どこかの駅のコインロッカーで爆発事件発生
翌日JR全駅のごみ箱が封鎖された。
おいらと、同僚のk君は飲み会の帰り、武蔵野線西行き
最前部の車両に座っていた。
そして部の女性陣の品定めの話題で盛り上がっていた。
会話が一段落したころ向かいのおっさんが席を立った。
カバンが倒れた、おっさんは拾おうともせず出口に向かった
おいらとK君は顔を見合わせた
「あのカバン・・・・・」
「あれ爆発したら・・・・」
「俺達跡形もなく飛び散る」
「大丈夫ですよ、あのおっさんがおりるまでは」
「でも降りた後爆発したら・・・」
「目撃者」
「覚えてる、おっさんの顔?」
「覚えてないっすよ」
「俺覚えてる」
次の駅、おっさんは降りない
また顔を見合わせる
その次の駅、俺達の降りる駅、席を立ち出口に向かう
その時である、居眠りからさめた、先ほどのおっさんの
隣のおっさんがおもむろにカバンを拾い、ひざの間に挟んだ
「え、居眠りしててカバンの倒れたのに気がつかなかった
だけ、なあんだ」
一気に緊張が解けた
神経過敏な師走の武蔵野線22時
何かやりのこした事があるような気がする師走
ボビーラッシュのコンサートに行けなかった
PCの整備は終わった
お歳暮は贈った
年末調整の書類も出した
年賀状はまだだ
うーん、なんだろう?
まだ何か忘れてる事が・・・・
そのうち思い出すだろ
忘れてる事があれば
都内、某オフィス街でセミナー
午前の部終了、12時丁度
と言う事は・・・・
昼食はどこも満席、はや行列の店も
と言う事は・・・・
定番のコンビニコース
おむすび、サンドイッチ、そしてカップ麺
速い、安い、そして天気も良い、
アウトドアランチも乙だぜい
・・・・・・
ない
公園がない、緑があったと思ったら某ホテルの庭園
ぐるっと一回りしてやっと発見
ふむ、幸いベンチも空いてる
ちょい格好わるいが、なに、自分で気にするほど
通行人は他人の事など見ていないのだ
しかし・・・・
優雅なランチとは言えない
が、ま、いいだろう
本日のランチ終了
タバコを一服してセミナーに戻ろう
しめて490円
「あら、番さん久しぶり」本社のTさんだ
「あらら、どうしたのTさん、珍しいじゃない」
「今日はちょい雑用でね」
「どうして声かけてくれないのよ、あっ、わかった
おいらと会いたくないんでしょう?」
「そ、そんな事ないよ」
「そう?」
帰りの社バスで偶然会ったTさんと飲みに行く事に決定
場所は大宮駅構内にある、ちょっとおしゃれな店
おしゃれな店だから、おじさんが一人では入りにくい
2人ならこわいものなしだ。
自家製パンが売り物のようだが、ビールも飲ませる
最近禁煙にしたので飲む客が減ったらしく5組ほどの
客のうち飲んでいるのは我々だけだ。
まずは生ビールセットから
つまみは小さなフランスパンをスライスしてガーリック味付けしたもの
結構ビールに合う。
「おお、いけるねえ、これ」
それに定番の枝豆、ピッチが上がる
「うん、旨いぞ、このビール」
「なんでしょうね、銘柄」
「ううっ分かんねえ、これはきっと地ビールだ」
「苦味がないからKではない」
「そう、それにAでもない」
「やっぱり地ビールだ」言い切るおいら
「いや、この味はSでしょう」Tさん
「うーん、そうかなあ?」
「では賭けましょう、負けた方が次の一杯を持つ」
「いいでしょ、やりましょ、ちょっとおねえさん」
「えー、銘柄ですか、ちょっと待って下さい」
・・・・・・・Sであった。
「ところで最近いい話はないの?」
「いい話って?」
「例えばボーナスが3ヶ月でるとかさ」
「ない!」
「新幹線定期代を支給してくれるとかさ」
「それも、ない!」
「そうだよな、ないよな・・・・」
「そういえば、例の課長、20年来の年上恋人と晴れてゴールイン」
「ほう、そうか、粘り勝ちやね、でも、あんなに待たしたらいかんわなあ
もう50でしょ、まめでたしめでたし、ですな」
「それと、じつはね」
「は?」
「先週福井に行ったのよ」
「へ?福井ってあの北陸っつうか山陰っつうか、あの福井?」
「そう、その福井」
「なんでまた福井に」
「乗り過ごして」
「どこに行く予定だったの?」
「飲んで、家に帰る途中」
「はあ、家って、大宮のちょっと先でしょ、Tさんの家」
「いや、飲んでたもんで・・・・」
「えーー、じゃあ大宮から乗って福井まで乗り過ごし?」
「そう」
「・・・・俺の友達で高尾と東京を2往復した酒のみが、いたけど、
大宮から福井・・・・」
5時間乗り過ごしたTさんを、おいらは呆れながらとても尊敬する。、
そして、おっさん2人のしょもない会話は生中ジョッキが8本空けられるまで
延々続くのであった。
オレゴンの運転はせわしない
とばす、車間距離は空けない、割り込む
フリーウエイへの進入口、二車線で入って行き、
本線までに1車線になるが
ここでの譲り合いは期待出来ない・・・・・
そこで
進入2車線それぞれ別々に信号がついていて
混雑時には交互に通す様になっている
さらにその信号の下には注意書き
「1回の青信号に付き1台づつ通る事」
唸った「徹底してるぜ・・・・」
ホテルの管理棟の裏には小さいプール、ジャグジ、
それにバスケットの練習台がある
ボールはフロントで借りる
フロントのお兄ちゃんとも顔なじみになった
「どう、調子は?」
「最高さ」
「そりゃ良い」
いつも30分位練習に励む、
真面目に練習するものは必ず上手くなる
だからおいらは上手くなった
「どうでした、今日は」
「もちろん最高さ」
「クール?」
「最初は Localplayer(へっぽこ)さ、でも今じゃ・・」
「NBA?」
「スーパースターさ」
「わっはっはっはー、そりゃクールだ!」
いつもの兄ちゃんと新入り兄ちゃんも呆れて
笑っている
・・・・・・受けた
「ピヨヨ〜〜〜ン」
日本では聞いた事が無い鳥の声
何かを叩いた様な金属音
鐘の音の様
「ピヨヨ〜〜〜ン」
どんな鳥なんだろう
姿はまだ見た事がない
何で?
こんなに広いアメリカでセコセコ運転?
急いでいるというより、隣の車線が少し空いていると
スーっと入ってくる、ウインカーも出さずにだ
これは、まったく群馬の運転そのものだ。
しかし
ちょっと待て・・・
必要で車線変更しようとウインカーを出すとほぼ入れてくれる
横断歩道を渡ろうとする人がいればほぼ100%止まる
身体障害者用の駐車スペースへの違法駐車は見た事がない
窓から平気でゴミを投げ捨てる困ったお兄さんも
「ここは Handy cap 専用だから」と駐車しない
従って身障者用スペースは必ず空いている、他が満杯でも
やっぱり、何かが違うぞ
Kimさんから電話
「今時間ありますか?」
「少しなら」
「それでは喫茶コーナーにいますから」
喫茶コーナー
「準備終わった?」
「はい、今朝10時、荷物は全部出しました、大変でしたよ」
「昨日の送別会、行けなくてゴメン、別の飲み会があったもんで」
「昨日の日本酒がまだ残ってます」
「デジタルカメラ買った?」
「買いに行ったんですけどね・・・」
「どうしたの?」
「150万画素が良いか、230万画素がいいか、それともビデオも欲しいし・・・」
「そうだよな、悩むんだよな、あれ」
「明日もう一度、買いに行きます」
「また、日本に来る事あるよね?」
「そうですね、来年1ヶ月位出張があるかもしれません」
「ああ、俺も韓国行きてえなあ、来年でも」
「結婚式、私の」
「そうか、春?」
「まだ分りませんけどね」
「テジョン(太田)だよね?」
「はい、そうです」
「あそこのお寺のあるとこ、あそこのホテルに泊まってみたい」
「私は泊まった事ないですけどね」
「俺も無い」
「でも帰る実感がわかないんですよね」
「ああ、それは、飛行機に乗ってしばらくするとね」
「そうですか」
「そう、じわーとね」
「じわーですか?」
「じわーです」
「・・・・」
「・・・・・」
「じゃそろそろ戻らないと」
「忙しいですか?」
「うん、アメリカ出張の準備で、大変」
「1ヶ月ですか、アメリカ」
「そう、1ヶ月」
「アンニョヒカセヨ(無事で行って下さい)」
「タウメ、ハングケソ(次は韓国で)」
Kimさん、日本駐在1年4ヶ月
明日韓国へ帰る
韓国では新しい家に引越しをした時、親しい人を招きごちそうを振る舞う
これをチプトリと言う。
チプトリをやらないと変な人、けち、と言われる
韓国の人はけちと言われる事を非常に嫌うから、引っ越したら何を置いても
チプトリを行う
リムさんは最近結婚して会社の寮を出て新居で甘い新婚生活に入った
当然チプトリを行った
私とハンさんが先に出発、キムさんとヤンさんは遅れてくる
「何か買って行きましょうか」
「ビールと、それに花はどだろう?」
「ビールはきっとありますよ」
「では花だけにしよう」
某井の頭線、某駅前の花屋はおすすめ出来ない
立地条件の良さに溺れ、商売の基本を忘れ、接客態度が貧しい
反抗期の小学生並みだ
店を出るやいなや毒づく
「ここは、駄目だね」
「本当に気分悪い店ですねえ」
ハンさんも同調する
「近くに花屋が出来たら3日でつぶれる」
暴言を吐きながら歩く事10分
新居に到着
奥さんのお出迎え
「アンニョンハセヨ」
「どうします、待ちますか、KimさんとYangさん」
Limさんの問いに私とHanさんは声をそろえて答える
「始めてしまいましょう!」
「では、ビールでも」
チャプチェ、パジョン、そして豚肉辛煮
「うーん、韓国だ〜〜〜懐かしい」
私が "半分ほど"できあがったころKimさんとYangさんが到着
「すっげえ美味しい時、ハングルではどう言うの?」
Yangさんが親指を立て、口を丸めて言う
「チュッギンダ!」
「チュッギンダ!」おいら
「ウーン、ちょっと違う、チュッギンダ!」
「チュッギンダ!」
「まあ日本人としては、そんなもんじゃないですか」
ハングルの発音は難しい
ビビンバが出てきた、そしてデザート、
まだ、みな帰ろうとしない
Limさんがアルバムを持って来た、特大サイズ
映画のスチールの様な趣向が凝らしてある
「格好いいねえLimさん」
「これキザですよね、カメラマンが指示するんです」
「いやあ、映画俳優みたいだよ」
「そうですか?」
「コメディアン」
「・・・・・」
するめがでてきた、まだ飲み続ける
岩海苔、ジンロが半分空いた
チプトリの夜はしんしんとふけていった。
久々に同僚との飲み会
中ジョッキ3杯、
1時間半あとでの運転は、ちょい危ない
駐車場から自宅への別ルートにあるラーメン屋
数年前から気になっていた
赤提灯、店の作りはきれいではない
まだ入ったことはない、駐車が心配だったからである
片道10分と読んだ
充分暑い、汗がしたたる
酔い覚ましの散歩には適当だ
霧雨、しかし涼しくなる気配はない
歯医者がある
結婚式場がある
カラオケがある
見えた、赤提灯
支那そば
入り口は開いていた
クーラーはない、扇風機が回っている
扇風機の前には女主人、以外だった
「いらっしゃい、暑いわねえ」
「ほんとだ、異常だよねえ、もう9月だっつうのに」
「それももう半ばよ、9月も」
メニュー
支那そば450円、大盛600円
「支那そばを」
「はい、支那そばいっちょうね」
旦那が戻ってきた
そう、この店にはこの顔
ラーメン屋のおやじの顔だ
「いらっしゃい、ラーメンですね」
支那そばが出て来た
海苔が一枚、鳴門そして支那竹
懐かしい味
「どうですか?」女主人
「旨い!」
「それに安いでしょ」
「安い、今時450円は」
「手打ちよ」
「そう、旨いラーメンは気が付くと麺がなくなってる」
「でも、少ないわけじゃないのよ麺の量」
「分ってます、まずい麺はいつまでも残ってる」
一気に食べ終えスープも飲み干す
「ふう・・・・」
勘定を払い、外に出る
「ありがとうございました、またどうぞ」
まぼろしのラーメンは素朴な味だった
外は雨が本格的になる様相
傘はささずに濡れて行くことに決めた
しかし超田舎だから遠い
遠路はるばる来てくれたのはKimさん、Hanさん、
それにYangさん(釜山キムチのYangさんとは別人)
メニューは日韓合作
前菜はパジョン
(釜山ではチジミと呼ぶ)
古キムチ、前の畑で採って来た葱、ニラ、
そして
Hanさん大奮闘
あまりの美味しさにビールも進み、話も弾む
宴会はピッチがあがり、とうとうダウン
主采は焼き肉とキムチチゲ、中休みの後で庭に移動
焼き肉はやっぱり野外で炭焼きが定番、カルビの味が冴える
ハングルと日本語ちゃんぽんの会話が進むころ
ビールからJinroに代わる
しかし
超田舎だから蚊が多い
虫よけ剤を塗って準備したが・・・
Tシャツを通して刺す強力な奴がいる
「軍隊のころテントの中で花札をやっていて、後ろに寄りかかると
蚊がテントを通して刺すんです」Kimさん
「韓国の蚊はキムチやニンニクを食ってスタミナがあるに違いない!」
おいら、少し受ける
いくつもの蚊取り線香に守られながら宴会は続く
Yangさんは黙々と肉を焼き続ける
Kimさんは雰囲気を盛り上げる
そしておいらは、ばか笑い
夜はしんしんと更けていく
日曜
露天風呂コース
「ここは紅原道だね」
注;紅原道は韓国の田舎、自然が豊富で美人が多い事で有名
「ホントそうですねえ」
地元以外には知られていないので、訪れる人も多くは無い
露天風呂のあとは玄関脇のテラスで生ビール
つまみはソーセージ
「いいですねえ、このテラス、いつ改装したんですか?」
「はあ、今月7日に、自分で作ったんですよ」
「ええ〜、すごい!」
「ここも二度と来る事はないんでしょうねえ・・・・」
感慨ふかそうにKimさん
「そうだね、日本に来る事はあるだろうけどね・・・」
Kimさん、日本駐在約2年、
今月末、日本を去る
◆ 会話 9/3 更新
番「おい、どうだ、これ新しいトップページだぜい」
小5の次女「おやじくさ〜〜〜」
番「いいんだよ、おやじが作ったんだから」
小5の次女「今度かっこいいの作ってやるよ」
番「そか、作ってくれい、それよりこれどうだ、このカニメール?」
小5の次女「何?」
番「メール送るカニ・・・・・」
小5の次女「さぶ、さぶ、さぶ〜〜〜!」
やつはばたばたばたっとPCの前から消えおったわい、ふん!
情景1:そこそこ混んでいる通勤電車の中
おばさん「ちょっとお、寄ってこないでよ!」
サラリーマン「寄ってねえよ、あんたが本を押し付けてるんじゃねえか」
おばさん「あんたが寄ってくるからよ」
サラリーマン「じゃ向こうに行きなよ」
おばさん「あんたが行ったら」
サラリーマン「・・・・・・」
おばさんの勝ち!
情景2:乗り換え駅のホームでケイタイをかける女
「でさあ、定期買うんで並んでたの、したら、おばさん
しっかりあたしの前に割り込み」
「なんなの、こいつってさ」
「そう、超むかつく」
「えー、はははは」
「そうなのよね、はははは」
「うん、えー、まじ、馬鹿じゃないの」
「そうよね、ほんと、やーね」
情景3:ホームを歩くおじさんの独り言
「やんなっちゃったよな、まったく」
「人間なんかに生れてこなきゃよかったよ」
「爬虫類がいいよ、爬虫類」
早足でおじさんを追い越し、喫煙場で一服
また聞こえてきた
「爬虫類、爬虫類だな、うん」