2009年 映画館に行きました!5月
 
【50】ラスト・ブラッド

斬り開く―私の運命明日が見えない混迷の現代、世界は一人の少女に出会う。
私の血は、知っている。自分が何ものなのか─。神は無情、なんと残酷な運命。人類の未来は、たったひとりの少女に背負わされた。サヤ16歳。セーラー服に身を包み、日本刀をきらめかせ、"敵"を一瞬で斬り捨てた時、黒の瞳は、哀しみにも似た一筋の光を放つ。彼女、一体何もの?今、サヤは走り出す。世界の危機を救うため、己の運命を斬り開くために。セーラー服少女が日本刀を手にヴァンパイアとの死闘を繰り広げるアニメ「BLOOD THE LAST VAMPIRE」を実写映画化したバイオレンス・アクション・ホラー。主人公サヤに「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョン。サヤ因縁の敵"オニゲン"には、日本から小雪が参加。アジアを代表する二大ビューティ夢の競演が実現!世界中から一流スタッフキャストが集結した一大映像プロジェクト!明日が見えない混迷の現代、世界は一人の少女に出会う。セーラー服に日本刀で、敵をぶった斬る孤独な少女の勇姿は、アクション映画に新たなヒロインの誕生を予感させる。戦国時代、大量に流された人の血によって力を得た種族"オニ"。以来400年以上にわたって続く人類とオニとの戦い。そして、ベトナム戦争が混迷を深める1970年、オニの前に一人の少女が現われる。日本刀だけを武器に、たった一人でオニ退治を続ける少女サヤ。彼女の目的は全てのオニの起源である"オニゲン"を倒すこと。それは、殺された父の仇討ちだった。オニの殲滅を目的に創設された秘密組織の手引きで、オニの活動が活発化しているアメリカ空軍関東基地内の学校に潜入したサヤ。彼女はそこで、同級生のアリスをオニの襲撃から救い出す。やがて2人は行動を共にするようになるが…
5月30日・TOHOシネマズ宇都宮5 
日本が舞台だけど、撮影は中国とアルゼンチンだそうで…何か無国籍映画って感じでした。「アンダーワールド」と「キル・ビル」を足して、2で割ってアジア風の味付けをしたって感じです。世界観や背景は「アンダーワールド」、アクションは「キル・ビル」と思えばいいかなぁ。「猟奇的な彼女」のチョン・ジヒョンが、セーラー服に身を包み、日本刀を持って鬼を斬って斬って切りまくる!この鬼との攻防はかなり壮烈で、「キル・ビル」さえも凌いでいるかも…ワイヤーアクション全開で、さぞやハードな大変な撮影だったと思われます、トップ女優で、この頑張りは賞賛に値します。舞台は70年代の日本ですが、少しズレた独特の日本像ですが、昔の地下鉄車両を使ったりして、40年前の日本が頑張って再現されています。ストーリーはまぁ滅茶苦茶と云うか脈絡が無く、様々な設定が回収されず、お粗末って感じですが、それほど期待して観に行った訳じゃないので、期って期って斬りまくるっていう部分では、楽しく鑑賞できました。強いて言えば、最後の決戦が、唖然とするくらいあっけなかったかな〜ラスボスの小雪演じる妖艶なオニゲン、鬼族の頂点に立つ、最強の筈なのに…あっさり倒され過ぎです。後で知ったんですが、敵の中ボスが、かつて和製ブルースリーと云われた「闘えドラゴン」の倉田保昭がだったんです、全然気がつきませんでした(苦笑)
【49】スター・トレック

なぜ挑むのか。
あなたは"ジェームズ・T・カーク" と共に未知の世界へと旅立ち、誰も知らない、宇宙を体験する。「LOST」「クローバーフィールド/HAKAISHA」新たな映像プロジェクトを立ち上げる度に世界中の話題をさらってきたクリエイター・J.J.エイブラムス監督。この映画は過去に何度も製作された「スター・トレック」の最新作ではない。1966年に創作されたTVシリーズ「スター・トレック/宇宙大作戦」を基に再構築、主人公カークたちの青年期に焦点をあて、無限大の宇宙や未知なる文明との遭遇、経験を通して成長していく姿を、VFXを駆使したスペクタクルかつ臨場感溢れる映像で描き出すスペース・アドベンチャーのリ・イマジネーション。突然の非常事態に見舞われる惑星連邦軍戦艦USSケルヴィンの中で生を受けたジェームズ・T・カーク。この時キャプテン代理を務めていた彼の父は、自らが犠牲となり800人のクルーを救った。22年後、無軌道な青春時代を送った青年カークは、未だ将来を見出せずにいた。そんなある日、父の壮絶な最期を知る惑星連邦艦隊のパイクと出会う。新型艦USSエンタープライズの初代キャプテン、パイクの"父親を超える男になってみろ"との檄に突き動かされ、艦隊に志願するカーク。それから3年、優秀な能力を発揮しながらもトラブルが絶えないばかりに士官への壁を越えられずにいたカーク。ある時、緊急事態の発生で同期の仲間たちが出動していく中、謹慎中のために待機となるカークだったが、友人の機転でUSSエンタープライズに潜り込むことに成功する。そこには、サブ・リーダーとして搭乗しているバルカン人と地球人の混血スポックもいた。バルカン人特有の論理的で冷静沈着なスポックと直感で行動する男カークは互いに相容れない存在として、以来ことあるごとに対立してしまうが…
5月30日・TOHOシネマズ宇都宮4 
宇宙、それは最後のフロンティア…カーク船長が誕生するまでの軌跡を描く宇宙冒険巨編。後の宇宙モノに大きな影響を与えたスペースオペラ「スタートレック」のエピソード0、それなりに 思い入れのある作りのようで"トレッキー"と云われる方々には絶賛されているようですが、私は"トレッキー"じゃないのでイマイチ乗り切れないとういうか…スタトレのお約束事を知らないので、世界観にそれほど浸れませんでした…だから変なトコが色々気になってしまいました。「クローバーフィールド」の監督の趣味が炸裂の吹雪惑星で現れる巨大モンスター「スターシップ・トゥルーパーズ」のバグみたいでしたが、逃げ込んだ 洞窟に現われたよぼよぼの爺さんが持ったタイマツで追い払うけど、モンスターの図体からしていくらなんでも過敏に反応しすぎじゃない?超最新型宇宙船のシャトルに安っぽいビニールの「のれん」があるし、地球側は最先端技術って感じなのに、敵側は薄暗く何故かアチコチに水溜りのある宇宙船で、 顔面ペインティングにレザーコート姿…捕獲した人質への尋問は、無理やり口を開けての自白用 宇宙ナメクジ挿入って江戸時代の顔負けの拷問スタイル。船長に反逆して船外追放になった副館長が、ご都合主義で戻ってきて船長就任したりと、人間関係やら何やら良く分からず、カークの即断即決即行動に合わせて。驚くほどのテンポで話が進んでいくので置いてけぼりにされそうになりました(トレッキーの皆さんごめんなさい)。もっとUSSエンタープライズのビジュアルを見せて欲しかったなぁ〜って思うほど、映像の迫力は素晴らしかったと思います。
【48】消されたヘッドライン

暴くのか、逃げるのか―。
全米メディア騒然のポリティカル・サスペンス。混迷の2009年、サスペンス新時代が到来する!『これはネタじゃない、事件だ』何の関係もない2つの殺人事件が、ひとつの糸で結ばれた時"現代アメリカ最大の闇"がその姿を現す―。1人の女性の死亡記事。ワシントン・グローブ紙の記者たちは、被害者女性と国会議員のスキャンダルを追ううちに、前夜に起こった別の殺人事件との奇妙なつながりを見出す。ベテラン記者のキャルは、豪腕の女編集長キャメロンに言われ、渦中の議員コリンズとの接触を試みる。旧友であり取材対象でもあるコリンズとのやりとりをきっかけに、彼は相棒のデラとともに警察の捜査をも凌ぐ、新聞記者独自の調査方法を駆使して、事件の裏側に迫っていく。ライバル紙のスッパ抜き、クールな上司のプレッシャー、警察との腹の探り合い。困難な状況を乗り越え、ベテランならではの鋭い嗅覚で真相に迫るキャルだが、そこには想像を絶するアメリカ最大の闇が待ち受けていた。迫りくる暗殺の恐怖、幾多の圧力の中、はたして彼らは、真実を暴くことができるのか…
5月30日・TOHOシネマズ宇都宮8 
消された:権力対新聞社のお話、サスペンス&社会テイストを期待して楽しみにしていたんですが、まぁそれなりにおもしろかったんだけど、オチが…ありがちなどんでん返し…展開が速から、ボーっと見てたらおいていかれます。テンポも悪くないし、題材も悪くはないと思いますが凄く面白い!って程ではない。巨悪と闘うのは、はみだし刑事や元特殊工作員というのが多いですが、ロン毛と不精髭の怪しいメタボ親父にしか見えない新聞記者のラッセル・クロウが、恐ろしく敏腕ぶりを発揮、CIAばりの情報収集・分析力で陰謀の真相に迫っていきます。紆余曲折の末、陰謀を暴くも突如主人公が閃きで、もう一つの真実がっていうパターンが、変に物語を複雑にして、細かな部分についていけなくなりました。国家権力絡みの巨悪に立ち向かって…だったのに着地点誤った感じ、 スピード感ある良いテンポ展開だったのに、はぐらかされた様で、爽快感に欠けたオチでした。全てが暴かれた新聞が刷られるトコを映すエンドロールは良かったですね。それにしても邦題微妙です。結果的に真実は暴かれたので、消されてないと思いますから…「消されたヘッドライン」じゃなく「消されかけたヘッドライン」が正しいのでは…
【47】ROOKIES ‐卒業‐

夢が、俺たちを強くした。
高校野球をとおして問題児たちに夢を持つことの大切さを教える熱血教師と、彼に導かれながら甲子園を目指して奮闘する生徒の成長と絆を描く「ROOKIES」が、ついにスクリーンに登場する。主人公たちの青春模様に魅せられた若者を中心に幅広い層からの圧倒的な支持を集めたTVドラマの続編にあたる本作では、ドラマのオリジナルメンバーが再結集するのはもちろん、ドラマでは扱われなかった原作の人気キャラクターも登場。野球部の面々が3年に進級し、川藤が二子玉川学園高校の教師に返り咲いた2009年春。野球部には新入生2人、中学時代から名を轟かしている赤星奨志と平塚をヒーローと崇める濱中太陽がやって来た。横柄で反抗的な赤星と、頼りない平塚の実態を知りすっかり拗ねてしまった濱中。そんな時、御子柴のアクシデントをきっかけに窮地に追い込まれる部員たち。しかし部員たちはさらに結束を固め大会での活躍を誓う。そんな彼らの決意が反抗的であった赤星、濱中の心も溶かしていく。ついに迎えた予選大会。ニコガク野球部は1回戦、2回戦と順調に駒を進め、ついに決勝へ。相手は、中学時代の安仁屋を生まれて初めて追い込んだ相手・川上貞治。果たして、ニコガク野球部は甲子園に行くことができるのか?劇場版『ROOKIES』のキーワードは“最後の夏、卒業”。ニコガク野球部の情熱は甲子園まで届くのか? 彼らが見た夢の果てとは? いま、最高に熱い最後の夏が始まる…
5月30日・TOHOシネマズ宇都宮10 
テレビ版の総集編しか見ていないですが、熱いですね〜元気出ますよ、ドラマ版を見ていなくてもの配慮なのか、"夢"をメインテーマに描かれています。ドラマ知らなくてもと思っていたのですが、熱い!とは思いましたが、最後感極まる!まで感じなかったのは、やはりテレビ版をキチンと見てないので、底辺に流れるディテールを感じられないからなのかなぁ〜?テレビ版をある程度知らないと彼らの背景とかがわからないから、各キャラに深く感情移入できなかったし…。話のメインは、地区大会の決勝で、甲子園はザックリ過ぎ…「タッチ」みたいです。映画の作りとしては、無理に映画にせずにスペシャルドラマでいい感じのレベル、映画の域には達していないようでした。大スクリーンでクソアツいTVドラマをみんなで見よう!って感じ…だけど、夢にときめく、明日にきらめきを感じられないこんなご時世に、現実しか見られなくなったり、自分の夢が見れなくなった時に観れば、自分の中のアツい気持ちを思い出させてくれると思いますよ。前半からテンポ良いんですが、最後はちょっとクドすぎかなぁ、これがこの作品の作風なのかもしれませんが、泣けと言わんばかり演出はともかく、最後の一人ずつ別れを告げる感動シーンで、都度流れる同じ曲、最初はウルッときますが、あれだけ同じ曲を繰り返しされると冷めちゃうというか、引いてしまいます。2時間でまとまりそうなモノをエピローグのクドい演出で、わざわざ2時間20分に引き伸ばしたような気がしました。あれなら、序盤をもっと丁寧に描いたほうがバランス良かったんじゃないかと思います
【46】重力ピエロ

家族の愛は、重力を超える。
重力を背負った家族の、"愛"と"謎"。"正義"とは何か、"家族"とは―未知の衝撃が胸を打つミステリー感動大作。連続放火事件に端を発する様々な謎―すべての謎が解けたとき、家族はある真実に直面する。人間の光と闇。息もつかせぬスリリングな展開とミステリーの枠を超えた力強いながらもみずみずしい人間ドラマが、今を生きる我々の心に深く突き刺さる。"本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ"…どんなに辛く重苦しいことがあっても、楽しそうにしていればきっと軽やかに乗りこえられる―作り手たちがこの作品に込めたメッセージを、今の時代だからこそぜひ感じて欲しい。それでも、僕らは家族なんだ。遺伝子研究をする兄・泉水と、自分がピカソの生まれ変わりだと思っている弟・春。そして、優しい父と美しい母。平穏に、そして陽気に過ごすこの家族には、過去に辛い出来事があったが、努めて陽気に振舞い、負の重力に負けまいと生きてきた。心の奥底にしまってあった過去の記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。謎の連続放火事件と、火事を予見するような謎の落書き"グラフィティアート"の出現。落書きと遺伝子暗号の奇妙なリンク。春を付け回す謎の美女と、突然街に帰ってきた男。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは?すべての謎が解けたとき、24年前から今へと繋がる家族の"謎"が明らかになる。"正義"とは何か、"家族"とは―溢れくる未知の感動に涙する…
5月30日・TOHOシネマズ宇都宮2 
「アヒルと鴨のコインロッカー」で衝撃を受け、「フィッシュストーリー」でややガッカリさせられた伊坂作品3作目は「アヒルと鴨の…」みたいにタイトルとは裏腹な重ぉ〜い作品でした。連続放火事件が、過去のある事件と繋がっているストーリー展開や伏線の張り方が実に巧みでした。冒頭女子高生を助けるのも後で振り返ると、なるほどと思いまた。それに春と泉水で"スプリング"、春を追う夏子さん…ん〜実にウマい!その夏子さん不気味な写真写りとか賑やかしのキャラかと思ってましたが、彼女のストーキングが物語を大転換させるキーになっていたとは…渡部篤郎演じる卑劣な犯罪を犯しながらも短期間で社会復帰し自分は何も悪くないと思っているような人間に対して、春の苦悩、泉水の苦悩がとても切ないです。やり場のない切なさ、救いようのない悲しい話なんですが観終えた後、不思議とほのぼのとした気分になれる映画でした。現実にはありえない話だから…人間らしい感情が考慮され感情的に見て罪でないと赦されることもある?でも、あくまで日本は法治国家なんだから…あのオチは如何なものか?と思わないでもないです。でもあの状況なら、いつか警察に…。タイトルの意味が最後にわかるようなわからないような…でした。小日向文世がズラ似合わないけど、実にいい味を出していました、特にラストで、兄弟二人を前にして語るシーンが印象的でした。とにかく細部までよく練り込まれていて話は重いけど、見応え十分な秀作です。
【45】天使と悪魔

世界は震える。ガリレオの暗号が、ヴァチカンを追いつめる。
『ダ・ヴィンチ・コード』チームが挑む、歴史を揺るがす新たなタブー。歴史を揺るがす新たなタブー「ダ・ヴィンチ・コード」から3年、新たな歴史の謎が暴かれる。宗教象徴学の権威であるロバート・ラングドン教授が、世界中を震撼させる謎に遭遇する。ラングドンは今回、歴史上最も謎に包まれた秘密結社・イルミナティの復活の証拠を発見し、彼らが最大の敵とみなすカトリック教会=ヴァチカンに致命的な脅威が迫っていることを知る。イルミナティの計画が密かに進行していることを突き止めたラングドンはローマに飛び、400年の歴史を持つ古代のシンボル=暗号をたどりながらヴァチカンを救う唯一の手掛りを探っていく…"ガリレオ・コード"を解け!17世紀カトリック教会の総本山であるヴァチカンは、科学者たちを弾圧していた。ガリレオ・ガリレイを中心とする科学者たちは、秘密結社イルミナティとして密かに活動していた。今、ローマ教皇逝去に際して、そのイルミナティが400年の沈黙を破り復活した。目的はヴァチカンへの復讐。彼らは4人の教皇候補を誘拐し、科学の四大元素"土""空気""火""水"を完全なアンビグラムにデザインした焼き印を胸に押しつけた後、惨殺すると予告。この恐ろしい計画を阻止するため、ヴァチカンはラングドン教授に助けを求めた。彼はガリレオがローマの名所に隠したイルミナティにつながる暗号を解き進む。しかし、既にヴァチカン崩壊へのカウントダウンは始まっていた…ヴァチカンに迫る危機?秘密結社イルミナティの復讐が始まる…
5月15日・TOHOシネマズ宇都宮9 
前作「ダヴィンチコード」を見てなくても問題なし。キリスト教の隠された歴史の真実?に迫る歴史ミステリータッチの前作に対し、本作は宗教と科学の対立を背景に、近未来に起こりえる?事件を扱ったサスペンスミステリーになっています。前作と比べ、宗教的な知識を必要としないストーリーです、ガリレオ云々と言われてましたが、それも取っ掛かりにすぎず、「さらば宇宙戦艦ヤマト」以来の反物質爆発とか、パニック要素が増大し、演出がド派手になっており、一般的にはコチラの方がとっつきやすいかなと思います。観る前に「ヴァチカン」とかに関する知識を少し予習しておけば、より楽しめるかも…教皇暗殺を阻止するべく、タイムリミットが迫る中、己の知力の限りを尽くして謎に挑み奔走するラングドン教授。宗教のことを深く考えながら観るより、最後まで一気に突っ走った爽快感や、「24 Twenty Four」を彷彿する手に汗握る展開を堪能する方がいいと思います。ほんと面白かったですよ。ぞくぞくするような緊張感溢れる音楽がいや応無しに場面を盛り上げてくれます、謎もめちゃくちゃ難解じゃないから、スリリングに短時間で次々解けていきます。真犯人は途中である程度予測はつきますが、オチの展開は、前作を考えると、ある意味驚きました。天使は、神の遣いとして人々を正しい道へと導くが、神に背く者には容赦無い、悪魔は、人々を堕落させ破滅へと導く存在であると定義されていることから何故「天使と悪魔」という題名なのか、観ていると何となくわかります。古い時代からの宗教と科学の確執と、お互いが歩み寄ることで新たなる一歩を踏み出せ共存していきましょうというテーマは、よく描かれていたと思います。犯人は、分かりやすいのかもしれませんが、"オビワン"ユアン・マグレガーが大活躍です、誰かに似てるなぁ〜って思ってましたがまさか出ているとエンドロールまで気がつきませんでしたが(苦笑)ヴァチカン・ローマの建築物を現地に行かずに目にすることができてよかったなぁ。トム・ハンクス演じる主人公ラングドン教授と一緒にヴァチカンという普段はどんなところか全くわからない場所を冒険させてもらったような気分を味わいました。
【44】ウォーロード  男たちの誓い 

それは命を懸けた義兄弟の契り。
俺たちは誓った…互いに生死を託し、助け合うことを。義兄弟を傷つけし者には必ずや死を。"投名状"それが俺たちの全てだった―。ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武。アジアを代表する超豪華キャストが結集した話題作が遂に日本上陸。西太后が君臨する激動の清朝末期を舞台に、義兄弟の契りを交わした3人の男たちの愛と友情、そして裏切りを壮大なスケールで描く。清朝末期の四大怪奇事件として名高い、実在した両江総督の馬新貽の暗殺事件をベースに、激動の時代に生きる男たちの非情さ、胸が痛むやるせなさ、そして宿命の苦悶が涙を誘う。時は19世紀末。アヘン戦争で腐敗した清朝の圧政下、太平天国の乱が沸き起こる。味方の兵を全て失った将軍パンは失意のうちに彷徨っている時、2人の盗賊アルフ、ウーヤンに出逢う。2人と共に義兄弟の契り"投名状"を結んだパンは、太平天国軍を次々と倒し、遂に南京を攻略。西太后からも厚い信頼を得、功労を讃えて金の官服を授かると共に、両江の総督に取り立てられる。しかし、来るべき新しい国のため闘うパン、ひたすら仲間のために闘うアルフ。2人の溝は深まり、想いも寄らない悲劇を巻き起こす。それは逃れられない運命だったのか。純粋に2人の兄への友情のために戦って来たウーヤンが下した決断とは!果たして"投名状"の誓いは守られるのか!死と隣り合わせの極限下で、信じられるのは"義"か"情"か。今、魂を揺さぶる男達のドラマが始まる…
5月9日・TOHOシネマズ宇都宮2 
3人の男たちが義兄弟の契りを交わす…というシュチエーション…「レッドクリフ」の公開時期に便乗を狙った?のかな。ジェット・リー、アンディ・ラウ、金城武…こちらも豪華な顔合わせ!清王朝末期の太平天国の乱の時代に、義兄弟の契りを結んだ3人の男たちの友情、裏切りを描いた話…これも史実ベースらしいですが、かなりシビアな野心と裏切りと誤解が炸裂!「レッドクリフ」ほど派手でもないし、お金はかかってないけど猛々しさ、荒々しい男っぽさが満載!投名状で義兄弟の契り結んだ三人の男たちの想い、それぞれの胸のうち。究極の選択を強いられ、戦国の世であるがゆえの不本意な選択…。男たちの内面よく描かれています。まさに男の為の男の映画です。「三国志」みたいな有名な話ではないので、私も知りませんでした。2時間弱という尺なので、話の展開が早過ぎで、最後は内容がわかりにくかったです。19世紀的のな歩兵・砲兵・騎兵といった合戦シーンは、リアリティのある迫力でした。あと難を言えば、エンドロールの主題歌アルフィーの歌は、あまりにもミスマッチでは…かなり興ざめモノの曲でした。
【43】バビロンA.D.

人類の運命を握る男、謎の女を連れて、地球を横断する。
世界中に勇名を轟かせたヴィン・ディーゼルがスクリーン狭しと躍動する近未来SFアクション。ディーゼルが演じるのは、度重なる戦争やテロで荒廃し、広大な放射能汚染地帯があちこちに点在する、秩序が崩壊した近未来を生きる歴戦の傭兵といううってつけの役どころ。大金と引き替えにあらゆる危険な仕事をこなし、天涯孤独でどこの組織にも所属しない彼は、己が定めたルールだけに従って行動し、過酷な戦場を逞しく生き抜いてきた。そんな一匹狼の主人公トーロップが、オーロラという若い女性を"運ぶ"仕事を請け負うところから波瀾万丈の物語が動き出す。中央アジアのカザフスタンを起点に、ロシア、ベーリング海峡、アラスカ等を経由してニューヨークをめざす地球横断10,000キロの旅。列車や潜水艦を乗り継ぐその壮大なる道程は、想定外の危機の連続だ。しかし"殺るか、殺られるか"の非情な世界を渡り歩いてきたトーロップは、ずば抜けたサバイバル能力をフル稼働させ、困難極まりないハードルを豪快にクリアしていく。屈強なストリート・ファイターとの1対1の大激闘、スノーモービルで雪原を疾走しながら繰り広げる戦闘機との高速チェイス&猛バトルなど、徹底的にリアルな臨場感を重んじたアクション・シーンの数々は、まさにディーゼルの独壇場だ。それに加えてミッションの合間に不器用な優しさをちらりと覗かせ、主人公の心の変化もデリケートに表現。男も女も惚れずにいられないディーゼルのタフで人間味豊かな魅力が遺憾なく発揮される。誰も見たことがない近未来の地球を舞台に、アクションとサスペンス満載の展開が観客を魅了する…
5月9日・TOHOシネマズ宇都宮10 
CGとアクションは凄い!けど、ストーリーや設定は支離滅裂で意味不明、この感じは「Xメン」以来ですね〜話はよくわかんないけど置いてけぼり感は一切感じないし、まぁドンパチ楽しけりゃいいじゃん、終盤までアクションだけはそれなりに堪能できたから良しとしましょうって云う、ド派手なドンパチだけのアクション映画。度重なる戦争で荒廃した近未来、修道院から世界の救世主?となりえる女の子を預かり、ロシアの辺境から、艱難辛苦を乗り越えて、文明の極致的な未来都市NYまで運ぶロードムービー、ここのシュチエーションは良い。途中の駅の爆破、体内埋め込み型のパスポート、潜水艦に乗り組む為の攻防、氷原での追撃機との死闘とかは凄いです、でも、処女懐胎とか、コンピュータの胎教とか、訳のわからないGrとか…???挙げ句の果てに、結局”女の子”の特殊能力が人類を救うのにどう役立つのか判らないまま終わってしまいます。色々見せたから、あとは皆で考えてぇ〜って感じ、もう少しなんとか構成できたのでは?B級のアクションなんだから、身の丈にあった「トランスポーター」みたいに、シンプルな話にしておけばよかったのに…主人公は、ブルース・ウィリス似ですが、何か華がないし、最後は改造されちゃって「グレートマジンガー」の"兜剣蔵"…まぁそんなことを気にしないで、目の前のドンちゃん騒ぎだけでも、それなりに楽しめますが…
【42】フィッシュストーリー

きっと、つながる
多くの熱烈なファンを生み出した「アヒルと鴨のコインロッカー」の監督・中村義洋に、原作者・伊坂幸太郎自身の最新作。最も注目を集める人気小説家と、その確かな演出力でヒット作を送り出している監督の最強タッグにより、新たな傑作が生み出された。伊藤淳史、高良健吾、多部未華子、濱田岳といった若手実力派キャストに加え、森山未来、大森南朋ほか日本映画界を代表する演技派キャストが集結。また、パンクバンド“逆鱗”が歌うテーマ曲"FISH STORY"、パワフルな楽曲が、作品の世界観を際立たせる。【2012年】彗星の地球衝突まで残り5時間。中古レコード店から、ある曲が聞こえてくる【1975年】その曲「FISH STORY」を最後のレコーディングで演奏した、早過ぎたパンクバンド"逆鱗(ゲキリン)"【1982年】いつか世界を救うと予言された気弱な大学生【2009年】シージャックに巻き込まれた女子高生と"正義の味方になりたかった"フェリーのコック…まったく接点のない彼らが、"FISH STORY"を通して“つながり”地球滅亡の危機を救う!彼らの想いは時空を超えてどのように「つながる」のか!?すべてがつながった時、想像もできない爽快なラストがやってくる…
5月9日・MOVIX宇都宮4 
前作「アヒルと鴨のコインロッカー」が、あまりにもよくできていたので、物凄い期待をこめて観ました。この過剰な期待がいけなかったのだろうか?ん〜っ、良くは出来ています、脚本も良く練り込まれてます、最後はなるほどって思わされます…でも比較対象が、「アヒルと鴨…」ですから…1枚のレコードに関する、物語は、2012年から始まり、1982年に飛びます、そしてノスタルダムスの大予言の1999年、2009年、1975年、1953年それぞれの時代の"ホラ話:フィッシュストーリー"が、 巧みに組み合わされて、売れないパンクバンドの曲が、あー、こうなって、こうなって、つながって、最後は地球滅亡から人類を救うという流れに紡がれていく…先日鑑賞した「罪とか罰とか」っぽい感じでした。ホラ話を英訳するとFish Storyなんだそうです!(知らなかった)。終わってみると、曲が世界を救ったとは大袈裟な気もしますが…ただ早過ぎた?パンクバンド"逆鱗"の曲♪ぼくの孤独が魚だったら…♪がほんと良いです。劇中何度も聴いていたので映画を見終わって、思わずサビを口ずさんでました。 よく出来た”バタフライ効果”です。パズルのピースを一気にはめ込むラストは、爽快感があり良くできてます、ただ「アヒルと鴨の…」の衝撃度、完成度と比べると、オチが強引過ぎるかなぁ…
【41】余命1ヶ月の花嫁

明日が来ることは、奇跡です。生きること。愛すること。命のメッセージを伝えるために。
2007年4月5日、一組のカップルが都内で結婚式を挙げた。一見、どこにでもいる幸せな二人。その二人を祝う家族、友人たち。けれど、その24歳の可愛らしい花嫁は末期のがんに冒され、彼女を愛する人々には残りの人生がわずか"余命1ヶ月"であると告げられていた…"検診の大切さ"と"明日が来ることの奇跡"…若年性乳がんと闘う長島千恵さんと、彼女を支える恋人の赤須太郎さんを追い大きな反響を呼んだドキュメンタリー番組「余命1ヶ月の花嫁」。二人の深い愛を主軸に、心優しき家族、親友たちが紡いだ感動の実話を、榮倉奈々と瑛太の主演で映画化。フレッシュな二人が、限られた時間を大切に過ごそうとするカップルを熱演するヒューマン・ストーリー。24年の人生を懸命に生き抜いた千恵さんが残したメッセージが、いま、スクリーンを通して人々の心に届けられる。イベントコンパニオンの千恵は、ある展示会場で太郎と知り合い、交際を申し込まれる。だが、千恵には太郎の気持ちを素直に喜べない理由があった。千恵は、その時乳がんと診断されていたのだった。悩みながらも太郎との交際をスタートさせた千恵だったが、太郎に病気のことを隠し続けることはできなかった。交際を始めてから数ヶ月後経ったある日、千恵は自分の病気のこと、そして手術で胸を切除しなければならないことを告白すると、太郎に別れを告げて姿を消してしまう。そんな千恵を追って、太郎は屋久島までやってきた。『俺は変わらない。一緒に頑張ろう』という太郎の言葉に動かされ、千恵は再び太郎と生きていくことを決意する。深い愛情で結ばれたふたり。しかし、ふたりに訪れた幸せは長くは続かなかった。千恵のがんが再発してしまったのだ。千恵は激しい痛みと闘いながら回復を信じて治療に励み、太郎は献身的に千恵を看病する。やがて太郎や、千恵を優しく見守ってきた父と叔母に告げられたのは、あまりにつらい事実だった。千恵の余命は、あと1ヶ月であるというのだ…
5月9日・MOVIX宇都宮7 
週刊誌やネット上で、色々雑音があるようです。真偽をあれこれ詮索しても仕方ありません、映画化された物語をそのまま受け入れて見れば良いと思うんですが…過去がどうの、今がどうのとよくまぁピーピー騒ぐものだと呆れます。「Mayu ココロの星」の同じ"乳がん"題材の映画でしたが、私はこの手の話に弱く、映画で号泣(T_T)。ラストは涙止まらず…でした。でも、切なくて悲しいだけの映画じゃないです。病気をした人から見れば明日を普通に迎えられることが、どんなにありがたいことかを感じる暖かい作品でした。実際の闘病生活は、凄まじいものだったと思います。しかしながら、それをそのまま描ききってしまったら…自分だけは大丈夫と、自分自身の健康について、過信している方が多いと思います。そんなことから、ドキュメンタリーが放送され、今回映画化されたとの事です。ドキュメンタリーは見ていなかったので、映画ではじめて、この作品に触れました。韓国映画みたいに、お涙頂戴で、ワザとらしく泣かせようとしない演出は好感持てます。健康に日頃から気をつけて欲しいという、長島千恵さんの想いが皆に伝わって欲しいと感じました。主演の瑛太も好演でしたが、榮倉奈々は、「渋谷区円山町」「檸檬のころ」「阿波ダンス」と見るたびに役柄の違う個性的な役をこなしているんですが、今回も役作りの努力の跡が見える熱演でした。良い女優さんになってきましたね。主題歌"明日がくるなら"も良い曲でしたが、"THE ROSE"が、ほんと良い曲でした、この曲を街で聞いたら、長島千恵さんや、健康であることのありがたさを思い出し、健診を受けてみようかなぁって思って欲しいですね。
【40】グラン・トリノ

男は迷っていた、人生の締めくくり方を─。 少年は知らなかった、人生の始め方を─。 そして、二人は出会った。
まちがいだらけのこの世界で、私たちは迷っている。信頼できる誰かが、生きる道を教えてくれたなら…あなたは人生の終わりを、どう生きますか?監督・主演クリント・イーストウッド!新境地にして最高の当たり役、映画史上最も頑固で口が悪く、最も偏見に満ち、神を信じず、人に心を許さない。自分の生き方を貫き通してきた頑固な老人ウォルト・コワルスキー。不安に満ちた世界の、先が見えない時代に、私たちは生きている。人生はいいものだ。生きてきて良かったと、前を歩く誰かに示してほしい─そんな祈りにも似た想いに応えるのが、人生の終わりに初めて生きる喜びを見つけたウォルトだ。自動車工の仕事をリタイアしてからは、自宅を修繕し、庭の芝生を刈り、ひと仕事終えるとビールを飲み、月に一度床屋へ行く、そんな決まりきった日々を送っている。妻に先立たれてからは、ふたりの息子と孫たちも寄り付こうとしない。心を開ける相手は、愛犬のデイジーだけだ。そんなウォルトの日常に、異変が起こる。隣に住むアジア系移民モン族の少年タオが、ウォルトが何より大切にしているヴィンテージ・カー〈グラン・トリノ〉を盗もうとしたのだ。ライフルで撃退されたタオは、母親と姉に連れられて償いに働かせてほしいと謝りに来る。それをきっかけに、ウォルトとタオの不思議な師弟関係が始まった。偏狭だったウォルトもまた、タオを一人前にするという目標に生きがいを感じ、見違えるように変わっていく。しかし、タオは愚かな若者たちの争いに巻き込まれてしまう。タオに行くべき道を示すため、ウォルトがつけた最後の決着とは…
5月1日・MOVIX宇都宮10 
銃を構えたクリント・イーストウッド!老いても、最高に渋くてかっこいい!あの顔、まなざし、立ち姿から滲み出る威厳と風格。とにかく、クリント・イーストウッド演じる頑固な老人の表情と語り口調が何とも素晴らしい、床屋のオヤジ以外は付き合いはない。堂々たる暴言、白人だろうが黒人だろうがアジア人だろうが、噛みつく相手に差別はない。自分のかかわったことには決着をつける、自分が良かれと思って取った行動が逆に他人を傷つける結果となってしまい、ケジメをつける。これぞ男の生き様、こんなジジイになりたいものです。今回の作品はクリント・イーストウッド最高傑作と言われていたため、観る前から期待していましたが、期待以上でした。決して斬新なテーマではないストーリーだけど、古き良き時代の男の美学ってのが滲み出ていて、これぞドラマ、これぞ映画だと思いました。自分のやるべきことを見つけたウォルトの行動こそ、古き良き強いアメリカですね、今のアメリカに喝を入れているようです。主人公の汚い言葉遣いや頑固で激情的な行動は70年代の作品「ダーティー・ハリー」を彷彿します。この映画のタイトル"グラン・トリノ"も70年代の車、見方によっては、年老いたハリー・キャラハンかもしれません。そういう意味では「ダーティハリー完結編」なのかも…そして淡々と軽い笑いを交えながら物語は温かく展開…と思って見ていたら…「ミリオンダラー・ベイビー」っぽい匂いもします。過去の作品で見たモノと同じ様であるけど、実は全く異なるアプローチで作られている。俳優としても、監督としてもクリント・イーストウッド凄いです。 主演俳優として最後の作品となると言っているそうですが、もしそうなら有終の美を飾った、最後に相応しい内容でした。ド派手なアクションもCGが無くとも、物語の巧みさ、映画が本来の面白さを引き出し、ヒューマンドラマを撮らせたら最高の監督だと思いますが、今回の様に抜群の存在感を見せられると、監督業と共々まだまだ俳優業も続けて欲しいと思いました。 とても心に静かにドーンっと響く、映画史上、最も優しい衝撃のラスト…ぜひ劇場で…。
【39】レイン・フォール  雨の牙

逃げる二人に、東京が牙をむく。
椎名桔平、長谷川京子、ゲイリー・オールドマン!名優たちの豪華共演に酔う!男は、何の痕跡も残さず標的を自然死させる暗殺者。女は、将来を約束された美貌のジャズ・ピアニストであり殺しのターゲット。接点のなかった二人が出会ったとき、運命を変える逃避行が始まる。大都会<東京>が、逃げる二人に牙をむく!国際都市東京の闇を描いたサスペンス大作が、いよいよベールを脱ぐ。追う者から追われる者へ、状況が一瞬で逆転する面白さ!原作はバリー・アイスラーの人気小説「雨の牙」から派生した“ジョン・レイン”シリーズ。原作の持ち味である、ディテールに拘ったリアルな展開は、映画化においても十分に活かされ、レインの大胆にして繊細な行動、鉄壁の包囲網で標的を追い詰めるCIAの戦術、警察の動き。説得力があり緻密なこれらの描写は、見る者の好奇心を強く引き付ける。暗殺者ジョン・レインに扮するのは椎名桔平。標的を自然死に見せかけて殺害するレインは唯一無二の暗殺者で、いわば"殺しのアーティスト"というべきキャラクター。レインとともに逃亡するヒロイン・みどりには長谷川京子。ジャズ・ピアニストという難役をこなしながら、強さと美しさを体現する。本来は追う側であるレインが一転して追われる側へと変わる逆転の構図。消えたメモリーステッイックをめぐる攻防と、その背後に潜む陰謀、そしてレインとヒロイン・みどりを簡単には逃してくれない大都会・東京の罠。身を隠しやすいはずの雑踏中にあっても何万台もの監視カメラの下では裸同然で、何万人もの視線が飛び交う。周囲の環境すべてが敵に回ったかのような緊張感。二人に牙をむく東京の街は、もはや背景ではなく本作の第二の主役ともいえる。危険と隣り合わせの逃避行で孤独な二人の心に芽生え始めた感情。だが思いも寄らない衝撃の事実を突きつけられることを二人はまだ知らない…
5月1日・MOVIX宇都宮5 
原作・脚本・監督が外国人ですが、それなりに、頑張って作られてます…が、物語の舞台となる日本を外国人目線で作られているなぁ〜って感じました。監視網から逃れるのに普通に新幹線利用したり、逃亡の潜伏先の純和風の旅館で布団を並べて身の上話を語り合ったり、ヤクザの親分が稽古している柔道シーンが妙に陳腐だったり、外国人好みの日本描写が、逃亡の緊張感を削いじゃってます。主役のレインも、暗殺者のくせに露出が多すぎ!「シティハンター」や「ジャッカル」のような、ストイックに裏世界に生きる男を期待してたんですが…もう少し、日本人スタッフが、外国人スタッフに物申すことはできなかったのかなぁ、何か外国人スタッフが、東京のあちこちで観光ついでにロケをしたって印象です。今のご時世、街の色んなところに監視カメラがある。 そのカメラを、総動員して人を監視したら、どこにも逃げられないんだろうなって感じの前半の追走劇、このまま行けばいい面白いと思っんですが、後半はダイジェスト風で話がトントン進み、色んな事が解決して、あっという間に終幕してしまいました。序盤のあれだけの監視網はどーなったの?って感じで、何か物足りなかったです。緊迫感ある予告編から、CIAとの心理戦、逃げる二人に東京が牙をむく逃亡劇を期待したけど、それほど東京も牙をむかなかったかなぁ〜。 題材や設定は面白い、椎名桔平、長谷川京子、ゲイリーオールドマンらキャストも悪くない…つまり脚本と演出がダメなんだと思います。特に後半のスローな展開のせいで、スピード感が無くハラハラ、ドキドキ感が少なくなってしまったね。それでも好きなタイプの話なので、それなりに観ました。それとハセキョーの艶やかさを堪能できたので、そこは満足!物語の鍵を握るUSBメモリがメモリースティックってところが、さすがソニーピクチャー製作です?
【38】バーン・アフター・リーディング

衝撃の結末!それはCIAにも理解不能な、国家をも巻き込む仰天計画。
その想像もつかない衝撃のラストに驚愕!ここまでやれって、誰が言ったんだ?そう叫びたくなるほどブラックな笑いに満ち、ウィットに富んだクライム・コメディの傑作が誕生した。前作「ノーカントリー」でアカデミー賞作品賞に輝いたコーエン兄弟がブラッド・ピット、ジョージ・クルーニーをはじめ豪華キャストの競演で描く痛快ブラック・コメディ。CIAの機密情報を含んだCD-ROMが、ひょんなことからお調子者の男の手に渡ってしまったばかりに、様々な人物を巻き込み大騒動へと発展してしまうドタバタ劇が軽妙なタッチで綴られる。酒とセックスと整形に夢中になる、悲しくも愛すべき面々を笑っているうちに、ちょっとだけ世界の行方が心配になる。まさか、そのおかげでオバマ政権が誕生したのか?!と勘繰りたくなるほど、衝撃的でブラックなユーモア、幼稚なコメディとは一味も、二味も違う鋭いウィットと息を呑む展開。さすがの脚本の妙には舌を巻く。最後に笑うのは誰か?アル中が原因でCIAを辞めさせられたオズボーンは、意趣返しにと暴露本を執筆中。一方、エロオヤジの財務省連邦保安官ハリーと不倫中の妻ケイティは、秘かに計画している離婚を有利に進めるべく、オズボーンのパソコンをまるまるCD-ROMにコピーする。ところが、ひょんなことからそのCD-ROMがフィットネスセンターで働くiPod中毒の能天気男チャドの手に。彼は整形費用が欲しくてたまらない同僚のリンダと共謀し、CD-ROMをネタにオズボーンを脅迫しようと浅はかな計画を立てるのだが…。一枚のディスクが発端となり、幼稚な企みが不運の連鎖を呼び、やがて事態は誰の手にも負えぬまま様々な人々を巻き込み、予想だにできない衝撃の結末へと転がっていく。何が起こっているのか?彼らの目論見は一体何なのか?そして、最後に笑うのは…
5月1日・MOVIX宇都宮4 
大誤算!ジョージ・クルーニー、ブラピ、マルコビッチの共演による、GWらしい楽しいおバカ映画を楽しもうと思ってたのに…本当につまらない映画です。脚本、演出、映像どれをとっても評価に値しない作品です。ブラックで下品、しかも難解…やめときゃよかった…とにかく、訳が分からない。あれやこれや手の込んだ仕掛けが施されているみたいで、ささいなことが大げさな事態になっているようなんだけど、アメリカンウィットというかアメリカンジョークというか、日本人には、あんまり、面白さは感じられないんじゃないかなぁ…どんな風にこの作品を見ればいいのか?スタンスを決められないまま眠気が襲ってきて爆睡!途中寝ていたので最後は、よく判らず…巷の噂では、寝ずに最後までみても結果は同じだとか…そういえばコーエン兄弟の「ノー・カントリー」も、後半は寝ちゃったなぁ〜、抱腹絶倒な万人向けのコメディではありません、下ネタで苦笑する以外、この笑えない感じを楽しめる人ってかなり限られますねぇ〜。正直、期待ハズレ、予告編に巧みに騙されました。"バーンアフターリーディング"というタイトルは"読後焼却”って意味らしいですが、この作品自体”観たら忘れたい"ものでした。
【37】GOEMON

愛する者のために。
誰もが知っている戦国時代を背景としながらも、新解釈を施した緻密なストーリー構成。これまでの既成概念を跡形もなく破壊する美術と衣装の数々。息もつかせぬアクションシーン。デジタル技術を極限まで駆使した圧倒的な映像美。その面白さ、豪華さ、明確なメッセージで、今を生きる人々の心を揺さぶる別次元のエンターテイメント。1582年天下統一を目指した織田信長は、その夢目前にして、家臣、明智光秀の謀叛により本能寺で暗殺される。しかし、信長の右腕であった豊臣秀吉が、その数日後に光秀を討伐。その功績をもって信長の後を継ぎ豊臣政権を制定する。世は火種を残しつつも、一時の平和を謳歌していた。そこに、彗星のごとく現れる一人の盗賊。名は石川五右衛門。超人的な身体能力を武器に、金持ちから盗み、貧しきものに分け与える英雄に庶民は熱狂する。ある夜、盗み出した財宝の中に南蛮製の箱を見つける五右衛門。その箱には、やがて彼の運命を、そして歴史を大きく変えていく信長暗殺の裏の真相が封印されていた。忘れ去ろうとしていた過去の扉を開いてしまう五右衛門。わずかな生き方の差がやがて大きな隔たりとなっていく霧隠才蔵との深い友情や、やさしく寄り添うように支えあってきた茶々との叶わぬ恋。豊臣秀吉、猿飛佐助、そして箱の秘密を追う石田三成、徳川家康、服部半蔵…それぞれの信じる道を進もうとする人々のさまざまな思い。五右衛門はその中で傷つき悩みながら、権力者の野望や、自らの運命に強く向き合っていく。真実が暴かれた時、時代の覇権と自由を巡る壮絶な戦いが始まる。開けてはならないパンドラの箱が今開く…
5月1日・MOVIX宇都宮8 
かなりガッカリさせられた「キャシャーン」のトラウマがあり、不安を感じてましたが、史実をベースに破綻しそうで破綻せず。前作での失敗・反省が生かされたのか?石川五右衛門、信長、秀吉、家康といった歴史上の人物に、歴史上の出来事を織り交ぜて仕上げて、途中まではそれなりに良い…けど中盤から終盤にかけては、その適度なハチャメチャがエスカレートして無茶苦茶に変貌、やはり前作同様ダラダラと大味でメリハリのない展開、そして、最後は壮大な展開になりすぎ破綻。はっきり言って心に残るって作品ではありませんでした。監督、製作、原案、脚本、撮影、編集を同一人物がやるとどうしても独りよがりになるんだねぇ〜この人映像センスだけはあるから、今後演出からは手を引いたほうが…「300」や「ベオウルフ」にひけをとらない派手で豪華なCG映像、お金はかかってますねぇ、凄いです。開き直ったようなCGのオンパレード、 五右衛門、 霧隠れ才蔵とか"エイトマン"と化していました。この映像製作に取組んだスタッフの皆さんご苦労様。監督はオリジナリティを強調していたけど、某SF大作のような鎧やマスクは、パクリすれすれだったような…外国でも公開するそうですが、また変な日本のイメージが出来上がらないかと心配になります。 「Little DJ 小さな恋の物語」に続いて、広末涼子の子供時代を福田麻由子が演じてました、そんなに似てるかなぁ?初日入場者特典で、主題歌収録のスペシャルCDをもらったんでが、これが結構希少価値がありそうで、早速オークションに出品しました。
【36】マックス・ペイン

愛を奪われた男の冷たい怒りが燃え上がる
目的は復讐、手口はクール、胸には失くした愛。悲しみと怒りが最大値に達したとき、アクションは次なる次元“ハイパー・アクション”へ!最新のスローモーション・カメラを駆使してとらえられたガン・アクションは、度肝を抜く新たな映像パフォーマンス!失った愛を取り戻すため、今悲しみと怒りの2丁拳銃が復讐の火を放つ!最愛の妻子を惨殺された苦しみに耐えながら、復讐のためにその犯人を追い続けるNY市警の刑事マックス・ペイン。クラブで誘惑してきたセクシーな美女や“何か”を知っていたドラッグ・ディーラーなど手がかりを求めて彼が接触する人物は、次々と何者かの手によって殺害されていく。そして"羽根"のタトゥー、新種の麻薬、正体不明の男と、この殺人事件の陰に見え隠れする謎を追ううちに、いつしかマックスは危険な迷宮へと足を踏み入れていった。そこは想像を超えたバトルフィールド。死闘の果てにマックスがみた驚愕の真実と真犯人とは…
5月1日・TOHOシネマズ宇都宮10 
ラスボスだと思っていた「プリズンブレイク」の"スクレ"が、実際は中ボス扱い途中であっさり退場!「007慰めの報酬」のボンドガールが登場しましたが、「007」にキャスティングされる前だったのか?ヒロインどころか、序盤でバラバラにされて殺されちゃいました。ヒロインは別にいるんですが、こちらが取り立てて美人でもなく…このキャスティングの明らかに逆だったような気がします。予告編の印象で、B級のオカルト映画だと思っていました…ゲームが原作らしいけど、聞き覚えないので、さほどヒットしなかったのかなぁ〜。ストーリーは、まぁありがちな復讐モノですが、ガンアクションをはじめ映像は目を見張るものがありました。黒翼の天使が漂う現実と幻覚、錯覚、妄想が混在した…幻想的で独特の世界観を醸し出した映像、中でも鳥の羽にも見え、雪にも見える、ニューヨークの街並みの背景が素晴らしいです。そしてハリウッドならではの銃撃ちまくりのドンパチアクションもお見事です。アクション作品と見ると派手な映像の割に、主人公のマックス・ペインのキャラがイマイチ地味、ストーリーの展開もピークは中盤で、最後はありがちで尻すぼみ、エンドロールの途中で席を立ってしまいましたが、エンドロールの後に次なる敵に立ち向かう次回作があるかもっていうエピローグを見逃してしまいました…残念。