1997.4.1
駿河台大学文化情報学部
卒業論文執筆の手引き
〜規定とガイドライン〜
1997
0.はじめに
この手引きは、駿河台大学文化情報学部の卒業論文を提出するにあたって、必要となることがら(規定)およびガイドライン(参考)をまとめたものです。特に、「規定」は形式上あるいは事務手続き上のいわば規則であり、これが守られない場合には卒論が受理されないこともありますので、提出前に十分に精読して下さい。
1.体裁および提出の方法(規定)
(1) 用紙の大きさはA4判、原則として横書きとします。用紙の色は白としてください。
(2) ワープロで作成してください(原則として、手書きは認められません)。
(3) 学部で指定されたファイルに綴じてください。ファイルに関しては、提出時期に近づくと掲示されますので、それに従ってください。
(4) ファイルの表紙には、次の事項を記載してください。できるだけワープロ等で作成し、透明なテープ等で貼り付けてください(「表紙の例」を参照)。
@ 「199○年度 駿河台大学文化情報学部 卒業論文」
A 論文の標題
B 提出年月日
C 学部・学科
D 学籍番号
E 氏名
F ゼミナールIIの名称
(5) ファイルの背表紙にも、次の事項を記載してください。できるだけワープロ等で作成し、透明なテープ等で貼り付けてください。ただし、横書きでけっこうです(「背表紙の例」を参照)。
@ 論文の標題
A 提出年月
B 氏名
(6) ファイルは複数になっても構いませんが、その場合には、表紙・背表紙に通し番号を明示してください(たとえば、論文の標題の後に、(1)、(2)などと付けてください)。
(7) 以上のファイルに綴じた原稿を合計3部提出してください。提出日・提出場所は、提出時期に近づくと掲示されますので、それに従ってください。指定された提出日・提出場所以外では受理されませんので、注意してください。また時間厳守ですので、くれぐれも締切りの時間に遅れないようにしてください。
(8) それと同時に、「梗概」をMicrosoft Wordで作成し、3.5インチのフロッピーディスクで提出してください(梗概の書き方については、次の章を参照してください)。ファイル名は自分の学籍番号にしてください(例:94310000.doc)。なお、フロッピーディスクには、ラベルを貼り、@「19○○年度卒業論文」、A論文のタイトル、B学籍番号、C氏名を記載してください。ケースは不要です。
(9) また、卒論の本文に関しても、ワープロの文書ファイルを3.5インチのフロッピーディスクで提出してください。本文以外にも、図・表などをすべてフロッピーディスクに収めてください(このことに関して問題が生じる場合には、事前にゼミナールIIの担当教員に申し出てください)。フロッピーのラベルには、@「19○○年度卒業論文」、A論文の標題、B学籍番号、C氏名、D使用したワープロ(機種およびソフトウェア)、を記載してください。
(10) したがって、提出するものは以下のようになります。
@ 卒業論文の本体:それぞれファイルに綴じ、合計3部提出
A 「梗概」が収められたフロッピーディスク(MS-WORD文書):1枚
B 「本体」等が収められたフロッピーディスク(各ワープロ文書):なるべく1枚
(表紙の例)
(背表紙の例) 2.卒論の構成要素(規定) 以下に、卒業論文の主要な構成要素を掲げます。このうち「必須」は、卒業論文には必ず含めるべきものを意味します。「任意」はどちらでも構いませんので、付けるかどうかは指導教員と相談して決めてください。 (1)[必須]標題紙(「標題紙の例」を参照) ファイルの表紙と同じ内容を記載します。すなわち、@「199○年度 駿河台大学文化情報学部
卒業論文」、A論文の標題、B提出年月日、C学部・学科、D学籍番号、E氏名、FゼミナールIIの名称または指導教員名、を記載してください。 (2)[必須]梗概(「梗概の例」を参照) 卒論の内容を短く要約したものを付けてください。余白を上下左右それぞれ3cmとし、縦は43行以内、横は40字(全角文字)以内で、必ず、1ページの範囲内に収まるようにしてください。なお、ページの上部に、@論文の標題、A学部・学科、B氏名を記載してください。また、ページの下部に、ゼミナールIIの担当教員名を「(指導教員:○○○○)」のように記載してください。この梗概については、別ファイルに保存し、フロッピーディスクでも提出してください(1章の(8)を参照のこと)。
(3) [必須]目次(「目次の例」を参照)
(4) [任意]図目次、表目次 (5)[必須]本文 本文の構成については、次のようなものを含めることを目安とし、適宜、章・節を設定してくだください。 @
研究の背景・動機・目的 A
従来の研究(先行研究) B
研究方法 C
結果および結論、考察 本文の場合、余白は、上下3.5cm、左右3.0cmとし、1ページの行数は35行程度、1行の字数は35字(全角文字)程度としてください。また、本文には必ずページを付けてください。 章・節の見出しの例は、以下のとおりですので、参考にしてください。

|
1. はじめに 2. 情報メディアに関する先行研究 2.1 ○○○○ 2.2 ○○○○ 2.2.1 ○○○○ 2.2.2 ○○○○ 2.2.2.1 ○○○○ ・・・・・・・ |
|
1. はじめに 2. 情報メディアに関する先行研究 A. ○○○○ B. ○○○○ (1) ○○○○ (2) ○○○○ (a) ○○○○ ・・・・・・・ |
(6)[任意]謝辞
(7)[必須]注・引用文献(のリスト)
注・引用文献の書き方については、次の章を参考にしてください。
(8)[任意]付録
(標題紙の例)
(梗概の例)

| 梗 概
情報メディアの歴史的変遷 −近世ヨーロッパを中心に− 文化情報学部○○情報学科 文化太郎 本研究では、近世のヨーロッパにおける情報メディアの発展及び、それが社会に対して与えた影響を調査・分析することを目的とする。具体的には、イギリス・フランス・・・・・・・ ・・・・・・・・・ を議論する必要がある。 (指導教員:安澤秀一) |
注:余白、行数、文字数については、上の(2)の規定に従ってください。
(目次の例)
| 目次 1. はじめに............... 2. 情報メディアとその種類 2.1情報メディアとは......... 2.2情報メディアの類型........ 2.3情報メディアの多様性....... 3. 情報メディアに関する従来の研究 ・・・・・・・ |
1
3 10 15 |
(a) 図表に関しては、なるべく本文中の適当な個所に挿入してください。
(b) 図表がB4判、あるいはA3判になった場合は、適宜、折りたたんでください。
(c) 複数ページにわたるような大きな図表については、付録としてもかまいません。
(d) 図表には、適切な見出しを付けて、通し番号を付けて下さい(たとえば、図1、図2、...など)。図表の番号は、章ごとに付けてもかまいません(たとえば図2.1、図3.2など)。
(図表の例)
図2 検索語AとBとの論理積
表3.1国別での出版点数(○○分野、1992年)
| |
出版点数 |
% |
|
| 日本 |
1,680 |
8.3 |
|
| 米国 |
13,520 |
66.5 |
|
| ・・・ |
・・・ |
|
|
| その他 |
2,342 |
11.5 |
|
| 合計 |
20,345 |
100.0 |
|
出典:『○○文化統計年鑑』p.115より作成
3.注・引用文献の書き方(参考)
注・引用文献の書き方に関しては、基本的に、規則はありません。1つの卒業論文全体として、一定の規則の下に統一がとれていれば、それでかまいません。ここでは、参考として、いくつかの例を示します。
@本文における注・引用の例
| ...この点に関して、B.C.Saltonは次のように述べている。 “情報を客観的にとらえるのには限界がある。主観的な観点からの情報の再解釈がいまこそ求められているのである。これこそ、1980年代におけるひとつのパラダイム転換と呼ぶことができよう。”3) この見解は多くの研究者によって支持された4)。その中でも、安澤5)は現象学的な観点からSaltonの主張を議論し、いくつかの補足を加えている6)。 |
A注・引用文献リストの例(以下の例は上の@に対応)
| ・・・・・・・ 3) Salton, B. C. “Subjective information paradigm: a critical review.” Journal of Informatics. vol.12, no.3 (1990), p.225-298. 4) 戸田光昭 『情報理論の再構築−哲学的な観点から』○○書房 1992 123p. 5) 安澤秀一 「情報と現象学」『○○学会論文誌』vol.3, no.6 (1994), p.32-58. 6) 特に、他者理解に関する議論は有益であり、たいへん興味深い。 7) ・・・・ ・・・・・・・ |
*図書、雑誌論文などの資料形態別での引用の形式の例を以下に示すので、参考にしてください。
A. 図書の場合
(1) 図書1冊を参照する場合
| 著者名.書名.版表示.出版地,出版者,出版年,総ページ数.(シリーズ名,巻数,号数) |
・ 竹内啓;藤野和建.2項分布とポアソン分布.東京,東京大学出版会,1981.262p.(UP応用数学選書,2)
・ 情報科学技術協会編.新サーチャー入門:基礎編.第2版.東京,日外アソシエーツ,1992,295p.
・ Shao, Jun; Tu, Dongsheng. The Jackknife and Bootstrap. New York, Springer, 1995, 515p.
(2) 図書の1部を参照する場合
| 著者名.書名.版表示.出版地,出版者,出版年,参照ページ.(シリーズ名,巻数,号数) |
・マクルーハン, M.栗原裕;河本仲聖訳.メディア論:人間の拡張の諸相.東京,みすず書房,1987,p.12-24.
(3)図書の1つの章を参照する場合(1:通常の場合)
| 著者名.“章のタイトル”. 書名.版表示.出版地,出版者,出版年,該当ページ.(シリーズ名,巻数,号数) |
・ 浅井 晃.“7章 標本設計の基本問題”. 調査の技術.東京,日科技連,1987,p.140-162.
・ Nielsen, Jakob. “4. Application of Hypertext”. Multimedia and Hypertext: the Internet and Beyond. Boston, Academic Press, 1995, p.67-129.
(4) 図書の1つの章を参照する場合(2:章ごとに著者が異なる場合)
| 著者名.“章のタイトル”. 書名.版表示.編者.出版地,出版者,出版年,該当ページ.(シリーズ名,巻数, 号数) |
・ ロトカ,アルフレッド J. 倉田敬子訳.“8科学の生産性を示す度数分布”. 情報学基本論文集I.上田修一編.東京,勁草書房,1989.p.143-150.
・ Harman, Donna. “14. Ranking algorithms”. Information Retrieval: Data Structures & Algorithms. Frake, William B.; Baeza-Yates, Ricardo. ed. Englewood Cliffs, New Jersey, PTR Prentice Hall, 1992, p.363-392.
B. 雑誌論文の場合
| 著者名.“論文タイトル”. 雑誌名.巻数,号数,参照ページ(刊年) |
・ 阪口哲男ほか.“インターネット上での児童図書選択支援システム”.情報知識学会誌.Vol.6,No.1,p.11-20 (1996)
・ Fischhoff, B., et al. “Subjective expected utility: a model of decision-making.” Journal of the American Society for Information Science. Vol.32, No.5, p.391-399 (1981)
C. 論文集に収録された論文の場合
上記の「A-(4)図書の1つの章を参照する場合(2:章ごとに著者が異なる場合)」に準ずる。また、継続して発行される論文集の場合、上記の「B.雑誌論文の場合」にしたがって記述することもできる。
D. 学会や研究大会の資料の場合
| 著者名.“発表タイトルまたは論文名”. 会議資料名.編者名.会議開催地,開催年月.主催機関,出版地,出版者,出版年,参照ページ. |
・ 美添泰人;荒木万寿夫.“消費関数の安定性について”. 第64回日本統計学会講演報告集.千葉,1996年9月.日本統計学会,1996, p.319-320.
・ Deegan, Marilyn. “Computer-based learning in British higher education: a review of some projects and issues”. 47th FID Conference and Congress. Omiya, Japan, 1994-10. International Federation for Information and Documentation, 1994, p.594-598.
E.学位論文等の場合
| 著者名.論文タイトル.機関所在地,大学名,学位授与年,総ページ数.学位論文の種類. |
・ 文化太郎.情報メディアの歴史的変遷:近世ヨーロッパを中心に. 埼玉,駿河台大学文化情報学部,100p. 卒業論文.
F. 私信やインタビューの場合
| 著者名.タイトル.年月.私信/インタビューなどの種類. |
・ 安澤秀一.1997年7月.インタビューによる.
G. 記録/史料の場合
| 資料名.所蔵者名.資料群名,資料番号(編集者名.資料目録名.出版者名,出版年) |
・ 寅年宗門人別改帳.飯能市郷土館所蔵.武蔵国高麗郡飯能村名主小沢家文書,資料番号A-32(飯能市教育委員会.武蔵国高麗郡飯能村名主小沢家文書目録.1980)
* ただし、図書として刊行された資料集などから引用している場合には、上の「A.図書の場合」に準ずる。
H.インターネット上のリソースの場合
(1) WWW上のホームページ
| 製作者名.タイトル.作成日付,更新頻度,(アクセスした日付)<アクセス先> |
・ 学術情報センター.文部省学術情報センター沿革.last update 1996-11-1,(参照1997-3-21)<URL: http://www.nacsis.ac.jp/brief/history-j.html>
(2)WWW上の雑誌論文等:アクセス先を< >で付記する。
・ 藤田岳久.“海外利用者のための日本語OPAC”.ディジタル図書館,No.6(1996)<URL: http://www.dl.ulis.ac.jp/Dljournal/No_6/take/take.html>
4.論文執筆のための参考文献(参考)
・木下是雄.理科系の作文技術.東京,中央公論社,1981.244p. (中公新書624)
・ 木下是雄.レポートの組み立て方.東京,筑摩書房,1990.234p. (ちくまライブラリー 36)
・ 澤田昭夫.論文の書き方.東京,講談社
・ 中村幸雄.論文と抄録の書き方.2版.東京,情報科学技術協会.1990.127p. (INFOSTAシリーズ)
・ 駿河台大学文化情報学部.資料検索法テキスト.ver2.1.1996.141p.
その他、文庫あるいは新書として手軽なものとしては、
澤田昭夫『論文の書き方』(講談社学術文庫)
杉原四郎ほか『研究レポートのすすめ』(有斐閣新書)
樺島忠夫『文章構成法』(講談社現代新書)
末武国弘『科学論文をどう書くか』(講談社ブルーバックス)
浅田彰ほか『科学的方法とは何か』(中公新書)
上田尚一『統計グラフの賢い見方・作り方』(講談社ブルーバックス)
などがあります。
| また、オリエンテーション科目の「論文執筆法」や「研究調査法」「資料検索法」などで学んだことがらや、そこで紹介された参考文献などを参考にしてください。 |