「…で、どこに行くって?」
町を出てすぐにカムロは尋ねる。
「俺もよくは分からんが<王都クルツ>とかいうところに行くようだ。で、そこはどこにあるんだ?」
というシュウの問に
「ふふふふぁふぉふぉふぁふぁ…………」
「あんたは喋るな!!」
マイゴが説明しようとすると、リリィがつっこみ、説明を始める。
「王都クルツっていうのはこの大陸で一番大きな都市で、ここから徒歩で三日くらいのところにあるの。」


歩き始めて三日目、特になんのトラブルもないまま一行は王都クルツに到着した。
「何もなかったな。」
と、シュウ
「ふぉふふぁふぉふ。」
「まだそれかい!!」
マイゴに対し全員でつっこむ。
「冗談じゃよ、ほっほっほっ。」
「しかし、拍子抜けしたな。魔獣が大量に出てくると思ったら、出てきたのは野良ハムスター三匹とはな。」
「ほんと、わたしの魔法でズデデデデーンとやっつけてやろうと思ったのに。ねぇ、シュウ。」
シュウは顔をしかめ、俯く。
「な、なによ〜、その反応は?」
リリィは文句を言う。
「これ、おまえ達!今はそんな事やっとる場合じゃないぞ!早く城に行かねばならんのじゃ!」
とマイゴが言うと、一行は頷き、城に向かって歩を強めた。