2010年 映画館に行き ました!2月
 

2月28日・フォーラム那須塩原 9 
【15】パーフェクト・ゲッタウェイ
容疑者6人犯人2人。地獄と化した、地上の楽園。誰も信じて はいけない。何も見逃してはいけない。
カルト的人気を誇るデヴィッド・トゥーヒー監督が「バイオハザード」シリーズの ミラ・ジョヴォヴィッチをキャストに迎えて贈る、世界一美しいリゾート地ハワイを舞台に繰り広げる"予測不可能"アクション・サスペンス。世界中の人々が 憧れ愛する地上の楽園ハワイ。その地で1組のカップルが殺された。テレビからは"犯人もカップルらしい"というニュースが流れる。時を同じくして、ハワイ で観光を楽しんでいた3組のカップル。開放的な場所ゆえに心を許して共に行動していた6人だったが、ニュースを聞くやいなや不穏な空気が流れ始め、全員が この中の誰かが犯人ではないかと疑い始める。犯人は誰なのか?そして殺人の目的は何なのか?誰も信じられなくなった登場人物と、我々観客の前に"衝撃のラ スト30分"が訪れる。あなたは全てを見破ることができるのか…
◆ん〜B級の  大どんでん返しモノ、作品の系統的には好きなジャンルの映画で、予告や前評判からかなり期待していたんです…が、確かに伏線が見事に張られていますが、確 かに観終えた後、誰にも言ってはいけない予想だにしないオチですが、ある意味、この手の話でやってはいけない、禁じ手が使われています。これはちょっと、 ルール違反!犯人二人が”成りきっている”といわれれば、それまでだけど、犯人のふたりが、犯人は誰だ!って疑心暗鬼になるなんて、あり得ないですよ ね〜。最後のビデオカメラに映っていた映像から展開される種明かしは、凝りすぎで訳分かりません…こじつけっぽかったですが…まぁ終わってみれば、オドロ キというより、呆気にとられたって感じです。ハワイが舞台になっているのですが、その絶景は圧巻です。


2月28日・フォーラム那須塩原 7 
【14】海角七号 君想う、国境の南
時が流れても、心に残る歌がある。
本国台湾で空前の大ヒットを記録した郷愁あふれる感動ドラマ。届くことのなかっ た日本統治時代の古いラブレターが、現代の台湾人男性と日本人女性に芽生えた恋を静かに後押しするさまを詩情豊かに綴る。主演は台湾の人気歌手ファン・ イーチェン。共演に、本作をきっかけに台湾で人気急騰の日本人女優・田中千絵とこれが映画初出演の中孝介。台北でミュージシャンとして成功するはずが、夢 破れて故郷・恒春の実家に舞い戻ってきた青年、阿嘉(アガ)。郵便配達のバイトを始めることになった彼は、届け先不明の郵便物の中に日本統治時代の住所 “海角七号”宛ての小包を見つける。中には60年前、敗戦によって台湾から引き揚げざるを得なかった日本人教師が、恋人の台湾人女性に宛ててしたためた7 通のラブレターが入っていた。その頃、町では日本人歌手・中孝介を招いての町興しライブを目前に、前座を地元のバンドが務めることが決まり、準備に大わら わ。急遽、即席の素人バンドが結成され、阿嘉もボーカルとして駆り出されてしまう。一方、恒春でポスター撮影の仕事をしていた売れないモデルの友子は、通 訳兼世話役としてそのまま現地に留まり、前座バンドの面倒を見るハメになってしまうのだが…
◆台湾映画の秀作って感じで何気に存在は知っていましたが、都内限 定公開でこちらでは観れないだろうと思ってましたが、何とフォーラム那須塩原で1週間の限定公開!このチャンスを生かして、早速観にいきました。やや荒っ ぽい構成ではありますが面白かったです。「スウィングガールズ」や「のだめ」と「カーテンコール」や「なくもんか」を混ぜて割ったって感じですかね、ラス トはそのアツさに泣けました。それぞれ不運な境遇の登場人物たちが、それぞれ大小あるけど、コンサート成功に向け幸せに好転していくというお話です。音楽 が映画に違和感なくあっていて良かったと思います。日本で観る場合、少々でも現代台湾での背景が頭に入っていれば、かなり楽しめて胸にしみる映画だと思い ます。
 

2月27日・新宿ピカデリー3 
【13】「時かけ」映画祭  (トークショー、時をかける少女1983年版・2006年版・2010年版
いつも青春は時をかける
「時をかける少女」2010年版公開を記念して「時かけ映画祭」が開催される。 1965年から66年にかけて筒井康隆が発表したジュブナイル小説で、これまでに何度も映画化、ドラマ化、マンガ化などが行われている。そして最新作公開 を記念して数ある「時かけ」の中から代表的な原田知世主演・大林宣彦監督の1983年版、細田守監督アニメーションの2006年版、そして最新作2010 年版の3作品を一挙上映する。イベント当日はこれらの上映のほか、原作者の筒井康隆、1983年版の大林宣彦監督、2010年版の谷口正晃監督、そして 『"時をかける少女"というブランドを背負うことができるか不安でしたが、一生懸命に時をかけました』と公式サイトでコメントしている2006年アニメ版 で主人公・真琴の声を担当し、最新作でも主人公・あかりを演じる仲里依紗さんがトークショーで登壇します。「時かけ」にまつわる方々が勢ぞろいしますの で、ここでしか聞けないお話もたくさんうかがえるのではないでしょうか。2010年版「時かけ」を公開に先がけていち早く観られるだけでなく、アニメ版の 真琴、2010年版のあかりと、仲さんを声と演技の両方楽しめる機会です…
◆最新作の中味の感想は、リピートで鑑賞予定なので、その時に紹 介、今回は「時かけ祭」についてのレビューです。PM3:30からPM10:35まで、7時間を費やす長時間のお祭りです。楽しかったぁ。よかったです。 席は真ん中列の端っこのH6席。まず初めはトークショー、仲里依紗さん、谷口正晃監督、筒井康隆、最後に大林宣彦監督。仲里依紗さん生で見れました〜(感 激!)プレス撮影用のライトが後方のポスターに反射して若干邪魔でした(怒)。インタビュアーの方が4人それぞれに話を振って進むんですが、大林監督から の裏話は結構面白かった。原田知世というタレントを世に出すために、角川春樹がゴリ押しで、大林監督に映画を撮ってくれと頼んで、実現したのが1983年 版だったそうです、それにしても大林監督ひとりでずっとしゃべってました。もっと仲さんに話を振って欲しいなぁ〜でした。トークショー40分はあっという 間、まぁずっと仲さんに見とれてました!何度か目が合ったような…(笑)夢のような40分が過ぎて、ゲストの皆さんが退場し'83年版、'06年版、連続 上映。トークショーから居残りの大林宣彦監督も一緒に鑑賞した1983年版懐かしかったぁ〜そして2006年版あらためて観ても良く出来てるなぁと思いま した。2本の映画が終わったあと、プレミアグッズプレゼント抽選会っていうのもありました。ここで、またまた仲里依紗さん登場!冒頭のトークショーで仲さ んはこれから仕事があるので、残念ですがここで…って言っていたので、まさかの再登場にビックリしました。目の前に座ってた人が抽選に当選しました、舞台 で直接仲さんからグッズを手渡しでもらえて、握手までしてもらうなんて、うらやましすぎ、こんな時のくじ運の悪さが恨めしい(泣)。まぁ生で仲さんをまた 見れたので、これはこれでよかったと思うしかないですね。。そして今回の2010年版の上映、過去2作を凌ぐ完成度でした。作品の感想詳細はリピート時に 詳しく書いてみます。各作品終わるごとに拍手、いい雰囲気で長丁場ながらも長さを感じず、ほんと楽しい余韻の残る「時かけ」祭りでした。
 

2月25日・ 恵比寿ガーデンシネマ2 
【12】ユキとニナ
子供のままではいられない。
「M/OTHER」「不完全なふたり」の諏訪敦彦監督と俳優のイポリット・ジラ ルドが共同で監督を務めた日仏合作ドラマ。大親友の2人の少女が、大人たちの都合で離れ離れとなる危機に直面して、様々な葛藤を経て成長していく姿を、少 女の目線から繊細かつ瑞々しいタッチで綴る。主演は、共に映画初主演ながら諏訪監督ならではの即興演出にも見事な演技で応えたノエ・サンピとアリエル・ ムーテル。フランス人のパパと日本人のママを両親に持つユキは、パリに暮らす9歳の女の子。同い年のちょっとおませなニナとは大の仲良し。そんなユキの最 近の心配事は、両親の仲が悪いこと。そしてある日、離婚を決意したママから、ユキを連れて日本に帰るつもりと告げられる。ショックを受けたユキはニナに相 談。ニナも両親の離婚を経験し、いまだにそれを納得できていなかった。そこで2人は、ユキの両親を仲直りさせようとある作戦を実行するが、2人の想いはな かなか大人たちには届かない。ついにユキとニナは最後の手段として家出を決意、うその書置きを残して郊外の森へと向かうのだったが…
◆フランス文化と日本文化の融合、独特の映像です、子供目線で観た 大人、そして子供たちの世界感を描いた大人の見る子供の映画です。好き嫌いが別れるかもしれません…ストーリーラインだけ決まっていて、台詞とか殆どがア ドリブだったそうらしいんですが、即興で紡ぎだした台詞を口にするユキ役のノエ・サンピちゃんに驚かされます。彼女の日本がまた愛らしいんです。雰囲気と しては不思議な感覚の映画でした。上映中ボンヤリとした時間が流れていたような感じ。この作品はストーリーで見てはいけない。フランスの生まれ育ったユキ が、最後は日本文化に馴染み、そこで暮らしているシーンは印象的、子供の適応能力って凄いなと思います。子供は思っているよりも大人。だけど子供は大人を 必要としているし、大人も子供によって大人になるってことを感覚で感じる映画ですね。
 

2月25日・新宿バルト9_5 
【11】パレード
歪みはじめる、僕らの日常
第15回山本周五郎賞を受賞した吉田修一の同名小説を「世界の中心で、愛をさけ ぶ」の行定勲監督によるメガホンで映画化した青春群像ドラマ。現代の若者の内面に宿る“モラトリアム”をテーマに、マンションでうわべだけの共同生活を送 る若者たちの日常が新たな同居人を加えたことで徐々に歪んでいくさまとその顛末を描く。都内のマンションをルームシェアする4人の男女。映画会社に勤める 健康オタクの直輝はこの部屋に最初から住んでいる最年長。一方、イラストレーターで雑貨屋店員の未来は、おかまバーの常連。また、先輩の彼女に恋をした大 学3年生の良介は告白する勇気が出ずに悩んでいる。そして無職の琴美は若手人気俳優と熱愛中。そんな彼らはそれぞれ不安や焦燥感を抱えながらも、“本当の 自分”を装うことで共同生活における互いの均衡を保っていた。しかし、いつしか男娼のサトルがこのマンションに住み着くのと時を同じくして、町では女性を 狙った暴行事件が連続して発生、これを境に彼らの穏やかな日常は次第に歪み始め、やがて思いもよらない事態を招いていく…
◆悪くはないんですが、リアルな現代人の話なので、爽快感もなけれ ば、夢も希望もないお話。嫌なら出ていくしかなくて、そこに居たければ笑っていればいい、『おはよう』『ただいま』『おかえり』はあるものの、互いの深層 には踏み込まない距離を置いた生活。自分をさらけ出さない若者達にとって居心地がいいこの世界。共同生活の場というより、誰もがアクがあり、悩みもあり、 過去もある。同じ屋根の下で暮らしていても、誰も互いの実態は解らない。最後に、ひとりが自らのさらけだすシーン、居心地のいい生活空間の足並みを乱され た残り4人の見下す目線の冷たいこと、恐いこと…今の人間関係を描いたといえばそれまでだけど、後味は決して良くないです。
 

2月11日・フォーラム那須塩原 3 
【10】インビクタス 負けざる者たち
ひとつの願いが、ほんとうに世界を変えた物語。
「チェンジリング」「グラン・トリノ」の巨匠クリント・イーストウッド監督が、 アパルトヘイト(人種隔離政策)後の南アフリカで開催されたラグビーワールドカップを巡る感動の実話を映画化したヒューマン・ドラマ。アパルトヘイト撤廃 後も人種間対立が残る中、国民が一つにまとまる大きな転機となった自国開催のラグビーW杯での奇跡の初優勝までの道のりを、ネルソン・マンデラ大統領と代 表チーム・キャプテンを務めたフランソワ・ピナール選手との間に芽生える絆を軸に描き出す。1990年アパルトヘイトに反対し27年間も投獄されていたネ ルソン・マンデラがついに釈放される。そして1994年、初めて全国民が参加した総選挙が実施され、ネルソン・マンデラは南アフリカ初の黒人大統領に就任 する。しかしアパルトヘイト撤廃後も、白人と黒人の人種対立と経済格差は依然として解消されず、国家はいまだ分断状態にあった。マンデラ大統領にとって国 民の統合こそが悲願であり、自ら寛容の精神で範を示し、国民に和解と融和を呼びかける。そして、翌1995年に南アフリカで初開催されるラグビーW杯を国 民融和の絶好のチャンスと捉える。彼は、長らく国際試合から閉め出され弱小化していた代表チームのキャプテン・フランソワを官邸に招き、国を一つにまとめ るためにW杯での優勝が欠かせないと訴えかける。戸惑いつつも、大統領の不屈の信念に心打たれたフランソワは、やがて誰もが不可能と考えた優勝目指して チームを引っ張っていくのだが…
◆クリント・イーストウッド監督作品にハズレなし!"赦す事こそが 恐怖を取り除く最強の武器"に象徴される、"赦し"で南アフリカを救い、国とひとつにしてまとめたマンデラ前大統領のお話。人間の可能性を信じたくなる希 望に満ちた傑作です。演じるモーガン・フリーマンは、風貌も含め、マンデラの知的で狡猾な面を絶妙に演じてました。南アフリカの過酷な歴史に詳しくありま せんでしたが、撮り方が凄く自然だからそんな背景も含め、すーっと入り込めます。1995年ラグビーワールドカップ、決勝のニュージーランド オールブラックス戦の2009年WBCで日本が優勝したときを思い出すような高揚感が…2時間15分でもやや短すぎる感じがしましたが、淡々と心が温まる 映画らしい映画です。試合前のスタジアム付近の怪しい人や、航空機の機長による計らいが粋な応援が行われるのだがテロか?!なんて思わせてしまうような、 いたずら的演出はご愛嬌でした。エンド・クレジットに流れるホルストの「惑星」をアレンジしたような音楽はラグビー・ワールドカップのテーマ曲だそうで、 歌詞も素晴らしいです。それにしても、この作品で描かれているワールドカップで日本は歴史的大敗してたんですね〜
 

2月10日・フォーラム那須塩原 1 
【9】オーシャンズ
生命(いのち)の飛ぶ空。命の原点、感動の頂点へようこそ。
「アース」「ディープ・ブルー」を超える、史上最大のドキュメンタリープロジェ クト。驚きは「アース」「ディープブルー」の先にあった。命の原点、感動の頂点へようこそ。美しくも凶暴な海と生命の物語。構想10年、撮影期間4年間、 世界50ヶ所、撮影70回、そして100種の生命たち。最新の映像機材でとらえた奇跡の瞬間が、見る者すべてを神秘の深海へと誘い込む。水圧さえ忘れる、 至高の体感をあなたに!海をテーマに壮大なスケールで贈る海洋ドキュメンタリー。海の神秘と躍動感に満ちあふれた生き物たちの命の営みが織りなす決定的瞬 間の数々が、長期にわたる粘り強い取材と最新テクノロジーを駆使した撮影システムによって実現した圧倒的な臨場感と大迫力の映像で展開されていく…
◆あの「アース」同様、よくこんな映像撮影できなたなぁ〜と感心し きりで観てました(一部合成っぽいトコもあったけど)海の中を泳ぐキレイな魚たちの満載の映像を予想していましたが、弱肉強食の海の世界の恐ろしさがク ローズアップされ、結構グロ系の海の生き物多かったな〜夜の海の底って…恐っ!と思いました。そんな海の自然の摂理に割って入り込む人間の存在の恐ろしさ も…、サメの鰭だけ切って捨てるシーンは衝撃的でした。