自由の女神が涙を流した日
僕はリアルを感じられないでいた

ビルに飛行機が飛び込む瞬間
正直僕は
CGか特撮じゃないかと
アラを探してしまった

そして
ドキドキと恐怖が
僕の心を支配したのは
その数秒後だった

いつもみなれてるテレビの
いつもみなれているニュース番組
そして
いつもみなれてるニュースキャスター

その全てがいつもよりも
悲しみに満ちていた

僕の心が正直に感情を表したことに対して
とても不快感を覚えた
ドキドキしたことに対しての怒り
恐怖に対する違和感

正直
リアルさは無い

僕は
とてもそれが嫌だった

いつしか自分が
仮想現実に身を置いていることに
気付かずにいたのだ

それが悪いこととはいってないけど
僕は嫌だ
仮想現実に身を置くということは
すくなからず自らへの甘さを産む
そして
自らに都合のいいことしか
受け入れなくなる
と僕は思う
ゲームだからとか
漫画だからとか
思えればいいのだけれども
現実世界の人間は
仮想現実に感情を左右されるのも
少なからずあることだから
それが主になって
リアルを感じられない
人間になっていたことに
生理的な拒絶感を覚えた

漫画やゲーム
映画や音楽
それらを受け取るのは好きだけど
自分がそこに居ない現実に気付かずに
生きていけるほど
僕は鈍感じゃない
それは現実世界のことにだってそうだ
手前勝手な生き方をしないように
生きるのは難しい
所詮人間は一人だから
他人が嫌がることをしないように
生きてくことを考えても
それも
自分の物差しの
はんちゅうでしかなんだから
どこまでが手前勝手なのか
わからなくもある
ただ
それも理解できない様な
生き方だけはしたくないと思って
生きている
それさえも手前勝手な考えなのだけれども
僕はそうやって
人と人との間を
歩いていくよ


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