*入院してたのさ〜
● 入院
心電図、胸部X線、尿、血液、一応の検査を済ませ病室へ。
「糖尿かい、あれは恐いよ合併症が、ほらこれ見てみな、なめてるとこうなる」隣のベッドの志垣さんが右足のホータイをとって足の先を見せてくれた。
それはサツマイモの様な色と形で、親指と中指だけが残っていた。
言葉が出なかった。
午後、担当の畑中先生が診察にやって来た。
「どう、具合は?」
「はあ、腹減って・・・」
「まあ、そのうち慣れるよ、この感じ覚えて、糖尿は医者が直すんじゃなくて自分で直すんだから、医者はアドバイスするだけ。」
「はあ、よろしくお願いします。」
「そうだ、志垣さん、よく教えてあげて、糖尿の怖さを。」
「さっき、色々教えてもらいました、貴重な体験を」
「そう、まあせいぜいがんばって、早く退院できると良いね。」