アルバム評なんてとても書くことはできないので、最近の自分のヘヴィーローテーションを紹介します。けっしてみなさまにお薦めするわけではありません。「最近私はこんなのをよく聴いています。」と言いたいだけです。(って、それに何の意味があるのでしょうか?)
(ソノ15)


Red Dirt Girl WPCR-19044 (2000年)
 EMMYLOU HARRIS

Wreking Ball 61854-2 (1995年)       EMMYLOU HARRIS


 エミルー・ハリスを初めて聴いたのは小学生の頃。その頃耳にしたカントリーの歌手というのはとにかくみんなアクが強くて歌モノはどれも苦手でした。それゆえブルーグラスのインストのものを良く聴き、歌モノは避けていたように思います。

 ところがこのエミルー・ハリスはクセがなくて聴きやすかったのです。彼女の歌う「テネシーワルツ」を初めて聴いてすぐ好きになりました。

  実は『 Wrecking Ball 』も、なんかスゴイのを出したとは聞いていたもののずっと聴いていなかったのです。ですからもう六、七年、いやもっとか、彼女の歌を聴いていなかったことになります。

 で、この新譜『Red Dirt Girl』を買って聴いてみました。もともと、声質のみならず曲調もそんなに濃くカントリーしていなかったけど、このアルバムも(普通の日本人のイメージする)カントリーっぽさは薄い。とはいえ、このアルバムについては「これがカントリー?」というような評も見ていたので、どんなふうになっているのかと期待と恐れ半々だったけど、それほどのオドロキ、違和感はありませんでした。

 声が心持ち枯れたふうになってきたという感じがありますが、それでも天使の歌声といわれた美しい声やヴィブラートは健在。六、七年ぶりに聴いても紛れもなく彼女の歌だとわかります。もともとトラディショナルやヒトの作った曲を歌ってきたヒトで私も彼女のオリジナルを聴いた覚えというのはないのですが、このアルバムの何曲かのメロディラインはなぜか懐かしささえ感じてしまいます。

  12曲中11曲彼女自身の作という本アルバム。
 グラミー賞を受賞した『 Wrecking Ball 』以来5年振りのスタジオ・レコーディング・アルバムというこのアルバムは、プロデューサーにマルコム・バーン、ゲストにブルース・スプリングスティーン&パティ・スキャルファ夫妻、ジル・カンニフ(ルシャス・ジャクソン)、デイヴ・マシューズ等を豪華アーティストを迎えたニューオリンズ録音ということです。
 

 久しぶりに聴く彼女の歌を堪能した後、やはり気になって数日遅れで『 Wrecking Ball 』も買ってみました。

 こちらのアルバムは音響派ルーツ・ロックの第一人者として知られるダニエル・ラノワ(U2やピーター・ゲイブリエルなどのプロデューサー)を迎え、既存のカントリーのスタイルにとらわれない革新的な作品と言われています。

 たしかに「これはカントリー?」という感じのアルバムです。私自身も聞き慣れた彼女の声がなかったらカントリーとは思わないでしょう。

 とにかくカッコ良くてゾクゾクします。五十ウン歳のおねいさまにこんなにときめいて良いのかしらん。でも、これ95年のアルバムなのになぜ聴かなかったのでしょう。そのころはまだ日本にいたのに。日本盤が出ていないということは日本ではそんなに話題にならなかったのでしょうか。



Red Dirt Girl

1. ザ・パール
2. ミケランジェロ
3. 今は話したくない
4. トラジディ
5. レッド・ダート・ガール(赤土の少女)
6. マ・ベイビー・ニーズ・ア・シェパード
7. バング・ザ・ドラム・スロウリー
8. ジェ・フェ・トゥ
9. ワン・ビッグ・ラヴ
10. 黄金色の永遠(とき)
11. マイ・アントニア
12. ボール・フロム・テュペロ




Wrecking Ball

1. Where I will be
2. Good Bye
3. All My Tears
4. Wrecking Ball
5. Goin' Back to Harlan
6. Deeper Well
7. Every Grain of Sand
8. Sweet Old World
9. May This be Love
10. Orphan Girl
11. Blackhawk
12. Waltz Across Texas Tonight





 
Pulanglah Perantau 7423 531021 28     

Aishah

 アイシャのこのハリ・ラヤ(断食明け)・アルバムとっても好きで気に入っているのですが日本ではまったく取りあげられていません。まったく無視されているようですね。現地でも流行っていた気配がないし。いくらシティ、ノラニザ、リザ・ハニムを始めとする新しい有望なシンガーに溢れているからったってあまりにもひどい扱いです。

 私はこのアルバム、「II」や「III」より好きなくらいです。高音絶唱型のしっとりとした切ない曲は少ないのですが、アコーディオンやパーカッションを使ったダンスナンバーが逆にそこはかとなく哀愁を漂わせています。





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