

居酒屋チェーン
府中は居酒屋チェーンの激戦地だ。ほとんど駅前の狭いエリアに集中している。ざっと数えて見よう。すぐにいくつかの名が浮かんだが、まてよ。と筆者は考えた。どうせ書くなら完璧を期したい。そこで勇躍、居酒屋探査に繰り出した。しかし暇だね、おれも(笑)。これは筆者の綿密周到なる探査の成果である。聞いて驚くな。養老乃瀧、和民、土風炉、ゴハン、北の家族、東方見聞録、周之家、にほんばし亭、甘太郎、笑々、魚民、土間土間、やるき茶屋、白木屋、とり鉄、村さ来。なんと16軒である。これでは居酒屋ねえちゃんの呼び込みにも熱が入るわけだ。八王子周辺の大学生は合コンともなれば大挙府中に繰り出す。けやき並木で気勢をあげる集団を見かける。酔ってくだ巻く女の子を男の子が介抱する図も見る。昔と反対だ。居酒屋チェーンは若者向きと思っていたが、近ごろはそうでもないらしい。デフレ不況でおとうさんの小遣いもリストラだ。安い飲み屋はありがたい。おとうさんのファンも増えているようだ。
おばあちゃんのカフェ
百円でお茶が飲める府中の穴場がある。伊勢丹ビルの一角にある和菓子の青木屋だ。柏餅、大福などひとつ百円くらい。「これひとつ、ここで食べます。」と言えば、お皿に入れてくれる。店先の囲炉裏でお茶は飲み放題。これがおいしいお茶なんだ。おしゃべり好きなおばあちゃん御用達の店だ。
ゆとりランチ
ときにはゆったり昼食を楽しみたい人におすすめ。府中駅前のホテルコンチネンタルがいい。洋食ランチ900円、中華ランチ950円、そのほかスパゲティ、焼そば、炒飯のランチもある。まずスープと前菜小皿が出て来る。次に主菜とごはんが来る。私は中華が好みだが味はなかなかよい。最後にデザートとコーヒーが出る。このコーヒーがうまい。昼食にこの値段は安くはないが、十分な満足感がある。たまにはいいだろう。
街中の銭湯
府中の街のど真ん中に銭湯がある。「桜湯」という。三十階建て高層マンションの隣だからすぐ分かる。入浴だけなら380円、700円出せばサウナも使える。梅雨時の汗をサウナでさっぱり、なんて最高! 銭湯は日本の庶民文化、いっぽうローマ帝国の貴族文化が大浴場。スケールはちょっと違うけど、大の風呂好きがローマ人と日本人の共通点らしい。
府中のけやき並木
府中に住んで二十年になる。かつて一箇所に七年以上住んだことがない。住みよいから自然に長くなった感じである。とりわけ引退してひとり暮らしのいまは、府中に暮らしていてよかったとつくづく思う。人のお役に立てるボランティアの仕事があったのも幸いだった。ここではお年寄りと幼児が伸び伸びしている。街頭のベンチではいつもお年寄りが集まっておしゃべりしている。子供を育てやすいのか、赤ちゃん連れの若いお母さんがとても多い。ひとびとはゆったりのんびり歩いている。せかせか急ぐのは朝の通勤者のみだ。
府中と聞くと誰しも「ああ、あの競馬場のあるとこね。」と言う。しかし私は競馬には門外漢だ。先日はじめて競馬場に行ったが、見学しただけで、馬券を買ったわけではない。まず大観衆に驚いた。何処からこんなに集まるのか。次にびっくりしたのは電子化された装備である。主役の「お馬さん」の一挙一動を写し出す電光掲示板がある。馬券販売機はあたかも銀行のATMのようだ。覗いてみたが、操作法がかいもく分からなかった。馬券の正式名を勝馬投票券という。馬に投票する、なん
て微笑を誘うが、予想に一喜一憂するのは人間様の選挙も同然かな。選挙に、ハシバヒデヨシ、ミヤモトムサシ、なんて「馬」が出るところも似ている。
駅前再開発
府中に来て間もないころ、ある酒場を見つけた。盛り場からちょっと離れているので、振りの客は少なかった。「はじめてのお客さんなんて珍しいわ」と女将が言った。私のような新住民はまれで、地場の商店主などが常連だった。何度か通った時、面白い場面に出くわした。店の奥にささやかな小上がりがある。そこで数人の客が川柳の集まりをやっていた。女将もカウンターの中から参加している。誘われて一句(というのかな?)ひねったら褒められた。以来、川柳会の一員になった。
府中は食品スーパーの激戦地である。駅周辺だけで六つもある。どれもかなりの規模である。当然競争は激しいに違いない。私は最近まで自宅近くのスーパーで何でも買っていた。しかしヴォランティアの帰りに最寄りの店をのぞいて認識を新たにした。「眼から鱗」であった。やっぱり買い物は比べて見なければ・・・。
東京スタジアム
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府中はお祭り好きな町です。しょっちゅうお祭りをやってる感じ・・・。なかでも最大の祭りが四月三十日から五月六日までの大国魂神社例大祭「くらやみ祭り」です。六つの大太鼓と八基の神輿が練り歩く勇壮な祭りです。でも、なぜくらやみ祭りというのでしょう? このお祭りの最高潮は五日の「神輿の渡御」です。詰めかけた大群衆の中、大国魂神社から「お旅所」まで、神様が神輿に乗って旅をされるのです。お旅所というのは、まあ、神様の別荘ですね。神輿は約400メートルの道のりを三時間ほどかけて到着します。翌日には戻られるので、一泊二日の旅です。 えっ、一泊二日?それもご近所まで? せめて「二泊三日ソウルの旅、焼肉食べ放題つき」くらいは・・なんて思うのはわれわれ人間で、神様はきっとご満足なのでしょう。 さて、今から四十年ほど前までは、神輿の行列は、深夜に街の明かりをすべて消して真っ暗闇の中で行われました。そして翌日早朝こんどは真昼のように明るくした街の中を帰ったそうです。この明暗の鮮やかな対照は古い時代ほど人々に強烈な印象を与えたことでしょう。「くらやみ祭り」の由来はここにあります。しかし今では防犯防災のため、明るい夕刻に行われます。25万人もの見物客が沿道を埋めます。 行列の先頭に立つのは直径ニメートルの大太鼓。一本の木をくり貫いたものとしては、日本一の大きさとか。さすがにその音はすさまじい。わ が家は神社に近いマンションなので、壁もガラスもびりびり振動しま
す。明け方に、いきなり「ドドーン」とやられて、びっくりして飛び起きたこともあります。また三日の府中囃子の競演も見ものです。けやき並木で、夕方六時ごろから始まります。並木道のそこかしこで、陽気なお囃子に乗って子供たちが踊りを競います。三日はあまり混雑しないので、そぞろ歩きしながらゆっくり楽しむのもよいでしょう。
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古代日本で、はじめて中央集権国家を作り上げたのが大和朝廷です。全国を60程の国に分けて、国ごとに国府を置きました。国府は行政、司法、軍事、警察などを司ります。その責任者が国司で、朝廷から派遣されました。武蔵国といえば現在の埼玉県、東京都、川崎市、横浜市の大部分が含まれます。その政治的中心の国府が置かれたところが、今の府中市です。国府の建築は、発掘調査によれば8世紀前半頃、ほぼ現在の大国魂神社付近に作られたと推定されています。 |
大国魂神社は、武蔵国府が置かれるよりはるか昔、西暦111年に武蔵国の護り神として祀られたのがはじまりとされています。国府が置かれてからは、国司が祭祀をとり行いました。平安時代になると、大国魂神社は武蔵総社として、武蔵国で筆頭の神社となりました。 大国魂神社の参道につづく「馬場大門けやき並木」は、11世紀の中頃、源頼義、義家父子がけやきの苗千本を奉納したことに始まるといわれています。大正13年に国の天然記念物に指定されました。 |
府中市街図/ 府中市中心図 大国魂神社/地図 大国魂神社のページ 東京競馬場/地図 JRA東京競馬場のページ 多磨霊園/地図 多磨霊園に眠る著名人たち 東京外国語大学/地図 東京外国語大学-大学紹介 東京農工大学/地図 東京農工大学のページ 味の素スタジアム/地図 味の素スタジアムのページ |