3月31日(金) dλ/dxを考える。

 C-f法では、測定試料にかける逆バイアスの変化に伴い、次のグラフのように周波数に対する容量Cの値も変化する。

 ここで注意しなければならないのは、バイアス変調法では逆バイアスが変化しても、時定数にさほど変化が見られないが、C−f法では逆バイアスの変化に伴い時定数も変化している点である。 次に示したグラフでは、逆バイアスが増えるに従い時定数は速くなっている。

グラフ1

 

 グラフ1で各逆バイアスにおける低周波側の容量Cの値Clf、高周波側の容量Cの値Chfを読み取り、[儼/凵iChf-2)]ω[儼/凵iClf-2)]ωを算出し、プロットしたのが次のグラフである。

グラフ2

 

 さらにグラフ2をの横軸がChfとClfの両方を用いて別々の次元で表わしているが、Clfの値をChfの値に対応させ、同じ次元にしたのが次のグラフ3である。

グラフ3

 

 グラフに描かれた直線は、それぞれ次の式で表される。

Chf

Clf

 ここで、Clfの式の右辺に出てくるδf(x,0)は次の式で表される。

 NT>>ND、またdλ/dxを測定試料に金がドープされていることから負と考えたことから、NDは省略でき、f(x,ω)=λ(x)になるとする。

 するとClfの式は次のように書き換えられる。

Clf

 ここでChfの直線を考える。Chfの直線がy軸と交わるとき、xは∞となり、Chfの式の右辺の(1-λ/x)=1となり、次式で表わされる。

Chf

 この式の右辺はClfの分母に等しくなる。よって、そこから(1-dλ/dx)を求める。