ハリス:「昔、、、まだ、俺が7歳の頃かな
     道端でさ
     仔犬が捨てられてるのを
     みかけたことがあるんだよ
     ダンボールに入ってさぁ
     ぶるぶる震えてんだよ
     夏なのにさ、ぶるぶる震えてるんだよ
     なんでさ、ペット捨てる時って
     ダンボールなのかな」
トマス:「、、、そりゃぁ、、、あれさ
     蓋をしちまいたいってことだろ?
     たぶんだけどな、、、、、」
ハリス:「それでさぁ、どうにかして
     そいつを、飼いたかったわけだよ
     でも、家には、もう一匹の犬もいるし
     借金も多くて、毎日、
     取り立て屋もきてたしな
     友達の家で飼ってくれそうなトコ探す
     なんて、その頃の俺にはできなかったね
     そうそう、取り立て屋にさぁ
     一回だけ、家の犬のことについて
     言われたことあるんだよね」
取り立て屋:「この犬の月のエサ代は?」
ハリス:「ってね、他の、生活費については
     何も言わないで
     犬をみて、うなずきながら
     言ってたのを覚えてる
     あの目だけは忘れない、、、
     なぁ、アルは幸せだったと思うか?」
トマス:頭を軽く振ってワカラナイといった
ハリス:「生きるってなんだ?」
トマス:「ん、、、、なんだろな
     昔、誰かに聞いた話しだと
     生と死を感じられるのが生きてることで
     生と死を感じられないのが死だって
     誰かが言ってたよ、、、」
ハリス:「、、、そうか、、、、」

1976年 12月02日

アル ここに眠る

ありがとう そして また会おう

そして、いつかみた仔犬へ

すまなかった



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