食べてないわよー(怒)


家出ばーさんは糖尿病だった
当然間食は制限され自由にできなかった
体格もかなり大きく
歩くのもひと苦労といった感じだ

ある日、俺が彼女の部屋へ行くと
まんじゅうをほおばるところだった

寮父:ばーちゃん、間食したらだめだって
言われてたんじゃなかったか?
彼女:え?わたし何にも食べてないよ
寮父:うそつくんでない、今喰ってただろ
彼女:だから食べてないって!

まったく しゃーないばーさんだ
いつもこうやっておかしをかくれて食べる
実は嫁さんにいじめられていたのではなく
こうやって間食を制限されるのが嫌で
家出してきたらしいのだ

またある日、口におかしのカスをつけて
すましていたので
そのカスを目の前に持っていき
証拠をつきつけてやった
それでも彼女は「食べてないわヨー(怒)」と
言い張る

いまだに心優しい嫁さんの援助により
かくれた間食を楽しんでいるようだ

嫁さんには間食を持ってくるなと
病状を説明しても
「好きなもの食べて死ねたら
本望じゃないですか?」
と、とりあってくれない

・・・矛盾してるような気がするんですけど
嫁さん?
さては嫁さんの追い出し作戦だったのか?
と、思わずにはいられない今日この頃である

次の話し

寮父さんのひとりごと
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