彼はパラノイアだった
そして ナルシストだった 彼の世界でファッションショーがあって 彼はモデルだということだった 現実には 誰もが拒絶したくなるほど 奇異な外見だったのに 彼は言った 「みんなが間違ってるの」 私は何も言えなかった 現実が嘘 彼にはそう見えるらしい 現実が本当かなんて 疑っても仕方の無いこと 今 こうして 1秒 2秒 感じてる中に 私達は存在してるもの それが嘘かどうかなんて わからない 彼の世界が 彼の頭の中だけに存在してるかどうかも わからないし この世界が誰かの中にだけある 世界かどうかもわからない でも 自分の世界が 今の世界なんだと思う 寝て 起きて 日がのぼり 日がくれる 髪はのびて お腹がへる 空気を吸い 笑い 泣く それが今 彼は言うの この世界にはロクな奴がいないって でも 私は思うの 尊敬できる人はいないわ でも 嫌いになる人もこれといっていないわ いい人もいれば 悪い人もいるわ それでいいと思うの だから 生きてるのが幸せだと思うの そう思うの 彼は怒ってたわ この世界の奴は自分をみる目がないって じゃぁ どの世界だったらいるのかしら