痴呆が進んでいなくてある程度理解出来る人には
大抵渡してあるのだ
ナースコールの呼び方はさまざまで
「電気の線」「呼びリン」「命の綱」
年寄りは自分の好き勝手に呼ぶ
とあるばーさんは「命の綱」がとても大事だ
常に手に持ってないと気が済まない
このばーさん、とてもわがままで甘えん坊
「体の向きを変えて」(自分で出来る)
「今何時?」(時計を見なさい)
「水飲ませて」(手の届く所にあったりする)
他愛の無いことでも呼び付けるのだ
ある日彼女のところへオムツ交換に行くと
「命の綱」を体中に巻き付けていた
寮父:どした?こんなにして
彼女の声がかれていたのはナースコールが手から落ちて
彼女:これなら手から落ちても
大丈夫だと思って・・・
よく見ると首にまで巻き付いて非常に危険な状態だ
おいおい、これじゃあ「命の綱」どころか
「命を奪う綱」になっちまうよ・・・
叫び続けたからだそうだ(同室者談)
そこまで必死にならなくても・・・と思ったが
同室者も気付いていたなら代りに押してやれよな〜
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寮父さんのひとりごと
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