我が妹 綾乃へ
綾乃、元気か? まだ苦しいのか? 今年は凄い年になったね。 俺が手紙を書くなんて珍しいんだから大事にしろよな。 俺は、お前から強さと人間について教えて貰ったよ。 ネットにも友達がたくさんいたんだなぁ 正直言って驚いた。 おまえが他界してから・・俺も泣いたよ。 兄貴を泣かすなんて罪だぞ。俺だけじゃない 沢山の人が、おまえに泣かされた。 少しは反省しろな〜! おまえは いつも俺の真似ばかりして母さんを困らせたよなぁ その度に俺が怒られた。 綾乃が真似するからやめろ! とね。 知ってたか? でもな。俺にとっては嬉しかったよ。 覚えてるか? 俺がおまえと買い物に行った時、俺の彼女がさぁ 他の彼女と誤解してプンプンだったのを。今だから言うけど 俺は焦った反面、ちょーーっとだけ嬉しかったね。 だってよ、おまえは俺の自慢できる、たった一人の妹だからなぁ 俺と違って勉強もよくできたしね。母さんも鼻が高かったんじゃないかな。 おまえが高校を卒業する頃・・・そうかぁ18歳だもんなぁ 化粧して二人で出かけたじゃん。その時S木に逢ったろ? あいつ本気で、おまえが好きだったらしい。俺も、あの時は、 お前がメチャメチャ奇麗なんでビックリしたよ。 兄妹とはいえ嬉しかった。 それと、大学へ進んで就職活動で、おまえが俺と同じ業種を選ぶなんて思わなかったしね。 男だって大変なの知ってただろうに・・ 毎晩、コンピュータの勉強。ちゃんと教えてやっただろ?!。 でも、そのおかげで、俺は教え上手と言われるようになって栄転できた?? もう少し、おまえと過ごす時間が欲しかったよ。 それと、花嫁姿も見たかったしね。・・・おぉぉ 俺、おやじ発言だぁ?! もうすぐ49日だね。 ほんとにお別れだ。って言っても、先に行って待ってろよ うん十年後に行くからね。 再会を楽しみにしてる。 そだそだ、最近へんだぞ。おまえのせいかな? 霊感がさぁ 冴えてるんだよ。いつもなら春先だけなのになぁ。 ま、たまには俺んとこへ遊びに来いや。 わかってると思うけど、貸してやるから。 父さん、母さんには内緒だよ。 じゃなーー。また逢おうな! 俺の大事な妹よ!