「一人の人間は大宇宙」


  一人の人間のルーツは小さな小さな一つの受精卵。

  その中にはシンメトリックで美しい二重螺旋の形状が

  果てしないほどに続いている。

  二重螺旋の中に入っている生命の設計図は

  全世界の工場が持っている設計図の総量をはるかに超えている。

  神秘な受精卵は二つ、四つ、八つにと分裂し増殖し

  やがて六十兆の細胞となる。

  全世界の工場が持っている設計図の総量を

  まったく凌ぐ生命設計図が入っているのだ。

  二重螺旋の中の設計図はみなロックされていて

  ある細胞はある個所のカギを外して筋肉の細胞となり

  他の細胞は他の個所のロックを外して骨の細胞となる。

  こうして六十兆の細胞はそれぞれ豊かに個性を発揮する。



  ちっぽけな一つの受精卵が私に偉大さを投げかける。

  全世界の全工場の設計図の総量をまったく凌ぐものが

  私の中に六十兆もあるのであった。

  私は大宇宙そのもの。

  そんな偉大な私が小さな建物の中にいる。

  それは快哉を叫びたいほどワンダフル!



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