☆ノーサイドの笛が
鳴るまで☆
〜全国社会人ラグビー準決勝<神戸製鋼対サントリー戦>観戦記〜
いつもいつも、と言う表現は少し大袈裟かも知れないが、神戸製鋼は本当に劇的な試合をよく
見せてくれる。今回の全国社会人ラグビー・準決勝でも、そのドラマティックな演出は健在で、
ロスタイムに入ってからの逆転、再逆転劇は見るものを楽しませてくれた。というよりホントは
心臓に悪いよ。(笑)でも、試合を見終えた瞬間に、ここ(Heat up!)に一言書きたい、
書かなければ!と感じた私は新世紀になっても相変わらず、根っからのスポーツ好きが継続中
であるようだ。(笑)ラグビーのことを書くのはこれが初めてだな、と過去ログを見回して
感じた。と同時にラグビーがそれだけアツクなりにくい状況にあったことにも気付いた。
あの平尾クン(彼は後輩、ということは…年がバレる、汗)がJAPANの監督を務めてさえ
W杯であの惨敗ぶり、アマチュアリズムが重視されることから、後進も育ちにくい状況だ。
日本ラグビー界はこの辺りで大掛かりな改革が必要ではないかと、素人でも感じるくらいで
そんなことは多分私ごときがここに書く以前に関係者は百も承知であることだろう。
何より、まず素晴らしい試合のことを振り返らなくては。
★前半★
今回のゲームは社会人大会が始まる前から『打倒神戸』を目指してきたサントリーに注目が
集まっていた。「万全を期してフルに戦えるチームを作ってきた」と気合十分のサントリー
だったが、前半はその気合をも凌ぐ神戸の守備!攻撃は少ないチャンスをインターセプトで得て
その後独走するという形が一度ならず二度も見られた。ミラーの独走トライは91年1月8日の
対三洋電機との決勝戦で、3連覇を目指す神戸製鋼が12−16とリードされたまま
ロスタイムに入り、あと1プレイという最後のチャンスでウィリアムスが40mを走りきって
ポスト中央に決めた‘あの同点トライ’を彷彿とさせた。ラグビーファンなら決して忘れる
ことはないだろうと思われる、それくらい印象的なトライだった。がこのトライと全く同じ様な
situationで、VTRか?とも思われる映像は実は前半ではなくて、
後半で登場する。
前半はともあれ、波に乗った神戸製鋼が、31−7でリードし、折り返す。
☆蛇足☆
↑に書いた‘神鋼(関西では神戸製鋼をこう呼んでいる、関西人は略語が好きみたい、笑)
の奇跡’をちょっと振り返ってみたい。あの試合は社会人大会の決勝戦であるにもかかわらず
TVでの生中継がなく、私はラジオで試合を聴いていた。そのラジオ中継も大変音声が悪く、
自宅(室内)のラジオでは聴き取りにくかったので、当時1歳の娘を車に乗せて、カーラジオで
聴くということをやらかしていた。(やれやれ、らしいよ。苦笑)
目的はラジオ(試合)を聴くことで、目的地のないドライブで(笑)しかも走るところ
によっては、聴取状況が悪くなる。車を駐めたままでは娘が退屈するので仕方なく走リ続ける
が、試合がいいところになってくると運転がお留守になってしまう。(汗)今思えば滅茶苦茶な
ことをやっとるわけですが、今でも同じようなケース(中継がラジオだけ)があれば、また
繰り返すかも知れませんなぁ。(汗)ま、娘はデカクなり、もう乗せて連れて行く必要は
なくなりましたがね(苦笑)娘は成長してるのに、私は相変わらずです。ま、今は当時程
ラグビーにアツクならずに、サッカーに鞍替えしてると言えないこともありませんが
それでも冬になるとソックスの裏にもコートの懐にも至るところに
カイロをしのばせてでも
花園(ラグビー場)に行きたくなる。ま、これはスポーツ好きの性ですな。(笑)
あっ、カイロをしのばせてと言えば、実は22日からセレッソの練習が再開でして、
例の南津守へ、そうやってカイロをしのばせてでも出向こうかなと密かに考えていたら
なんと22日は参観日、やれやれ、練習の後、住吉大社に必勝祈願もあるとかで、付いて行こう
と思っていたのに〜!←10年前と全然変わっていないどころか、今の方が酷いぞー!笑。
冗談休題、ラグビー社会人大会の決勝は関西勢同士で、関西大会と同じ顔合せになりました。
リベンジせーい!!!>神戸フィフティーン。
★後半★
神戸製鋼は現在、社会人ラグビーの押しも押されもせぬ強豪チームであることは誰の目にも
疑いないが、ここに至るまでにはそれなりの下準備が必要であった。それが今尚GMを務める
平尾クンとその先輩後輩の手によるものであることを関西のラグビーファンはみんな、
知っている。彼の母校は彼が所属した間に大学選手権3連覇という偉業を達成した。
その大学の気質というか、クセや雰囲気が良くも悪くも神戸にも浸透しているというのは
かなり特殊な見方・考え方かも知れないが、当たっていないこともないと思う。
それ、即ち、攻撃(攻勢)に出てノッテいる時は素晴らしいプレイが連続して出るが、
一転して、‘受け’に廻ると、全然別のチームのようになってしまうというもの。(汗)
どのチームにもありがちなことかも知れないが、D大や神戸ではそれが極めて顕著なのだ。
今回の試合でも前半の大量(サントリー相手にあの点差だと大量と言わざるを得ない)
点差が災いしたのか、後半は反則を繰り返した。前半の守備で相当疲弊したことは否めない。
が、それにしてもサントリーの気迫の前にロスタイムに入ってとうとう逆転のトライを
許してしまう。試合には流れがあり、どちらかのチームが一方的に全試合時間を支配すると
いうことは、チーム力が拮抗するもの同士だとありえないし、流れが二転三転することは
よくある。にしてもサントリーの怒涛の攻めは神鋼ファンにとっては悪夢の時間であった。
「このまま負けるかも」という気持ちになって、チャンネルを替えてやろうかと、正直
思った。が、前半のミラーのトライで甦った‘あのシーン’が再び頭の中を駆け巡って
‘あのシーン’が今回はサントリーのものになってしまうのか(ロスタイムに入ってすぐ
サントリーが逆転したから)もう一度神鋼のものになるのかを、最後まで見届けてやろう
という気持ちになった。
そして、奇跡は再び起こった―――――ロスタイムに入って3分。最後の1プレイかと
思われた攻撃はハーフウェイライン中央のラックから始まる。右に展開。SOミラーと
WTB増保がループプレイでサントリーDFと2対2の形を作った。10mライン付近まで
走ったミラーが裏にキックで転がすと、サントリーWTB北條がボールを弾き、WTB平尾の前に。
これを平尾が拾ってそのままインゴールへ飛びこむ!
☆総括☆
サントリーが40分に34−31からトライ&ゴールを決め、34−38と逆転して
天国と地獄が入れ替わった3分後にまた同じことが起こったわけで、これを劇的と言わずして
何を劇的と言おうか…それにしても神鋼ファンである私は見ていて気が気じゃなかった。
何故ってそれまでにも‘あの(筋肉番付で新年早々ケインに完全なる敗北を突き付けた)
大畑クン(京産大卒)’がパスを受け損なうという大チョンボをやってくれるし、その後
相手にはそのミスにつけこんですかさず得点されるし。(大汗)とにかく、後半になって
からは反則とミスの連発で…だからあのラストの場面でもノックオン(攻撃側がボールを
自分より前に、受け損なうなどして落としてしまう反則)が出ないかとヒヤヒヤで…(滝汗)
WTBの平尾がトライを決めた時には絶叫&ガッツポーズ!(笑)嗚呼、私って車の中で
ウィリアムスのトライを聴いて叫んでいた10年前となんら変わっていないぞー。(汗)
私の観戦態度には相変わらずかなりの問題点が残るが(?笑)いずれにせよ神戸製鋼は
41−38でサントリーを下し、決勝へと駒を進めた。相手は↑にも書いたように
関西大会の決勝で苦杯を喫した相手、トヨタ。あの時はベストメンバーで戦えなかった
んだからね!と早くも連覇に期待を寄せている私。ってなわけで21日が待ち遠しいぜ!
初めて書いてみたラグビー観戦記、いかがでしたか。
趣味多過ぎ!とまた言われてしまいそうかな?(笑)
これからも気が向いたら書くかも知れませんので、その折にはまたヨロシク!