術後3週でリハビリのはじまりです。最初はベッドに櫓を組んで足上げの練習なのですが、ヒモで足を釣ってそのヒモを手で引っ張って足を上げる運動をするのです。
通称「よいとまけ」とよばれていました。
手でヒモをゆっくり引っ張ると足はなんとか動くのですが、3週間ずっと重りを付けて引っ張られていた足は自分では動かす事も出来ません。
足が自分で上げられるようになれば車椅子に乗れるのです。
朝昼晩と練習するのですが、すぐに疲れて気がつくと眠っちゃっていたり、、、
みんなこれで苦労するのです。
月曜日
牽引していた重りもとれて膝まげの運動開始。ゆっくり少しづつ。
手伝ってもらって寝返りの練習
火曜日
膝まげの他に足を外に動かす運動も加わる。横を向いて足に枕をはさみ足を横に上げる外転運動(出来なかった)出来なくて落ち込んでいると看護婦さんが来て励ましてくれた。
水曜日
一人で横が向けるようになったのでシャワーを浴びる事が出来た。ストレッチャーにのせられてシャワー室でじゃぶじゃぶお湯をかけてもらってブラシで擦ってもらって、気持ちよかったけど、、、
体中にジンマシンが出る!痒くてたまらないけど注射は嫌なのでポララミンを飲んでしばらく我慢していたら治まった。
足は上がらない。足がこんなに重いものとは!
木曜日
足が上がった夢を見る。でも実際は上がらない。進歩がないようでがっかり
金曜日
回診の時一人で足が上がった。これでベッドから足を下ろして座れるようになった。
とても嬉しくて看護婦さんに立てそうな気がするから立っていいですかと聞くけど、まだ先生のお許しがないからダメという。
お見舞いに来てくれた友達に座れるところを見せて「もう立てそうなんだけどね」なんていってるうちに、ふと見ると下におろしていた足が紫色になっている。
ベッドに戻そうとしても全然動かない。
「無理しちゃダメでしょう」と友達に手伝ってもらいやっとベッドに足が上がる。
気持ちだけは出来そうなのに体はちっともいう事を聞かない。
土曜日
進歩が見られない。月曜日から車椅子に乗ってリハビリ室にいってリハビリができるのかと不安になる。
日曜日
主治医の小林先生が当直で車椅子に乗ってもいいとお許しが出る。
夢にまで見た車椅子!トイレに行く!ナースセンターに行って小林先生に得意げに見せる。
お見舞いに来た子供達に押してもらって一階まで行ってきたり、楽しかったけど疲れた。
午前中にリハビリ室に行ってリハビリ。
足に重りをつけて足上げ運動。
足にゴムをつけて足を開く運動。
うつ伏せになっての足上げ運動。などなど、、、
そして平行棒での歩行練習。(もちろん手術した足はつきません)
これが一番楽しかった初めてやった日は歩ける事が嬉しくて何回も何回もいったり来たり。
PTの渡辺先生に「そんなに楽しいのなら気がすむまでやっていいよ」といわれました。
術後6週で手術の時に入れたワイヤーを抜く手術。
その後松葉杖の練習に入る。松葉杖は手も痛くなるしなかなか大変。廊下を行ったり来たり最初は嬉しくてしかたないけど、けっこう疲れる。
車椅子でもちょっと外まで出る事はできるけれど、少しの坂やでこぼこがなかなかきつい。車椅子にもクセがあって右に曲がりがちだったり左にばかり行きたがったり。筋力が衰えたのは手も同じなので外まで散歩に出るのは大変です。
松葉杖も転んだら再手術と言われていたので転ぶのが恐い。廊下や洗面所トイレなどにこぼれた水は危険です。その上に杖が乗るとつるっと滑るのです。
それでも外に出るのは気分転換にもなるのです。外来の人がいない時間(人がいるとぶつかって来られるようで恐いのです)を選んで散歩しました。車椅子でも松葉杖でも安全に散歩できる庭があるといいのですが、、、
術後10週でリハビリ専門の病院に転院。