1999年6月23日
今日は朝から憂鬱な一日だった。こんな日は適当に仕事の手を抜いてしまうのが一番!。てなことで、適当ではなく本気に仕事の手を抜いた。
午前中は、ぼ〜んやりと窓の外を眺めていると終わってしまう。隣のビルを見ても仕方が無いのでテレビなぞ見ているうちにお昼になる。さあ、これからが正念場だぞ、自分に言い聞かせて気持ちを引き締める。
午後一番、馴染みの得意先へ意気揚揚とでかけた。まずは、うちの会社とは取引関係にないセクションへ行き世間話をして時間を潰そう。
「この仕事は当社にはご発注いただけないのでしょうかね?」などと軽〜いジャブ攻撃をしてみる・・・この言葉を普段付き合っているセクションで言っては決していけない。本当に仕事になってしまうから。なにせ、今日は暇つぶしにこの得意先に来ているのだ。
そんな調子で得意先(かなり大きい会社なのだ)の中をひょこひょこと歩き回り、3時近くになったら、いよいよ「本命」のセクションへ行こう。そして、やおら言ってみたのだ。
「この頃のお仕事はご発注単価が厳しゅうございましてねぇ・・・なかなか当社の工場で利益が上がらなくなりましたです、はい」、なんて、嫌味の一つを言うが、(これは蛙の面にションベン)だったようだ。
さて、時計を見たらば3時半だった。これからが「正念場」となるのだ。オフィスのあちこちで〔あの男、何しに来たのだろうか?〕というような冷たい視線を一身に浴びながらも、ここで担当者と長話を続けることが肝要なのだ。話を切り上げて部課長のところへ行ってしまうと「何の用事?」などと詰問される恐れが十分あるから。
そして長〜い長〜い一時間を辛抱している間に雰囲気は徐々に変化してゆき、まるで十年一日のように自分がその場所に居るのが当たり前、と、そんな雰囲気となった。4時半ともなるとオフィス内で帰り支度を始める人間が増えてくる。
「××ちゃん。今日は真っ直ぐ帰るの?」などとセクションのマネジャーに軽〜く聞かれたらもうこっちのものだ。こんな時に「はい」とか「ええ」とかストレートに答えてはいけない。予定があったが壊れそうです、とか、どうしょうかな?、などと曖昧に返答するのが一番なのだ。
そして結局は呑み会に便乗侵入して一日が無事終わった。