスキャンダラスな生涯を送った女性が200年前の英国にも実在した!18世紀後半に17歳という若さで、世界で最も裕福な公爵のひとり、デヴォンシャー家に嫁いだジョージアナ・スペンサー。聡明で情熱的な性格の彼女は輝くばかりの美しさを誇る公爵夫人として、英国中の人々に愛された。しかし、ただひとりだけ彼女を愛さないデヴォンシャー公爵とその愛人との同居生活の中で、葛藤の日々を送った。やがてジョージアナにも情熱的な恋が訪れるが、それは公爵夫人として許されない関係だった…キーラ・ナイトレイがカリスマ的なヒロインを見事に熱演。華やかな生活の裏で、夫の無関心や親友の裏切りに苦しみながらも、自身の信念と愛を貫こうとした実在のヒロイン。知られざるジョージアナの葛藤と愛とは?その真実の物語が今、明らかになる…
4月18日・MOVIX宇都宮5 
主演を「スターウォーズ」シリーズのナタリー・ポートマンだと思い込んでいて、観ているとき気がつきませんでしたが、実は「パイレーツオブカリビアン」シリーズのキーラ・ナイトレイでした…言われてみればわかるんだけど、パッと見では、この二人私的にはさっぱり見分けがつかないです!不倫ものは、現代劇より、昔の話の方がえげつないですねぇ〜。夫の愛人は自分の友人、しかも3人で奇妙な共同生活を強いられる、自分も幼馴染みと不倫に走るが、夫はそれを許さず権力と子供を餌に引き裂かれ、夫とその愛人と終生共に過ごす…昼ドラでも中々無いようなシュチエーション。しかもこれ実話っていうからオドロキ!ジョージアナは当時の人々に人気があったそうで、その不幸な境遇が、子孫であるダイアナ妃と被るってのが、この映画の宣伝文句になってますが、ダイアナ妃は夫に見切りをつけて離婚、ジョージアナは妥協…。夫は細い棒でなら妻を殴っても罪に問われないし、愛人がいることも当然な時代。夫の行い酷いものだけど、でも、この時代では、当たり前で誰にも責められないのことなんでしょうね。まぁそれぞれの生き方が、よくまっていて、この時代の女性たちは、本当に大変だったと云うことが、シミジミと伝わってきました。今も昔も男はあまり変わっていない様に思いますけど、変わったのは女性ですね…現代は女性が強くなってます(苦笑)。同じような雰囲気の「ブーリン家の姉妹」の方が、ドラマチックな悲劇でしたが、実話をベースにした英国のドロドロ愛憎劇恐るべし!です。
【33】おっぱいバレー

見せられるわけ、ないじゃん!?
実話を元にした笑いと涙の青春小説を遂に映画化!インパクトのあるタイトルと、タイトルからは想像もつかない感動のストーリーが映画化。弱小男子バレーボール部の顧問になった女性教師が、ひょんなことからやる気のない部員たちとあり得ない約束をさせられたことで事態は急転!思春期ど真ん中のバレーボール部員たちが、ただ1つの目標に向かって、笑いあり、友情あり、涙ありで成長していくフィクションのような実話。主演は「僕の彼女はサイボーグ」「マジックアワー」「ICHI」「ハッピーフライト」と話題作へ出演が相次ぐ綾瀬はるか。1979年の北九州。寺嶋美香子は、戸畑第三中学校に赴任してきた新任教師。彼女は中学生の時に1人の教師に出会ったことがきっかけで教師になったが、前の学校でのある事件で生徒の信頼を失い、教師という仕事に絶望していた。新天地での再スタート!と意気込んで顧問に立候補した男子バレーボール部はや廃部寸前状態だった…。美香子は彼らのやる気を出すために、"試合に勝ったら、先生のおっぱいを見せて!"という、あり得ない約束をさせられてしまう。夢のような約束を手に入れた部員たちは、今までとは別人のようにバレーの練習に打ち込んでいく。おっぱいを見せたくないが、部員たちに勝つ喜びを教えたいという矛盾する想いに悩みながらも、美香子は目標に向かって一生懸命頑張る部員たちと向き合い、次第に教師としての自信を取り戻してゆくが、ある日、おっぱいの約束が学校に知られ大問題になってしまう。一人前の教師になって恩師に報告したいという想いとは裏腹に、取り戻しつつあった自信をまたもや失った美香子は、亡き恩師の墓前で夫人から思いもよらなかったある事実を聞かされる…。果たして、生徒たちは試合に勝って、先生のおっぱいを見ることができるのか?そして美香子は、教師として生徒たちに何をしてあげられるのか?おっぱいの約束から始まった青春物語は、想像もつかない感動の成長物語に変わっていく…
4月18日・MOVIX宇都宮3 
サイボーグ、座頭市、スチュワーデス、バーテンダー…映画出まくりの綾瀬はるか。ほんと色んな役を次々に見事にソツなく演じ分けていて凄いです。ドラマ「鹿男あをによし」以来の先生役。おっぱいなんて見せれない!でも試合には勝って欲しい!のジレンマがヒシヒシと伝わってきます。おっぱい見せてあげるって云っても、いやらしさを感じさせたり、下世話なことに関心にいってしまいそうなところを、演技なのか?素なのか?計算なのか?天性なのか?ほんのりとさせてしまう綾瀬はるかのキャラクターが実に素晴らしい。"全力でないもの死すべし!"最後の試合の場面、対戦相手の応援横断幕にニヤリです、「逆境ナイン」の監督さんならではの知る人ぞ知る小ネタでした。さて本編ですが、舞台は70年代、キャンディーズやピンクレディ…全編を彩る当時の歌謡曲や、あの時代の雰囲気が抜群!思わず口ずさみそうになりました。エンドロールの「微笑みがえし」は涙ちょちょギレものでした。懐かしさと微笑ましさ、まさに私の中学時代の頃のお話です。この映画の舞台は北九州、私も当時同じ九州・熊本に住んでいたんですよねぇ〜。いわゆる青春時代って、過ぎてみると笑ってしまうようなくだらない事に一生懸命になったりしてたなぁ〜先生のおっぱいを見るために、頑張る6人の中学生が何とも良いです!女性への興味や憧れを感じ始めたこの頃の感情を懐かしく思い出しました。確かにあの頃はこの映画の中学生たちと大差なく、あんなことばっかり考えていたような…私もこっそりと深夜番組見てたなぁ〜、劇中同様「11PM」が競馬、麻雀、釣り特集だったときは、心底がっかりしたり、怒ったりしたものです(笑)。でも動機は不純だけど、純粋なスケベっぷりは、イヤらしさがなく、思わず笑ってしまいます。物語としては、綾瀬はるか先生が中心になっていて、もう少し生徒と先生の絆が深まっていく様を描いていてもよかった気がしますが、かつての恩師とのエピソードは泣けましたし、これはこれで良かったかな。タイトルにインパクトがあってちょっと口にするのがちょっと恥ずかしいけど、是非観て欲しい作品です。笑って、笑って、最後は思わず涙…アツい青春映画好きにはおススメです!観終わった後『ナイスおっぱい!』って恥ずかしくなく言えると思いますよ。
【32】レッドクリフ Part II 未来への最終決戦

信じる心、残っているか。信じる心が、未来を変える。
戦いは、赤壁<レッドクリフ>へ。風は未来へ。男たちの結束が揺らぐとき、女たちの勇気が動き出す。誰も見たことがない究極の映像が、そのベールを脱ぐ!驚異的な大ヒットを記録し、日本中を赤く染めた"PartI"の興奮も冷めやらぬ中、早くも"ParII"が日本上陸。ジョン・ウー監督渾身のビッグ・プロジェクトが、いよいよ完結する!信じる心があれば、どんな過酷な状況も乗り越えられる。信じる心があれば、奇蹟を起こすことができる…。曹操の非情な作戦の前に、男たちの結束は崩壊。連合軍は絶体絶命の窮地に追い込まれる!死線を越えたかけひき、繰り広げられる頭脳戦!孔明の秘策、周瑜の戦略、尚香の帰還、そして小喬の決断。それぞれの命運は赤壁へ…孫権軍の司令官・周瑜役には、アジアを代表する演技派トニー・レオン。物静かな中に闘志を秘めたカリスマ的な武将を魅力たっぷりに演じている。周瑜と固い友情で結ばれ、秘策・奇策を次々と編み出す劉備軍の天才軍師・諸葛孔明役には金城武。中国史上最も有名と言っても過言ではない孔明という人物に現代的な解釈を加え、飄々としたキャラクターとして演じている。周瑜の妻・小喬役には台湾のスーパーモデル、リン・チーリン。赤壁の戦いが勃発した秘められた理由を悟った小喬の決意を、凛とした美しさで表現している。天下統一を大義名分とし、劉備軍と孫権軍に襲いかかる帝国の支配者・曹操役にはチャン・フォンイー。戦いを通して成長していく若き君主・孫権役には、チャン・チェン。孫権の妹で、男勝りな活躍を見せる尚香役には、「少林サッカー」のヴィッキー・チャオ。義に篤く、勇猛果敢な武将・趙雲役には、中国を代表する人気スターのフー・ジュンが扮している。また、周瑜の部下・甘興役で、日本から中村獅童も参戦。時代劇という慣れ親しんだフィールドで抜群の存在感を見せる。歴史的な大戦“赤壁の戦い”の火蓋が切って落とされるが、兵士や村民が疫病に襲われているのを目の当たりにした劉備は戦意を喪失。連合軍の絆は綻び、結束は揺らぐが、それでも連合軍の司令官・周瑜は戦いをあきらめず、軍師の孔明も劉備の復帰を信じて打倒曹操の秘策を練る。そして男たちの陰で、連合軍の窮地を救おうと女たちも立ち上がる。孫権の妹・尚香は男装して曹操軍に潜入し、周瑜の妻・小喬は自らの危険をかえりみず、ある行動に出る。それぞれの未来は、赤壁で決まろうとしていた。果たして連合軍に勝機はあるのか?周瑜は小喬を取り戻すことができるのか? 孔明の秘策は通用するのか? 劉備たちは戻ってくるのか? 歴史に残る大戦"赤壁の戦い"が、いよいよ決着の時を迎える。"歴史書・三国志"、"小説・三国志演義"を踏襲し、勇気、友情、愛をテーマに、新しい物語として完成した"レッドクリフ"二部作。ジョン・ウー流エンタテインメント超大作が、今新たな歴史を作る…
4月10日・TOHOシネマズ宇都宮1 
前作が凄く面白かったので、今回の完結編を楽しみにしていて、公開初日にワクワクしながら観に行きました。今回も迫力満点!期待通り…というか期待を遥かに凌ぐスケール感に圧倒されました。物語は前作の終了シーンの直後からはじまります。元々1本だったけど5時間近い長編になってしまい、2本に分けたって話は、本当なんだって思いました。一本の映画としたら前作は序盤から中盤、今作は中盤からクライマックスってことになるんだから盛り上がる訳ですよね〜。戦況を見極めながら、次の一手を考えていく展開にドキドキワクワク。全編グイグイひきつけられる感じで、2時間20分があっという間に感じました。決戦前、嵐の前の静けさ、緊張感…煽る煽る、焦らす焦らす…そしてついに"赤壁の決戦" の火蓋が切られる!スケールアップした、これでもかこれでもかの戦のシーン。二千隻の船が燃え上がる火攻めの映像は圧巻。ここだけでも一見の価値有り。壮絶な水上の船での攻防から、敵本陣への突入!火力での攻撃は、音も映像も凄いの一言です。とにかく迫力が物凄いです。これはスクリーンで観ないともったいない、スクリーンで観なければ、あの迫力は味わえません! ちょっと前寄りで鑑賞がオススメかなぁ。壮大なセットや、本物の火、CGの技術も素晴らしいけど、それ以上にあれだけの人数が、あんな大仕掛けの中で動くところが凄いです。喚声や掛け声もド迫力です。撮影は大変だったと思います。そしてドラマ部分、圧倒的な戦力の差がありながらも、敵を翻弄する周喩の戦略、風を読む孔明の戦略が劣勢を優勢に翻す。小喬と孫尚香も、それぞれの役どころで女の戦い方というか、文字通り歴史の影に女あり!と言わんばかりの奮闘でした。前半は敵陣に潜り込んで"デブ助"尚香が大活躍。そして思わず息を飲む美しさの小喬の"内助の功"、曹操の進撃を遅れさせる重要な役でした、ふたりとも勇気あるなぁ〜まさに連合軍の総攻撃です、壮絶な最期を遂げた中村獅堂の甘興も良かったし、草鞋を作るだけの頼りないおじさんだった上に、疫病蔓延に戦意喪失、身を守るために離反した劉備、"敵を欺くにはまず味方から"最後はオイシかったですね〜。趙雲は相変わらず大活躍です。趙雲は劉備軍の武将では関羽、張飛につづく三番手というイメージでしたが、今回も見事な棒高跳びを披露、主役級の大活躍です。でも他の将軍二人は見せ場ほとんど無かったのが残念、関羽は顔見せ程度、張飛は殺されたのかと思いました。前作では、各武将のワンマンショー的なシーンが多かったけど、団体戦中心の今作は、やや活躍が抑え目にされていました。それにしても周喩:トニー・レオンかっこよすぎ!物語の終り方も、メッセージ性があって良かったですね、戦争って勝った方も負けた方も犠牲を払う、人が戦い、殺し合っても結局は何も生み出さないということをシミジミと感じました。混沌とした現代ですが、この作品を通し歴史を知ることで、人と人の信頼、友情、諦めない心の大切さを改めて教えられたような気がします。劇中音楽も良いですが、メンテーマをモチーフにした、エンドロールに流れる主題歌"久遠の河"は最高です。メンズデー1000円で観たんですが、それが申し訳ないくらいです。絶対損はしないので、みんなに観て欲しい映画です。いつか三国志の小説を全部読んでみたいと思いました。
【31】ザ・バンク 堕ちた巨像

真実さえ、取引されるのか。
世界中の巨富が流れ込む、その銀行の莫大な資金の行方。インターポール捜査官が辿り着いた、隠された真相とは。追い詰める側が追い詰められていく、究極のスパイラル・サスペンス。世界の富裕層から莫大な資金が集まる、欧州を代表する巨大銀行IBBC。しかし、その取引には、ある違法行為の疑いが…。ニューヨーク検事局のエレノア・ホイットマンと共同で捜査に乗り出したインターポール捜査官のルイ・サリンジャー。ベルリン、リヨン、ルクセンブルク、ミラノ、ニューヨーク…次々と消されていく証人や証拠に翻弄されながら、彼らの追跡は国境を越えていく。世界屈指のその銀行の資金は、いったい何処へ流れているのか?核心に近づくたび断ち切られる真相解明への糸口。政府・諜報機関・多国籍企業・犯罪組織など、この世界のすべてのシステムに関与しているメガバンクの裏を暴くことは、サリンジャーにとって法の枠を越えることを意味していた。家族の命さえも狙われかねないホイットマンを残し、一人で立ち向かう決意をするサリンジャー。そして強大な権力を従えたIBBCに正義の裁きを下すため、彼はトルコ・イスタンブールへ─。ニューヨーク・グッゲンハイム美術館で繰り広げられる銃撃戦は、映画史上類をみない壮絶な緊迫シーンでたたみ込み、観る者すべてを釘付けにする!今日の世界金融危機を予見した衝撃のリアリティ。世界的な金融危機に陥っている今の時代を映し出し、国際社会に広く深くネットワークを張り巡らすメガバンクの裏側をえぐり、政府・諜報機関・軍事産業・犯罪組織さえも巻き込んだ世界経済の内幕にメスを入れている。真実に近づくたび、正義が汚されていく。その銀行に不利益な証人は、すべて消されていく…この世界には、正義と悪の境界線はあるのか…
4月4日・TOHOシネマズ宇都宮4 
裏で世界を支配する世界的なメガバンクの巨大な陰謀が徐々に暴かれ、最後に全てが公に…って話になるのかと思ってましたが、陰謀を解き明かしていくというより、巨悪の陰謀に挑むインターポールの捜査官の戦いを描いた映画でした。最後まで緊迫したストーリーなので飽きさせることはないのですが、最後は空しいオチでした。この後どうするのか?事態はどうなるのか?気になる終り方でしたが、世界的規模の巨大銀行と企業と各国政府とその機関の闇の部分のつながり…実際にありそうな設定をサスペンスタッチで、上手くまとまってあっておもしろかったです。現実はもっと汚く、そしてもっと水面下で、決して表舞台に明かされることなく闇で動いてるんだろうなぁ〜って思います。まぁ映画的に面白味も必要だからとは思いますが、美術館みたいに人が集まる場所で、あんなド派手に邪魔者を抹殺しようなんて事は現実にはありえないでしょうね。でも画的には美術館での壮烈な銃撃戦は見事な出来栄え、本来の敵味方入り乱れて、差し向けられた殺し屋と撃ち合う場面は手に汗握る迫力です。この作品の元になったのはBCCIという実在のメガバングだそうで、その辺の情報を事前に仕込んでおけば、もっと現実味を持って観れるかもしれませんね。ベルリンを振り出しに、NY、フランス、ルクセンブルク、ミラノ、NYに戻って、最後はイスタンブールへと舞台がめまぐるしく展開して、観てる側も一緒に旅行している様な気分になれますよ。インターポールって「ルパン三世」の銭形警部のように、大きな権限を持って、世界中で捜査活動する組織だと思ってましたが、実際は各国法執行機関の連絡機関程度の組織だったんですね〜
【30】ウォッチメン

知ってはならない、真実がある―。
「300<スリーハンドレッド>」のクリエイターが挑む驚愕のビジュアル・ワールド!歴史に隠された真実を暴く、衝撃のリアル・ミステリー超大作!かつて"ウォッチメン"と呼ばれる者たちがいた。JFK暗殺事件、ベトナム戦争、キューバ危機…彼らは"監視者"となって世界の重大事件に関わり、人々を見守り続けてきた。だが1977年、政府によりその活動を禁止され、ある者は姿を消し、ある者は密かに活動を続けていた。そして1985年、未だニクソン大統領が権力を振るい、ソ連と緊張状態にあるアメリカで、かつてのウォッチメンだったの男が暗殺されたことから全ては始まった。殺害現場に残された血が付いたスマイル・バッジは、男がスーパーヒーロー"コメディアン"として活躍していたときのトレードマークだった。現場に現われた"顔のない男"ロールシャッハは、事件の背後に陰謀の臭いを嗅ぎとり、すぐさま"ウォッチメン"と呼ばれたかつての仲間たちの周辺を独自に調べ始めるが、事件を追いかけていく先々で、かつてのヒーローが次々と殺されていく。なぜウォッチメンが狙われるのか? いったい誰が何を仕組んでいるのか?やがて、歴史的事件に関わってきた"ウォッチメン"の真実が徐々に明らかになるにつれて、想像を絶する巨大な陰謀が動き始める…。監視者として活動し、"ウォッチメン"と呼ばれたスーパーヒーローたちが存在していたもうひとつのアメリカを舞台に、彼らが次々と何者かに消されていくという謎の行方を、彼らの活躍の歴史と心の葛藤を織り交ぜながらスタイリッシュかつダークな世界観で壮大に描き出す…
4月4日・TOHOシネマズ宇都宮7 
ウルトラマンや仮面ライダーみたいなスーパー・ヒーローが現実に存在したらどうなるか?をアメリカ的に映画化したらしい…J.F.K暗殺やキューバ危機、ベトナム戦争、東西冷戦などアメリカの歴史をベースにして、ヒーロー達がどう介在して、今のアメリカを築き上げたのかを描くものだと思ってたし、某批評サイトでは98点"今週のオススメ"なんて書かれていたし、それなりに楽しみにしていたんですが…実は観る人を選ぶ、一般的に受け入れ難い作品でした。単純明快なヒーローモノではなく、重苦しぃ〜い感じで、疲労感すら感じました。とにかく何がスクリーンで展開されているのか?訳がわからず、序盤20分弱で内容が分からなくなり、思考停止…そのまま睡魔に襲われ、163分と云う上映時間が、長く果てしなく感じました。R-15になってるけど、R-18じゃないかって思うほど、残酷な血肉が飛び散る暴力シーンや、露骨に細かく描かれた過激なエロ描写…ほとんど化け物のDrマンハッタンの不快極まりない股間描写も目障り…原作がどんなモノものなのか知らないけど、この映画の下地になっているアメリカの病巣に呆れるというか、この感覚が理解できるアメリカ人向けの映画ですね、だからアメコミ好きには面白く見えるのかもしれないです。ただ唯一の救いは「300」の監督作品なので、映像に関しては、独特の斬新かつワンカットワンカットが描かれた映像スタイルで、上手くこの作品の世界観を表現していたと思いますが、それ以外は全くダメダメの酷い映画を観てしまったって感じです。
【29】マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと

キミがメチャクチャにした人生が、私たちの宝物。キミも、ちゃんと幸せでしたか。
愛犬を通して結婚や家庭生活をめぐる普遍的なテーマを描き出し、世界中の人々に熱い共感を呼び起こした大ベストセラーエッセイの完全映画化。子育ての予行演習のつもりで、新米夫婦が新しい家族として迎え入れたのは、かわいらしいラブラドールレトリバーのマーリー。ところがマーリーは、驚くほどやんちゃな犬だった!とめどないエネルギーをまき散らし、とんでもないことをしでかすマーリーのおかげで、一家はしょっちゅう大混乱!それでも、いつしか彼らは気づいていく。世界一おバカなこの犬が、どれほど家族にとっていとおしく、最高な人生を贈ってくれたかということを─。新聞のコラムニストをしている新婚夫婦のジョンとジェニーは、子どもを持つ自信をつけるため、犬を飼うことを決意。そして、やって来たのがマーリーだ。ところが彼は、手に負えないほどのおバカな犬だった!やんちゃで元気いっぱい、なんてもんじゃない。ほかの犬や飼い主に飛びかかり、顔中をヨダレまみれにする。雷にパニクる。家具を噛みちぎり、何でもかんでも食べたがる。買ったばかりの高価なネックレスまで。おかげでジョンは、マーリーのうんちにまみれるハメに。訓練学校でもサジを投げられ、お払い箱にされる始末だ。やがて子供たちに恵まれた家族は、そんなマーリーに手を焼きながら、人生の喜びを味わい、そしてかけがえのない日々を過ごしていく…
4月4日・TOHOシネマズ宇都宮2 
「マリと子犬の物語」みたいない映画を予想していましたが、「犬と私の10の約束」に近いお話でした。ファミリー向けと云うより、夫婦やカップル向けかな、微笑ましくはあるけど、下ネタ多いです(笑)邦題の"世界一のおバカな犬…"より、原題の"マーリーと私"の方が、物語にあってると思いました。一人寝を寂しがったり、雷を恐れたりして吠えまくったりしますが、しっかり状況把握していて、虚勢に連れてかれる途中の車から逃げ出そうとしたり、悲しんでいるジェニーそっと寄添ったり…少なくとも"おバカ"ってタイトルのネーミングは如何なものでしょうか?三世代を三匹で分担して演じた各々の"マーリー"の名演が際立ってましたが、どこにでもいるような普通の夫婦を上手く演じ夫婦役の二人も抜群によかったです。子供を授かった喜び、やりがいのある仕事を得られるチャンス、子育ての苦悩、仕事の断念…人生、全然自分のペースでは進まない、色々振り回されて、何一つ思うようにならない。でも、そんな思うようにならない事ことが、後でいい思い出になるってことを感じます。新婚カップルの子育ての予行練習して迎えられた"セールわんこ"マーリーを物語のど真ん中にマーリーを置いて、マーリーを絡めたエピソードの数々を通して、夫婦が抱く心の葛藤や悩み、家庭を築く事の難しさが描かれてました。中でも、信じられない旅をしたネックレスのエピソードが印象的です。マーリーがいたから大変だったこともたくさんあったが、マーリーがいたからこそ、この家庭がある。そして、いつしか家族にとってかけがいのない存在のマーリーとの言葉にならない別れの時が訪れる。長男がマーリーのビデオを観ているシーン泣けました。新婚カップルは"セールわんこ"として買われてから、一家5人の家族に見送られて大往生を遂げるまでのマーリーの半生…笑って最後泣けます!