野性児


野性児・・・彼女はそう呼ぶにふさわしい人だった
ある夜勤の朝方4時頃
見回りをしていると
寝たきりのはずの彼女がベッドに居ない
自分はずっと廊下に居たのだから
部屋から出たらすぐにわかるはず

ちょっとあせった私はベッドの下や
床頭台の陰になっていないかなど
くまなくチェックした

すると居室内洗面所のあたりから
ゴソゴソと音がする
みると彼女は洗面台下の開き戸棚から
転がり出てきた

こんなところにもぐり込むなんて
さすが野性児!!

彼女を抱き上げると
私は両手を使うことなく
彼女自身の力で私の体に
しがみついてきた
まるでサルでも抱いているかのようだった・・・

次の話

寮父さんのひとりごと
るーすけのトップページ
トップページ


このページは GeoCitiesです 無料ホームページ をどうぞ