最終更新日:03-05-11

乗馬クラブ

◆3日間でライセンスがとれる!

 体験乗馬ですっかり馬の背中にはまってしまった私の友人。
 東京に戻ってまもなく連絡がありました。
 千葉に3日間集中でライセンスがとれるコースがあるよ、行ってみない?

 そうです。もともとの計画では、旅行先で5級ライセンスまで取ってしまう予定だったのです。それを3日間集中、日帰り。体育の日と土日を使った3連休、千葉の乗馬クラブへ通い、乗馬の基本をマスターしてしまうというもの。
 い、行ってみたい・・・。

 こうして、この「ライセンス」のなんたるかもよく分からないままに、とにかくなんだか人に自慢できるかっこいい「資格」がとれちゃうらしい、ということで、乗馬クラブの戦略にまんまとはまってしまう私たちでした。

◆5級ライセンスとは。。。

 
(社)全国乗馬倶楽部普及振興協会なる団体があります。要は乗馬クラブを普及させよう!という乗馬クラブの連盟みたいなものでしょうか。ここが認定するライセンスを取得すれば、一定の水準の乗馬技能を持つと認められたことになるらしい。
 実際、乗馬クラブ以外の草原や海岸で馬に乗る「外乗」をするには、「5級ライセンス」はひとつの指標にはなります。
 審査基準には。。。
 ・乗馬、下馬
 ・手綱の持ち方および索馬。馬上体操。停止及び常歩で正しい姿勢がとれる。誘導馬について小区間の馬場で軽速歩が出来る。
 ・内方開き手綱の操作。
 ・部班運動にて審査。
とあります。文字で書くと難しそうですが、・・・いや実際私には難しかった。

◆短期集中ライセンス取得コース

 千葉駅から指定のマイクロバスに乗り、次第に町中を離れて木々に囲まれた山道へ。20分ほど車に揺られ到着。やってきたのは乗馬クラブ「クレイン千葉」
 この日集まったのは10人くらいでした。親子あり、若い男性あり、女友達同士の参加あり。真っ黒に日焼けしたインストラクターに迎えられ、始まりました。
 ライセンスを取得するには、ただ馬に乗れればよいわけではないのです。ちゃんと「お勉強」もあるんです。馬の品種、毛色、馬体の特徴、馬体の名称、馬の取扱い、馬の動き方など、ちょ〜っとばかり競馬の”たしなみ”のあった私には楽勝・・・いえいえ、まじめにお勉強。
 慣れない初心者は数十分の騎乗でもかなり体力を消耗します。グループに分かれて、交替で騎乗と学習を繰り返し、最終日には筆記試験と、実技試験を受けて、無事にライセンスを取得しました。

 このコースに参加するのに、特別なものは必要ありません。
 服装は、落馬してもけがをしないよう長袖のトレーナー、長ズボン、靴下、運動靴、そして軍手。これだけあれば大丈夫。ヘルメット(400円)、ブーツ(500円)はそれぞれに合ったサイズのものを貸してもらえます。またけがをしたときのために、掛け捨ての保険(200円)にも加入が必要です。
 参加費用は、レンタル料、保険料込みで51,065円ライセンス申請料5,000円が必要。
 あとは、細かいところでは、ライセンスカードに貼る写真、乗馬クラブまでの交通費、食費がかかります。

 10人もいれば、最初は同じでも次第に能力差が見えてきます。運動神経の鈍い私は、こんなんでライセンスもらえるのだろうか。。。と不安な状態でしたが、集中コースでライセンスがとれない人はまずいないそうで、運転免許証と違い、このライセンスは「このくらい乗ってます」というはかりのようなものなので、よほどじゃない限り、あなたには出せないねぇ、なんてことにはならないらしい。

 乗馬クラブの騎乗は、通常45分をひとつの単位にしています。
 これを「1鞍」(ひとくら)と数えます。そして10鞍がビギナー卒業の目安。この10鞍乗り終えたレベルがだいたい5級ライセンスが取れるくらいなのです。
 つまり。ライセンスを持っているということは、「10鞍」乗ってます、という程度の証明でしかないわけで、誰でもとれる資格なんですねー。
 しかもこれ、後になって判明。ライセンスなんて全く持っていない人たちはたくさんいるということ。

◆乗馬クラブに入会

 ライセンスは取得したものの、せっかく覚えた乗馬を楽しむ方法が分からない。
 車の免許をとったら、レンタカーでも家族の車でも乗ることができる。けれど、馬は、馬は・・・その辺に転がってなんていない!
 そんなわけで、結局、2ヵ月後、ライセンスをとった乗馬クラブに入会することに。これ、乗馬クラブの戦略だ〜っっ!
 今はもうなくなりましたが、当時は団体会員なる制度があり、9万円の入会金で会員になることができました。
 最初に必要だったのは、入会金、入会月の会費(日割)、翌月・翌々月会費、騎乗券10枚分の代金、テキスト代、ライディングレコードブック代。しめて155,000円!!!
 やっぱり乗馬はお金がかかる〜。

◆乗馬の基本を学ぶ

 短期集中コースで10鞍(時間数はちょっと足りないのだけど)乗ったにも係わらず、改めて入会、となるとまたビギナークラスで10鞍乗らなければ上のクラスに入れてもらえません。
 ライセンス取得コースの最中に入会に切り替えた人がいたのですが、その場合はビギナークラスにそのまま移行でき、会費も充てることができたようです。
 とはいっても乗馬が自分にできそうかどうか見極めずにいきなり入会する勇気って普通ないですものね。

 5級ライセンスはとりましたが、十分にそのレベルに達していたとは言い難く・・・。
 馬には左側から近づきます。ここの乗馬クラブではビギナーの間はインストラクターが馬房から馬を馬場まで連れてきてくれますが、10鞍乗る間に、馬装と手入れ方法の講習を受け、初級に進んだ後は全て自分でしなければならないのです。
 短期間にまとめて一気に乗ってしまえば馬装や馬の扱いも覚えるのでしょうが、一回一回が間が空いてしまい、忘れた頃に乗りに来る私にはそれができず・・・いつも馬房でおろおろしてました。馬は賢い生き物です。こっちの様子を敏感に感じ取って、無口をつける段取りが悪いと、「ふん」とばかりに顔を横へ向けて餌を食べ始めたり、食べている「フリ」をしたりまでします。
 行くよ!と引っ張っても足を踏ん張ってびくともしません。結局近くにいる上級者やインストラクターを捕まえて馬房から出してもらうことがほとんどでした。
 乗るのは楽しいのですが、馬装は本当に苦手で毎回冷や汗ものでした。

 初級になると、軽速歩駈歩の練習をする「初級複合」、「初級駈歩」、「初級障害」、「初級馬場」などのクラスに参加できるようになります。ただ、馬場の都合上、それぞれ時間が決まっていて、自分の都合のよいときに自分が参加したいクラスがあるとは限りません。また連続していない場合は待ち時間も出てきます。その上、土日は混んでいて人数が多くなると同時に馬を走らせることができず、半数ずつ乗り、半数は休憩、という状態。45分間の騎乗時間があっという間。大して乗っていないのに終わってしまうことも少なくありませんでした。
 大勢の会員と一人のインストラクターでは目も行き届かず、一人一人のレベルに合ったメニューにもならないものです。 一回の騎乗料も馬鹿にならず、うまく乗れるようになるにつれて、不満が出てきました。

◆乗馬クラブ退会

 乗馬クラブに入会したものの、家から遠く、自分で車を運転しない私には交通も不便なためになかなか通うことができず、間があいては2鞍、3鞍まとめて乗り、また忘れた頃に2鞍、3鞍・・・。上達するものも上達しません。
 毎月の会費は6,000円。前月末までに届けを出せば次の月に1回も騎乗できない場合は、会費が半額免除されるのですが、翌月に一度も行かない決意なんて普通できないものです。。。
 そんなわけで、24鞍でリタイア。その間、ちょうど2年。
 5級ライセンスさえあれば、「ルネサンス棚倉」で外乗ができるもんね。

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