子供の頃は思わなかった
一人が寂しいなんて
大人になって思った
一人が寂しいことに
自分一人が
孤独じゃないことは知っている
そう思うと
寂しさを消せる
ただ
消しきれない寂しさが
心の奥に眠る
ちょっとしたこと
ささいなことで
寂しさは眠りを覚ます
思い出は
思い出せないから思い出なのかもしれない
映画の「ニューシネマパラダイス」全編に流れる
ノスタルジックな囁き
「恋愛小説家」
ヘレンハントのセリフ
「ふと気付いたら、街で観かけたカップルに
嫌な視線をおくってたの、何も知らないうちに
何も知らないうちに・・・・・」
僕しか知らない
僕だけの記憶
感情
寂
寂しさを埋める為だけの芸術達
それでも
眠り続けたままで
消えない寂しさ
そんなことを考えていた
本当の寂しさ
それは
もしかしたら
幸福を願う心なのかもしれない
なんて思う
僕の寂しさは
いつ眼を覚ますかわからない
ただ
その答えを見つけてからは
眠り続けたままでいてくれている
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