2001/10月日記




◆10月日記◆

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◆Q&A
at 2001 10/02

日記の更新を張りきれば張りきるほど
みるみるそのさびれ具合が際立っていく
その他の置き去りコンテンツ。

そこでふと目に付いたのは
なんだか最近はやっているらしい
ねえさんたちに100の質問。

箇条書きの質問に答えるその流れは
就職試験の適性検査のようで興味深い。
これに答えてプロフィールにでも足しとけば
簡単な更新になるんでないの。

けれども質問を読み進めているうちに
この質問全てに答えていくということが
1枚ずつ洋服を脱いでいく事のようにも思われ
恥ずかしさと共に1つの疑問が浮かぶ。

こんなピチピチギャルでもないのりみが
勝手に全裸になってみたところで
はたして喜ぶ人はいるのだろうか。

もしかしてただの自意識過剰な女の
1人野球拳状態じゃないの。

そんな不安に怯えながら
挑戦している人達のサイトを探し
答えの仕方を参考にしてみる。

なるほどそうか。
あんまり真剣に考えなくてもいいのか。
適度なユーモアを交えたりしつつ
ちょっとやってみましたみたいな。

適度なユーモア。
できるんだろうか。

緊張しながら誰かを家にお招きしたものの
気合を入れすぎダジャレを連発してしまい
すっかりあきれて帰ろうとする誰かの足に
必死ですがりつく自分の姿が目に浮かぶ。

ま、待って。違うの。
楽しんで欲しかっただけなの。
だからお願い。許して。

3問目で帰らないで〜。

やっぱり止めよう。
鑑定値段にしておこう。

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◆眠れぬ夜 at 2001 10/03 寝返り絶好調のゴリ子。 昼寝中にも勝手に転がり起きてしまい 一体なにが起きたのかわからないまま 寝ぼけた顔で元に戻せともがく姿も それはそれで愛らしい。 が夜になると別である。 夜中にふと目が覚め隣を見ると 必死で助けを求めるが気付かれないまま 疲れ果て布団に突っ伏し寝ているゴリ子。 でええ! そのぐったりした体を目にした途端 もしや窒息死してしまったんではと 眠りから一転、一気に目が覚める。 伝わりますか。その胸の鼓動。 まるで元気が出るテレビの 寝起きバズーカ並に体に悪い。 それでも暗闇の中じっと目を凝らし 微かな背中の上下運動を確認したのち 元に戻してようやく眠りについた のりみを襲う次の試練。 暴風雨がたたきつける家の中 部屋にはなぜかたいまつの炎。 揺れる部屋におびえながら窓の外をのぞけば 目の前に迫りくるビックウエイブ。 いやあ!津波〜。 逃げなきゃ!車で脱出しなきゃ! 間に合わない〜。ガボゴボゴボ。 目覚めれば外は雨。 テレビの上には日曜日に観た ビデオの「キャストアウェイ」。

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◆巣立ちの日 at 2001 10/04 きっと赤ん坊なんて1年ぐらいは 乳だけで育つんだろうと思っていたのに 実際は意外と大変なものである。 4ヶ月になったゴリ子には そろそろ離乳食の準備段階として くだもの果汁を飲ませるべき時期らしい。 せっかくならば手作りにしようと スーパーで材料を吟味してみた結果 候補に上ったみかんは価格面で落選し お手ごろ感が評価された梨に決定。 早速皮をむき大根おろし器でする。 それをガーゼに包んでしぼったものに 湯冷ましを加え倍に薄めて完成。 おとっつあん。 お食事ができましたどえ〜。 スプーンを片手にいそいそと タオルでぐるぐる首周りを固められ 専用イスに縛り付けられた状態の ゴリ子の口元へプルプルと運ぶ。 た、楽しい。 いくらベロベロと吐き出されようと 人になにかをスプーンで食べさせる行為は なぜか不思議な快感が沸き起こるものであり それが今まで乳しか受けつけなかった ゴリ子というだけに感動もひとしおである。 どうだい。うまいかい。 梨はやっぱり日本梨だよね。 パパちんは洋梨のほうが好きっていうけど ままちんどうもあのもっさり感が嫌だよ。 あんたはどっちが好きになるかな。 そのうちこんなの物足りなくって コーラやビールも飲んだりしちゃって ゲフとかクワーとか言うのかな。 大きくなるのは嬉しいけれど なんだか母ちゃん寂しいな。

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◆この人だあれ at 2001 10/05 最近送っている近況メールから のりみの微妙なSOSを察知して 夕方突然やってきた母ちゃん。 「なにさ!急に来ないでよ!」 片道5時間の苦労を知りつつも なぜか照れくささが先走ってしまい ふてぶてしくなる出迎えもものともせず 母ちゃんは軽やかにゴリ子の元へ。 「アラ〜ゴリちゃん大きくな」 「フギャー」 出た。ゴリ子の泣き叫び。 普段の苦労をわかってもらうには 絶好のチャンスかもしれない。 が、その泣き声はいつもより激しく 抱いてもあやしても一向におさまらない。 なんだか呼吸困難を起こしそうな状態に だんだんと心配になってくる。 なんだろう。いつもと違う。 もしかして人見知りなんだろか。 それなら仕方ないけれど もし病気だったらどうしよう。 のりみの心は迷う。 けれど言えない。 ゴリ子をおんぶひもで背負いながら 必死で家の中を歩き回る母ちゃんに 試しに奥の部屋に隠れててなんて言えない。 どうしたの。 あんたの優しいばあたんだよ。 なんにも怖くないんだよ。 あんたの頭の形を心配してね ドーナツ枕も買ってきてくれたよ。 よかったね。嬉しいね。 なんにも怖くないんだよ。
ハロー!

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◆揺れる母心 at 2001 10/09 母ちゃんが遊びにきて5日。 絶叫ゴリ子をあやすのはもちろん 掃除や洗濯、ご飯支度までしてもらい 日記の更新さえもほったらかして つかの間のお姫様気分を満喫。 なんだか気が休まるなぁ。 やっぱり疲れてたんだなぁ。 そんな安心感に包まれながらも 徐々によみがえる本来のわがままぶりも手伝い ささいな生活リズムや子育て観のズレから イライラ感を感じる頻度も増えていく。 朝から掃除機かけないでよ! ゴリ子に厚着させないでよ! プリンなんて食わせないでよ! いけないいけない。 こんなこと言ったら帰った後に 後悔するってわかってるのに。 のりみとゴリ子の為を思い ついつい張りきる母ちゃんに 悪気はないってわかってるのに。 笑って大目に見なければ。 そろそろ大人にならなければ。 そう。 こんなことされても。
ワカメ?

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◆行っちゃ嫌 at 2001 10/15 気付けばこんなにいちゃったし そろそろ父ちゃんも心配だしと 帰り支度をはじめる母ちゃん。 ええ〜まだいいじゃん。 せっかく来たんだからさぁ。 そう言いながらパソコンに向かおうとすると だっておねえちゃんも相手してくれないしと ゴリ子を抱えていじけたことを言うので 電源さえも入れられない日々が続く。 ばあたん帰っちゃったら ゴリちゃん寂しいよねぇ。 もう正月まで会えないもんねぇ。 無邪気に笑う目の前の孫の可愛さと 父ちゃんへの愛情を天秤にかけ グラグラと揺れる母ちゃんの心。 それにおねえ風邪っぽいんだよね。 もしかしたら熱出ちゃうかも。 だから風邪直るまでいなよ。 あ、なんか親知らずがうずいてきた。 もしかしたら抜かなきゃだめかなぁ。 だから落ち着くまでいてよ。 やっぱり髪切ってこようかな。 それとも長いままの方が楽かなぁ。 決断できるまでいてよ。 そんな必死の引き伸ばし作戦も 最後はさびしん坊の父ちゃんが 深夜バスに乗って会いにくるという 大胆な行動で幕を閉じた。 帰ってほしくなかったのは 楽したいからじゃないんだよ。 ばあたんいなくて寂しい人は ゴリ子じゃなくてのりみだよ。 でもありがとね。 また頑張るね。

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◆甘ったれ at 2001 10/16 母ちゃんのお助け滞在中 やや沈静化したものと思われた ゴリ子の夕暮れ泣き叫びが再燃。 いそいそと母ちゃんのあやし方を真似し 背負ったり抱えたり揺らしてみたり 笑ったり歌ったりおどけたりするものの なぜだかヒートアップする泣き声。 なによなによ。 ばあたんじゃなきゃだめってかい。 ままちゃんだったらいやってかい。 あっそう。いいわよ。 可愛さあまって憎さ100倍 もう知らないと布団に転がすが すぐにかけ寄り抱き上げる。 うそだよ。ごめんよ。 嫌いになるわけないじゃないの。 ただちょっと悔しかっただけ。 母ちゃん。 どうして帰ってしまったの。 心細くて泣きそうです。 離れて暮らしたあの日から始まり 別れた後に必ず起きるこの儀式。 いったいいつまで続くのでしょうか。 結婚したら治るかと 子供ができたら治るかと 思っていたのにこのありさまで いつまでたってもめそめそめそめそ 男だったら冬彦さんです。 いつしかネジが切れかけて 力なく回るオルゴールメリー。 ゆっくり流れるそのメロディが いつもと違い悲しげに聞こえ ホロリとなるのは気のせいでしょうか。 だめなんだ。だめなんだ。 早くネジを巻こう。

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◆おいしい誘惑 at 2001 10/17 声をかけられても困るのに 無視されるのもつまらない スーパーの試食品おばさん。 あら。あれはなにかしら。 イワシのつみれ。ふーん。 横目でちらりと確認するものの まだ主婦としての貫禄不足なのか 声をかけられずに通りすぎる。 なによ失礼しちゃうわね。 買う気ないと思ってるんでしょ。 お金ならあるわよ。 ブリブリと怒りながら買い物を続けるが 優柔不断な買い物に献立は決まらず 肉売り場と野菜売り場を往復する度 横切らなくてはいけない試食品売り場。 違うの。迷ってるだけなの。 別に食べたいんじゃないの。 お願い。気にしないで。 そんな心の動揺を見透かすように 笑顔で差し出されるソーセージ。 あらやだ。そんなつもりじゃ。 いいのかしら。うん。なるほど。 確かにソーセージですね。 ナイスな気配りに喜びを覚えつつも 特に安くもないそれを買う気にもならず あごに手を当て考える振りをしながら 他の客にまぎれじりじりと逃げる。 ああ。おいしかった。 ああ。疲れた。 そしていつまでも握り締める 捨てられなかったつまようじ。

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◆予期せぬ疑惑 at 2001 10/18 3種混合の予防接種を受けに ゴリ子を連れて近所の小児科へ。 3回目ともなれば手順にも慣れ いつものように接種前の体温を計り お医者さんから診察を受ける。 「あらら、ほっぺたかゆそうだね」 「うつ伏せになって這おうとするから  すぐ赤くなっちゃうんですよね。アハ」 単なる世間話の延長のつもりで 順調な発達ぶりをさりげなく報告するが 事態は思いもよらない方向へと向かう。 「お母さん、これアトピーかもよ」 「でええ!」 「ついでに血液検査しとこうね」 予定外の展開に動揺しながら 連れていかれるゴリ子を見送り 待合室のイスでよろよろと考える。 アトピーってあれかい。 卵がだめとか牛乳がだめとか ホコリがだめとかダニがだめとか。 ええええ。うっそーん。 もしかしてあれなの。 ウニを食べると唇が腫れる そんなのりみの遺伝なのだろうか。 でもそんなアトピーってあるの。 もしそうでもしょうがない。 しょうがないんだけどさ。 なんでもかんでもバクバク食い 擦り傷さえもツバつけて直すような そんなたくましい子を夢見ていただけに お母ちゃんは少しショックなんだよ。 気をつけながらケアしていくことが 過保護や心配性って意味とは別に 必要なことだとわかってはいるけれど。 待合室にこだまする 採血されるゴリ子の絶叫。 頑張れゴリ子。 母ちゃんも頑張るから。 これから始まる離乳食だって 自信のない掃除だって。 安心してまかせなさい。 だからそろそろ観念しなさい。

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◆気の合う2人の問題点 at 2001 10/19 どんなにのん気で楽観的な人間でも 自分よりさらにのん気な人間と出会うと なぜだか悲観的になってしまうような そんな気がする今日この頃。 ほんとはたいして痛くもなかったのに 転んだことをお母さんに報告するうち 泣いちゃう小学生にも似ている。 仕事から帰ってきたパパちんに ゴリ子のスワ!アトピー事件を報告。 「薬つければ治るんでしょ」 出た。 無知って怖いわ。 いいかい。よく聞きなさい。 アトピーってのはね一種のアレルギー症状なの。 だから原因になる物質を取り除きながら 気長〜に様子を見てかなきゃいけないの。 「ふ〜ん」 それにさ、まだ湿疹だけならいいけど ひどいと呼吸困難になったりするんだよ。 ほれ、どっかで聞いたことあるっしょ。 給食のソバ食べて死にそうになったとか ソバ殻枕で呼吸困難になったとか〜。 「ゴリ子もソバなの」 だからぁその検査をしてもらってんの! 原因はソバだけって限らないんだから。 牛乳とか卵とか大豆とかダニとか〜 米とか小麦とかハウスダストとか〜。 ああ〜ん。ゴリ子ォォ〜。 「でも結果出ないとわかんないんでしょ  なんでもないかもしれないんでしょ」 まあね。 そうなんだよね。 「もしそうでも仕方ないじゃん。  大丈夫だよ。なぁゴリ子。」 まあね。 そうなんだけどね。

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◆そこにあるのに at 2001 10/21 母ちゃん滞在中から感じていた 奥歯の奥の違和感が消えず 指を突っ込み歯茎をなぞる。 フエ! ナンカハへへフ! うずいてはおさまる事を繰り返し なんとかやり過ごしてきた親知らずが ついにタケノコのように顔を出した。 いったいなにが起きてるの。 見えないのりみの歯茎の中で なにがどうしてどうなってるの。 合わせ鏡を駆使して確認を試みるが 右上奥の奥というその手ごわい位置に 呼吸とあごの限界を感じて断念。 存在するのに見られない 確かめたくても見られない このもどかしさ。 あの頃を思い出すなぁ。 ゴリちゃんがいた10ヶ月。 超音波での写真は見たけど なんだかよくわかんなくてさ。 きみはどんな格好でいたの。 どんな風にして泳いでいたの。 あきらめきれない奥歯の奥を 怪しい舌つきで確かめながら つかのまゴリ子と風呂で遊ぶ。

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◆愛の月末攻防戦 at 2001 10/22 仕事から帰ってきたパパちんに 親知らずタケノコ発生事件を報告。 様子を見てと口を開けながら迫る。 見えねぇ見えねぇと言われながら 立ったままのけぞり続けるうちに バランスが崩れしがみついたその姿勢が なんだか社交ダンスのようなことに笑え 思わず「杉本彩!」とおどけてみるが 内股をかけられ倒される。 そんなアホなことしてないで 早く飯作りなさいや! なんてつまらない人なの ジョークもわからないなんてと よよよと泣き崩れてまた遊ぶ。 あ、そうだ。 明日早番なんだけど帰りに 床屋行くからお金ちょうだいね。 なんですと! あなた今日何日だと思ってるの。 給料日までカウントダウンよ。 そんな予算なんてないわよ! 激しく抗議をしかけるものの ずさんな家計管理の発覚を恐れ 素早く北風と太陽作戦に変更。 ふーん。あっそう。 でも長いのも似合うと思うけどなぁ。 なんていうの。豊川悦史? そう言った後にぶははと笑い 首を締められ作戦失敗。 財布を隠して早く寝よう。

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◆お金のない訳 at 2001 10/23 ゴリ子も眠る昼下がり 百円電卓とコーヒー片手に たまった家計簿をつける。 あらまあ。 とっくに予算オーバーだもの。 これはお金なくても不思議でないわ。 っていうかなんであるの。 財布の中のお札を数えながら 郵便受けからそのまま紛れた 1枚の検針票を見て驚く。 なんなの。 この異常な水道代は。 いくらゴリ子の為だとはいえ 毎日風呂に入るのも痛いよなぁ。 いくら再利用とかいったって 洗濯するのも限度があるし トイレに運ぶのも疲れるし。 それになぁ。 どんなに少なく沸かしても パパちんザボザボお湯足すしなぁ。 追い炊きできる風呂が欲しいなぁ。 まあいいや。 今日から風呂にはいる時は 棺桶状態を徹底させよう。 それにのりみも。 もう見てないテレビは消す。 昼間のうちはストーブも消す。 っていうかあれなんだ。 ゴロゴロ家にいるからだめなんだ。 そうだ。出かけよう。 でもどこ行こう。 ゴリ子の服でも見に行こう。

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◆裏技な日々 at 2001 10/24 暇つぶしの名目で給料日前日 またまた立ち寄るいつもの場所は 子供服専用のリサイクル屋。 見てるだけ〜見てるだけ〜と 懐かしのCM文句を口づさみながら いつしか握らているこの服は何。 どうしよう。 可愛いと思う?欲しい? 着ると思う?どうする? ベビーカーでふんぞり返る 物言わぬゴリ子に意見を求めながら なおも売り場を物色し続けるうち ふと店内の張り紙の存在に気付く。 なに? 来週から50%オフ? でえ!あぶねえ〜! いいかい。また来るからね。 それまで見つからないように いい子で待っているのだよ。 優しくささやきなでながら 手にした洋服を小さく丸め 棚の奥深くこれでもかと押しこむ。 パパちんやったよ。 のりみ、頑張ったよ。 今日は1円も使わなかったよ。 それでもご飯はできてるよ。 世界三大スープのトムヤムクン。 そんなに瞳を輝かせないで。 すごいだなんて言わないで。 キムチ鍋の残り汁って言えない。

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◆母親昇格試験 at 2001 10/25 ゴリ子と一緒に高校時代の友達 ユリちゃんの家へ遊びに行くことになり 途中お土産でも買おうとコンビニへ。 遊びにおいでと言えば言ったで 掃除やなんやと気を使うけど こっちが行くのは気が楽だなぁ。 だけど遊びに行くってなると 手ぶらで行くにもいかなくなるし はたしてどっちが得なのか。 お菓子の値段を見比べながら 給料日にまでそんな計算をする 浅ましい自分が少し嫌い。 ゴリ子とちょうど1歳違いの 同じく女の子がいるユリちゃん家。 こんにちわ〜。 大きくなったねぇ。 柱の陰から顔を出し はにかみながらおじぎをする姿が 来年のゴリ子の姿と重なり ほのぼのと微笑み返す。 やーん。可愛いよねぇ。 こうなったら楽しいっしょ。 え〜そうかい。 大変だよと笑いながらも 背後にただよう貫禄のオーラに 包まれながら盛り上がる子育て話。 そう〜そいでさ。 ん?なに?どしたの? お菓子くれるの?ありがとね。 え、ゴリちゃんにも? モグモグモグ。 ドウモアリガトウ! ほのぼの感を感じたのもつかの間 いっこく堂を演じ始める自分に 少し疲れを覚えはじめる。 けどあれだよね。 え?なに?これ作るの? はい、でき、ワー! せがまれせっかく作ってあげた レゴブロックの家をぶち壊され もうおしまいと片付けられる。 深く刻んだ眉間のしわに まだ道は遠いことを知る。

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◆愛の処方箋 at 2001 10/26 アトピー検査の結果を聞きに ゴリ子と一緒に小児科へ。 「え〜ゴリ子ちゃんね」 「先生、どうなんでしょう」 「反応出てますねぇ。卵白に。  この月齢にしては少し強いかなぁ」 「ヒイ!」 検査結果のグラフを見れば 陽性ラインをはるかに突破し さんぜんと輝く星4つ。 心の準備はしてきたつもりでも 予想を越えた現実に のりみもマチャアキも動揺。 「とりあえず離乳食には卵まだね。  でもまぁ消化器官が発達すれば  だんだん改善してくと思うけど」 そうですか。 気長に見守る訳ですね。 わかりました。頑張ります。 「それと今って母乳なの?あっそう。  ならお母さんも卵やめといてね」 「ヒイ!」 おかえりパパちん。 と言うわけでさ ゴリちゃんアトピ子だったから 卵はしばらく買わないからさ。 だから当分トンカツだとか フライなんかも作れない。 すき焼きなんかもだめだから。 うるさい。 おまえも協力しろ。

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◆女体の神秘 at 2001 10/27 ゴリ子が産まれて5ヶ月半。 出かける機会も増えてきて お世話になった人達に お披露目を兼ねた再会も増え。 けれども会う人会う人が聞く 痩せたんじゃない?の一言が 以前と違って喜べない。 それはやつれてるってことなの。 もしかして老けたってことなの。 確かに腹はへっこんで 顔もなんだかこけてきた。 普通に食べても痩せてくことが 母乳のせいならまだわかる。 けれどもそれに加わる変化 頻繁すぎる過激な腹具合に ふと感じる恐怖と不安。 もしかして病気なんじゃないの。 だから痩せてってんじゃないの。 それともついつい食べすぎる こんにゃくゼリーのせいなの。 なんだか大変なんですね。 1人産むたび歯が抜けるとか いろいろ話は聞いていたけど。 そうかと思えばそんな中 なぜ親知らずが生えるのか よくわからないんですけどね。

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◆噂の真相 at 2001 10/28 パパちんが出張中の日曜日。 家にいるのもなんだしと ゴリ子とデパートをうろつく。 最近ゴリ子のものばかりだし たまには自分の服も見よう。 ふと立ち寄ったテナントで ぶらぶらする中目に付いたのは 濃い目が程よいジーンズで。 ごめんゴリちゃん。 少し待っててくれるかい。 ままちゃん試してみたいんだ。 ワンサイズ下のジーンズ片手に ベビーカーをカーテンの外に寄せ いそいそと試着室の中へ。 おお!はいったよ! でもなんなのこれ。 ヘソが出ちゃうじゃないの。 もしかしてこれが噂のローライズ。 時代に乗りたい気持ちはあるが どうもこうにも落ち着かない。 専用パンツがいるのかなぁ。 これだとパンツが見えちゃうなぁ。 微かにのぞくパンツを押しこみ 鏡に背を向け屈伸すれば 外で待たせたゴリ子に蹴られ ゆらゆら揺らめくカーテンが。 わかったよ。今出るよ。 そんなに蹴ったら見えちゃうよ。 カーテン押さえに気を取られ 片手でおろしたズボンにつられ 下げたパンツがさらに落ち 鏡に向かっておけつが全開。 ゴリ子と来たのが間違いだった。 パンツを買って出直そう。

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◆ふくらむ誤算 at 2001 10/29 アトピー結果も出たとこで ゴリ子の離乳食を開始しようと 朝からおかゆ作りに励む。 なになに。 基本は米1に対して水が10。 そんなのどやって計るのさ。 とにかくあれだ。 米粒の形さえ残らないような なめらかなおかゆってことだね。 大目に作って冷凍しようと ジャーから鍋にご飯をぶち込み 水を注いでえんえんと煮こむ。 が、煮れば煮るほど崩れるどころか 水を得てぶよぶよと肥大化する米粒。 あわててお湯を足せば足すほど スクスク育ってきりがない。 限界か。 もうこれ以上は無理なのか。 そこでミニすり鉢セット登場。 百円均一も便利になったと 感心しながらゴリゴリするが すりこぎ棒があまりにミニ過ぎ 逃げる米粒を必死で追う。 どうしよう。 まだこんなにある。 隣で待機の鍋をのぞけば また水分を吸いこんで すっかりホンジャマカな米粒。 「ごはんですよ」はあったかなぁ。

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◆教育的指導 at 2001 10/30 ドラマに飽きて思い出す 録画したまま忘れてた SPEED復活コンサート。 激しく踊る4人の衣装は きわどい噂のローライズ。 その無駄のない華麗な腰つきに テレビの前で口を開ける。 カッコいいなぁ。 こないだ迷ってやめたけど やっぱり買ってみようかなぁ。 (10/28日記参照) ゴリ子と2人で踊りつつ 繰り返し見るうち日も暮れて いつしか帰ってきたパパちん。 ねぇねぇ。これよくない。 日曜日一緒に買い物行こうよ。 挑戦するからゴリ子見ててよ。 腰をくねらせ提案するが 冷たくやだよと拒否される。 あんた幾つだと思ってんのさ。 歳を考えなさい歳を。 このデカパン女。 わかってない。 女というのはいくつになっても 誉めらたなら誉められるほど 綺麗になれる努力をするのに。 だめだ無理だと言われ続ければ そのうちどうでも良くなるのに。 許さん。 ビールを取ろうと冷蔵庫に立つ ジャージ姿の足元にしのび寄り 「ローライズ!」と叫びながら ズボンのすそにすがりつく。 やめて。蹴らないで。 ゴリ子が見てる。

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