何も無い毎日に

目隠しをして歩きだす

手の平の花を握り潰した朝

星の中には彼女がいた

彼女が生きてることへの幸せを

手の平で感じたのは

涙を溶かした過去だったのだろうか

自分の瞳に写る人間が

涙を流し始めて

始めて僕は手の平の涙の感触を知った

美しさは闇の中で

踊って僕を魅了した

消せない光に絶望するしかなかった

太陽は今も泣いている

僕のラジカセからは

忘れてしまった過去の

メロディがゆっくりとながれだす

今はタイトルが思い出せない曲を

人生にチケットを渡せなかった僕は

もう彼女とは会えないのだろうか

手の平の感触も

忘れてしまうのだろうか

握った花が

薔薇になっても

涙はでない


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