2001/11月日記




◆11月日記◆

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◆お友達になりませんか
at 2001 11/01

ゴリ子とデパート散歩中
同じく子連れのお母さんと
隣り合うオムツ交換所。

ゴリ子と同じぐらいかなぁ。
声でもかけてみようかなぁ。

微笑みながら様子を探るが
お〜しりフキフキ!と陽気に歌う
楽しげな2人の世界に入っていけずに
密かにウンコの匂いをかいで終わる。

時々訪れる友達欲しい病。

別に悩みも愚痴もない。
ゴリ子と2人でいるのも楽しい。
だけれどたまに他の親子の
様子をのぞいて話もしたい。

難しいなぁ。
今ある気ままな生活の中で
新しい友達を作るのって。

たとえば学校や会社のように
同じ時間を強制的に過ごすなら
自然になにかを選り分けつつも
積み重ねていくものもある。

だけれどそんな場面がない今
そこにたどり着くまでの道のりは遠く
疲れて途中で家に帰りたくなる。

無駄なプロセスが面倒なんて
なんだか恋愛みたいだなぁ。
運命みたいな出会いだなんて
簡単にあるわけないのに。

とぼとぼゴリ子を押しながら
家へと向えば前方に見える
同じくベビーカーを押す後姿。

もしやこれかと走って追えば
買い物カートにより掛かり
よろよろ歩くおばあちゃん。


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◆第二の父ちゃん at 2001 11/02 以前の職場の事務部隊の親分 Y代理が入院したという噂を聞き ゴリ子と一緒にお見舞いに。 「お〜元気か!」 そうです娘と孫なんですと 同室の人達にホラ吹きまくる 変わらぬふくよかな顔に安心しながら お土産のパチンコ雑誌を渡す。 なんもなんも。 ただの検査入院だから そんなに大したことないんだ。 そうですよね。 そういえば時々倒れてましたもんね。 なぜだか決算期とか月末でしたけどね。 そんな軽口を懐かしみながら 職場の様子や近況を報告しあううち 気になりはじめるおかしな会話。 だから5ヶ月半ですってば。 名前はゴリ子ですってば。 さっきも聞きましたってば。 いったいどこの検査なの。 なにをどぎまぎしているの。 なあなあ主義の逃げ腰な性格に 時には激しいケンカもふっかけ もういい知らんと無視もした。 それでも一緒に仕事して 2人でいろいろ乗り越えた。 赤い顔した送別会 今までほんとにありがとなと おしぼりで涙を拭いた人。 退職してからまだ6ヶ月。 会話のループの原因が 流れた月日のせいならば 娘は少し悲しいのです。

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◆あなたについて行く at 2001 11/03 最近良く見かけるCM 任天堂のゲーム・ピクミン。 なにがあってもご主人様と歩き回り 一緒に戦い最後は食べられるという なかなかシュールな内容らしい。 食べられるってどうなのよと テレビの前で突っ込みながらも そのメロディが耳から離れず 気付けばゴリ子に歌ったりする。 ぞろぞろついて来るなんて 戦わなくても楽しいなぁ。 なんだか欲しくなっちゃうなぁ。 そんな日々を過ごすうち お気に入りの日記を読む自分が ピクミンに思えてしょうがない。 やっぱりこの人好きだなぁ。 また来ます。また読みます。 あなたについて行きます。 徘徊するうち立ち寄った 日記才人のランキングをのぞけば 異様に多い得票数の人の背後に ピクミンの大群が透けて怖い。 あなたのことは好きだけど 新しいご主人も欲しいのです。 未知の土地を追い求め 深夜の掘り起こし作業にかかる なぜか後ろめたいピクミン。

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◆おしゃれサロンの罠 at 2001 11/04 パパちんが休みの日曜日 乳が隠れるほど伸びきった髪の毛を 念願のショートヘアーにするために ゴリ子を預けて美容室へ。 ここまで育てたこの髪も 痛むしシャンプーは大変だし ゴリ子に掴まれ毛は抜けるしで もう思い残すことはない。 けれども化粧や服装に合わせながら 必死に巻いたりアレンジしていた 輝かしいあのブイブイ時代から もう卒業してしまうんだと思うと 少ししんみり感もただよう。 だからお願い。 変にしないでね。 いつもは雑誌を見ながらで まかせっきりの美容師さんでも 今回ばかりは鏡から目を離さず 心の中でチェックを入れる。 いいねぇ。いいよ。 その調子でいってちょうだい。 待て。止めろ。そこは切るな。 そんな叫びも無事届き 鏡にうつる完成スタイルは 見慣れないけどほぼ満足。 どうもありがとう。 ところでそれは。ワックス? なるほどスタイリングですね。 それはまたどうもどうも。 精神を指先に集中させながら 鏡ごしに真剣なまなざしを送る 美容師さんの視線がまぶしい。 ありがとう。 ほんとにありがとう。 だからもういい。わかった。 そんなにいじらないで〜。 もみあげをしごかないで〜。

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◆鍋奉行 at 2001 11/05 だんだん冬が近づくにつれ 出番の増えていく鍋料理の中 最近特に凝っているのがキムチ鍋。 寒い夜には体も温まり うどんを入れればご飯もいらず 残った汁も翌日スープに活用でき とても嬉しい楽ちんメニュー。 今夜は牡蠣も加えた豪華版。 早速帰宅したパパちんと鍋を囲み ウキウキと投下を開始するが怒られる。 「そんなにバカスカ入れないでや!」  どうすんのさこれ。はいあげる」 鍋の底深く沈んでいたらしい しじみのように縮んだ牡蠣を 責任とれと皿に盛られる。 だって早く食べたいんだもん。 早く入れたら早く煮えるんだもん。 じゃあ君が牡蠣の数管理しなさいよ。 それ聞いて補充するからさ。 「はい。いいよ」 ボール片手に待ち構えつつ 合図と共に張りきって追加。 「牡蠣入りまっす!」 「あと2個あるからね」 「牡蠣入りまっす!」 「だから早いんだってば!」 こんなに頑張っているのに どうして怒られるんだろう。

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◆ふとももの誘惑 at 2001 11/06 短くなった髪型に合わせ タンスの中をひっくり返し 開催された1人ファッションショー。 こうしてみると意外に多い いろんな手持ちのジーンズも はくのはそのうちの何本か。 眠らせとくのもじゃまだけど 捨てるというのももったいない。 そうだ。ハサミで切ってみよう。 最近はやりの半端な丈に。 そんな無謀なチャレンジも 楽しい作業に目標を見失い 太ももむき出しの短パン姿に 鏡の前で腰をくねらせる数分後。 う〜ん。ワイルド。 せっかくだからパパちんが 帰ってくるまでこのままいよう。 驚かれたらバキューンと撃とう。 「ただいま〜」 待ちかねたその声に平静をよそおい お尻を突き出し茶碗を洗い続けるが 何事もなくそのまま素通りされる。 ちょっと! なんか言うことないの! 隣の部屋で転がっている ゴリ子の元へ歩み寄る後姿を 爪先立ちで追いかけ再アピール。 なにさ。わかったってば。 ゴリちゃんあれ、見てごらん バカなおばちゃんですねぇ。 なによなによ。 1日待っててこの仕打ち。 これじゃ飛び出て無視される 肝試しのおばけ役じゃないの。 女としての魅力がないんだ。 もう足なんて見たくないんだ。 ひどいわひどいわもうおしまい。 ガシガシ茶碗を洗いつつ むなしく寒い心と体。

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◆セールス撃退作戦 at 2001 11/07 突然の訪問者には有効な インターホンがない我が家。 現金書留や宅急便 学資保険や内祝いの案内など やたらとチャイムが鳴りまくった ゴリ子が産まれてすぐの時。 なぜかお乳タイムと重なるそれに は〜いと必死で叫びながら まどろむゴリ子を乳から引き離し 号泣の中みだらな胸元でドアに走れば すでに誰もいなかった時のあのむなしさ。 何度も思った。 ああ。表札の横に飾りたい。 赤ちゃんが乗ってますプレート。 もらうものももらい終えた今 最近くるのが布団のクリーニング。 紛らわしい社名にうっかりドアを開け 素敵なエプロン姿に身構える。 「うちの会社はご存知です?」 「よく知らないけどごめんなさ〜い」 「お布団洗濯されてます?」 「してないけれどごめんなさ〜い」 何が起こるかわからないこの世の中 無言で閉めようとするドアの隙間に 突っ込む足が鉄筋靴とも限らない。 あくまで笑顔でさわやかに 歌うようにほがらかに断るが なかなかどうして相手もしぶとい。 どうしてゴリ子は泣かないの。 そうだ。泣き声録音しておいて MAX再生して出るってどう。 エヘヘとにやける想像の 笑顔の意味を敵は知らない。

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◆チャームポイント at 2001 11/08 子供と一緒に遊びに来てくれた 高校の友達・マサコちゃん。 ゴリ子と一緒に出迎えながら その1歳半になる女の子の あまりの可愛さに衝撃をうける。 「や〜ん!可愛い〜」 色白でぱっちりとした茶色い瞳。 くりくりと柔らかそうな巻き毛。 なんだかハーフみたいである。 そうそう! 最近よく聞かれるんだよねぇ。 お父さん外国人なのって。 どこか嬉しそうに笑うその顔を見ながら ハーフのように可愛いと誉められながらも 純日本人の自分にそう質問されちゃうのは ほんとはなかなか複雑な事のようにも思うが あえて突っ込まないことにする。 わ〜ゴリちゃん! や〜ん!毛がふさふさ! 出た。 毛がふさふさ攻撃。 なんなのこの違いは。 いいもんいいもん。 どんな顔でも可愛いもん。 わかってるのに比べたりして。 ごめんね。母ちゃん許してね。 2人が帰った部屋の中 謝りながらトサカをなでる。

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◆裸の格闘 at 2001 11/09 最近遅いパパちんの帰宅に 1人でやらなければいかず 難航するゴリ子の風呂入れ。 ゴリ子と一緒に入ってしまうと ちっとも自分の体が洗えない。 なので脱衣所の床にゴリ子を転がし まず自分の体を先に洗うことに。 ままちゃんここよ〜。 すぐ行くわよ〜。 おどけた顔で声をかけながらも 半開きにしたドアの隙間のせいで みるみる逃げていく風呂場の暖気に 寒さで桶を持つ手が震える。 悲しみの中冷たい体でゴリ子を迎え やっとのんびりお風呂タイムのはずが 最近力強さを増した脚力によって再び難航。 泳がないでよ!溺れるって! 暴れないでよ!落ちるって! 石鹸の泡でツルツルすべる体を 落とすものかと必死で押さえ 湯気でくもった鏡をのぞけば そこにいるのは鮭と熊。 ぐったり疲れて風呂からあがり 着替えを拒否して寝返る体を 押さえつければはらりと落ちる 巻いてたはずのバスタオル。 あら。パパちん。 おかえりなさい。 なんなのその目は。

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◆不揃いな想い出たち at 2001 11/11 撮ったはいいがほったらかしで 溜まりに溜まったゴリ子の写真。 今日こそ整理するんだと 束ねた写真のゴムをとる。 早いよなぁ。 こんなに小さかったのに。 ほれ。あんたも見なさいや。 テレビを見ながら空返事をする 薄情なパパちんはほっておき ゴリ子と一緒に次の写真をめくる。 やーん。見てごらん。 あんたが産まれた病院だよ。 お世話になった助産婦さん。 「ゴリ子退院の日」 写真をアルバムの中に張り 付録についてたインデックスに そう書き添えて横に張る。 どうだい。いいでしょ。 わかりやすいでしょ。 後から見るとき絶対いいよね。 ええと次。これは家だね。 写真の中の多数をしめる 床に転がる無表情なゴリ子。 いったいいつのものなのか 日付がないからわからない。 これはどっちが先だろう。 床に広げてぐるぐると 順序を入れかえ考えながら なにも日付にこだわる事も ないんじゃないかと思いつく。 「寝るゴリ子」「泣くゴリ子」 「笑うゴリ子」「固まるゴリ子」 そして完璧に混ざる。

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◆危険な兆候 at 2001 11/12 ゴリ子の機嫌も徐々に落ちつき 喜びながらも持て余す 優雅なブレイクタイム。 ヒマだなぁ。 本でも読もうかなぁ。 以前は活用していたけれど ゴリ子が産まれて行かなくなった 少し離れた市の図書館。 1度行ってはみたものの 以前の癖でバカスカ借りまくり 結果あれよあれよとせまる返却日に 必死で読んだあの長い夜。 もうあんなのは嫌だ。 夏休み最終日みたいのは嫌だ。 もったいないけどやっぱり買おう。 焦ることなく余裕を持って のんびり少しずつ読もう。 出かけた近所の古本屋。 棚に書かれた半額の文字に あれもこれもと胸が踊る。 なんだっけ。 なんだっけ。 ネットで誰かが誉めてた本。 ちまたでなにかと話題の本。 雑誌でおすすめしてた本。 だからあれよ。 あれなのよ〜。 探せば探すほど頭から吹っ飛ぶ ここにくるまで覚えてたはずの 本のタイトルや作者の名前。 カニ歩きのままあごに手を当て 時にはしゃがんで目を閉じながら 結局あきらめ「あ行」に戻る。 前から聞きたかったけど 毎回こんなの変ですか。 危険な兆候なのですか。 それともあれよりましですか。 ウンコがしたくなるよりは。

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◆変身計画第二弾 at 2001 11/13 先日のショートカットに続き 自宅でのおしゃれ染めを決行。 さんざん薬局で迷ったあげく 結局買うのは無難なブラウン。 パッチテストをぶっ飛ばし ウキウキしながら混合液を作る。 うおお! 鼻を突き刺す刺激臭。 今まで使った毛染めの中で 文句なしのベストオブ臭いで賞。 安さの秘密はこれなのか。 ただよう匂いに危険を感じ 寝ているゴリ子をそっと抱きかかえ 部屋の隅に避難させてから作業開始。 フンフンフン。 髪が短いと楽だなぁ。 こんなに薬が余っちゃうもの。 よし。あとはこのまま20分待 「ウギャー」 でええ! なんで起きるのよ! コントのようなタイミングで響く 寝起きゴリ子の強烈な泣き声。 駈け寄りたくなる気持ちを抑え ケープ姿で途方にくれる。 ゴリちゃん待ってよ。 抱っこなんかできないよ。 だってままちゃん臭いもの。 時計を見ながら心は痛むが ここで止めては意味がない。 どうにかこのまま泣きやまないかと 離れた場所から呼びかける。 ゴリちゃあん。 見て見て。ベロベロブー。 「ギャー」 だめなのか。無理なのか。 あきらめようかと鏡をのぞけば テカテカ光るオールバックな頭。 そうだ。 ゴリちゃあん。 見て見て。ほ〜ら楽しいよ。  ♪ホタテをなめるなよホッホー  ♪安岡力也だよホッホー 「ギャー」

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◆サークルデビュー(前編) at 2001 11/15 ゴリ子と転がる昼下がり 先輩ママの友達ユリちゃんから 育児サークルへのお誘い電話。 「おお!行くよ行く」 会社を辞めて家にいるようになり 新しい友達探しに難航していた中 振って沸いた嬉しい話に思わず即決。 会館借りてやってんだ。へー。 10人ぐらいなの。うんうん。 毎週金曜日、って明日かい。 場所ってどのへんなの。 受話器を耳にはさみながら 教えられた住所をメモするが 自信がないのでFAXも頼む。 「結構気晴らしになるよぅ。  いっつも子供はそのへんで遊ばせといて  母親同士輪になっておしゃべりしてるの。  じゃ明日待ってるねぇ。」 電話を戻して考える。 うーん。 なんだかあれだなぁ。 ちょっと早まったかなぁ。 「子供は勝手に遊ばせといて」 「母親は輪になっておしゃべり」 想像される光景が 自分が求めていたものと なんだか微妙に違う気が。 友達作りも大切だけど ゴリ子と一緒に遊びたいしなぁ。 ほったらかすのは嫌だなぁ。 それになぁ。 10人輪になっておしゃべりってかい。 ハンカチ落しじゃないんだからさぁ。 もっとこうなんていうの〜。 まあいいや。 とりあえず行ってみるべ。 それからまた考えよう。 そうと決まればゴリちゃん。 明日の衣装を選ぶわよ。

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◆サークルデビュー(後編) at 2001 11/16 高まる不安と緊張の中着いた 初めての育児サークル会場。 振り向く群集に一瞬ビビる。 いや〜ん。 なんか転校生みたい。 どうも。宮沢りえです。 そんなギャグを飛ばす度胸もないまま 誘ってくれたユリちゃんに連れられ のりみとゴリ子の紹介も兼ねながら みんなの紹介をしてくれる。 「えっとこっちが鈴木さん。あの赤い服の子がマホちゃんでぇ  1歳だっけ?でこっちが田中さん。あれがコウヘイ君ね。  んで隣が斉藤さん。最年長。あ、聞こえた?ごめ〜ん。  あとねぇあそこで泣いてるのが〜」 待ってよ! 覚えられないわよ! ええとあれとあれが親子で〜。 必死に見えない線を結ぶ中声をかけてくる さっき紹介されたはずなのに名前を忘れた ツルピカ子ちゃん(仮)のお母さん。 「家はどのへんなの?」 「え、う〜んと○×町」 「そ〜うちは△○町なんだよね。近い人いたかな  確か小林さんは×△町で山下さんは○△町で〜」 待ってってば! やっと出てきた名簿を見るが 書いてる名前と顔が一致せず 似顔絵書いてと心で叫びながら 過ぎていった初体験。 ゴリちゃんどうだい。 楽しかったかい。 意外と歳の近い子もいたし 心配する事なかったね。 いろんなことも聞けたしね いろんなことも聞かれたけどね。 たまにならいいよね。 たまになら。 毎週やるみたいだけどね。

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◆笑ってよ at 2001 11/20 ある晴れた日の昼下がり 雪が降ったらこれなくなると またもや突然やってくる母ちゃん。 「また来たのかい!」 「だってお父さんが〜」 そう言いながら鞄を開け お土産と一緒に差し出すのは 1本の新品ビデオテープ。 「前のビデオ見飽きたって言うんだもん  新しいの撮ってこいって言うんだもん」 NEWゴリ子テープ入手。 それが今回彼女に与えられた 重要な任務らしい。 そう簡単に言われても ビデオ作りも大変なのである。 ただ普通に撮っただけでは 後から見てもつまらない。 なので前に渡したゴリちゃんビデオも えんえんと続く気だるい記録の中から 動きのあるシーンを中心に選りすぐり ようやく完成したものなのである。 「だから2泊3日でなんかできないよ」 「え〜撮って帰らないと父ちゃんにぶたれる」 「おまけにこれ120分テープでしょや!」 初日はまたもや人見知りで号泣。 2日目も警戒解けず笑わぬゴリ子。 妻とテープを待ちわびながら 寂しく留守番中の父ちゃんを想い 必死でおどける最終日の夜。

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◆今日はなんの日 at 2001 11/22 任務を終えた母ちゃんは ビデオを抱いて帰ってしまい またいつもと変らぬ毎日。 そんな中パパちんの仕事は忙しく 普段のニワトリ並の出勤時間に加え 最近は日付を越えがちな帰宅時間。 結婚前から聞いてた仕事に 覚悟もしてたし理解もしてた。 頑張ってることも知ってるし 疲れてることも知ってるよ。 だけどやっぱり寂しく思う ままちゃんはワガママなのかな。 そのうち大きくなったあんたも 一緒に寂しく思うかな。 ゴリ子と一緒に添い寝するうち いつしか帰ってきたパパちん。 作ったご飯を食べてる横で 早口でしゃべるゴリ子の1日。 そいでね〜そいでね〜。 やだやだ。もう寝るの。 よろよろ布団へ向かう姿に わかっていてもささやかな抵抗。 ちょっと! 今日何の日だと思ってるのよ。 まさか忘れたなんて言わせないわよ! 思わせぶりに悩ませる いい夫婦の日の悪い妻。

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◆こんなはずでは at 2001 11/27 さわやかな朝の日差しの中 だるさと悪寒に襲われながら 震えて目覚める3連休初日。 どうして。 どうしてなのよ〜。 予定はなくてもせっかくできた 久々の親子のんびりタイムなのに。 パパちんなんてこの連休の為に 必死で仕事をやりくりしたのに。 風邪気味でも張りきって出かけた前日。 あんなに嬉しかったはずの前倒し給料日が こんな体になった今では憎くてたまらない。 ゴボゴホ。らめら。 悪いけろゴリちゃん見れれ。 あとこれれ食べるもの買っれきれぇ。 財布を託したパパちんが ゴリ子を連れて出かける姿を 鼻の穴にテッシュを詰めたまま 布団の中から悲しく見送る。 寂しいよう。行きたいよう。 一緒にお出かけしたいよう。 でもなぁ。 1人の時に寝こんじゃったら もっと大変だったかもしれないし。 パパちんいる間に治さなきゃ。 ゴリ子にうつすその前に。 おかえり。遅かったね。 なに買ってきたの。 みかん。ヨーグルト。 桃の缶詰。りんごジュース。 なべ焼きうどん。冷えピタ。 ありがとう。 どうもすまないねぇ。 なに。まだあるの。 焼き鳥詰め合わせ。チョコパイ。 マカロニグラタン。すき焼き肉。 カツオのたたき。あんドーナツ。 楽しげな笑顔を責める元気も 財布の残りを確かめる元気もなく 寝れば寝るほど金が減る 不思議な3日間。

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◆ゴボゴボ闘病記 at 2001 11/28 緩やかに回復する体調の中 ゴボゴボとしつこく続く 歯切れの悪い咳。 たえずなにかが引っ掛かるように ゼロゼロと胸を鳴らす息苦しさも 日常会話に困難をもたらす。 「どしたのゴリちゃん  眠く、なったっオッホヘッホ!  ゴボゴボゴボ!ゴボゴボ!」 ウ〜だめだ。 しゃべると苦ヒィ。 ぐずるゴリ子を無言で揺らし ようやく寝つかせ布団に運べば 胸の奥から込み上げる衝動。 (ウウ〜) 起こすものかと息を止め そろりそろりと布団に転がし 口を押さえて部屋の隅に走る。 「ブファ!ゴボゴボ!  ゴボゴボゴボゴボ!」 溜めた分だけ勢いを増し 止まることなく響く重低音に 背後でビクつき叫ぶゴリ子。 苦しい母は悲ヒィ。

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◆お部屋改造計画 at 2001 11/30 お昼下がりのテレビでは ワイドショーの1コーナー 「奥様お部屋改造計画」 お部屋作りに悩んでいる 奥様宅にプロがおじゃまし あれこれ素敵にコーディネイト。 ふむふむ。 おお。間接照明ねぇ。 またかい!そこもかい! 確かにおしゃれに見えるけど こんなにバカスカつけてたら 電気代バカにならないんじゃないの。 すてきぃ〜なんて喜んでても この人普段は消すんじゃないの。 突っ込みながらも影響されて 棚の奥から引っ張り出した 以前買ってたインテリア雑誌。 家具を買うにはお金が無い。 ペンキを塗るには度胸が無い。 手芸で凝るにも腕が無い。 特にこだわりは無いけれど しいて言うならそうだなぁ。 生活感を上手に隠しつつ スッキリとシンプルな感じで。 それでいてどこか温かみもありながら 機能的で使いやすく快適な部屋。 難しいなぁ。 頭の中での模様換え。 さまよう視線の先にある ペン立てにささる耳かき。

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