メリーベルがうちにやってきたのは、長女が5年生のお誕生日でした。
動物が大好きな娘は猫が欲しくて欲しくて、生き物の世話は大変だからと反対していたお父さんからやっとのことで許可をもらい、あちこち電話をして、隣の町のペットショップにペルシャ猫の子猫がいるというのでつれていってもらいました。
小さいあまりきれいじゃないお店。人間ばなれした雰囲気の夫婦、ところ狭しとつまれた籠、檻。
その中にいたのは黒い子猫と白い子猫。白い子猫はかごの隅っこに小さくなっていました。
この子の目は、片方はブルーもう片方は金色をしていました。
黒ちゃんの方は人懐っこくて寄ってくるけど、白い方は怖がって奥の方に引っ込んでしまう。
でもその瞳のきれいさに私達はすっかり参ってしまった。
猫を飼うのは初めてで、本を買ったりといろいろ準備をして猫について勉強したりもしたつもりだったけど、どう扱っていいやらやっぱりわかりません。
メリーは最初は怖がって物陰に隠れてしまいます。
子供達はもううれしくてうれしくて、可愛くて可愛くて夜も寝られないくらい。
朝も早くから目が覚めます。
メリーが家にきた次の日は夏休み、小1の次女は友達に子猫を見せたくて、
「プールに遊びに行く前に家にきて猫を見て!」
と電話。
ところが気がつくと子猫がいません。
ちょっと戸を開けたすきにどこかへ行ってしまったのかと思って外も探してみるのですがいません。
子供達は泣きながら探し回ってあちこち遠くまで行きました。
そのうちに約束をしていた次女の友達がやってきました。
その子も一緒に探しましたが見つからない。
しかたがないので、プールに行ってきなさいといって送りだしました。
半分くらいあきらめかけた時、どこかでチリリンと鈴の音がします。
「メリー」と呼んでみるとまたどこかで鈴の音。
やっと探し当てた先はステレオの奥!ほこりだらけになって寝ていました!
わが家に慣れるまでは時々いろんな隅っこに隠れてみんなを心配させました。
メリーもすっかり慣れて寝る時は一緒にふとんにつれてきて寝るようになりました。
まだ一人で階段をおりる事ができないので、子供達が寝る時にだっこしてつれてきて、(トイレも一緒に運んできます)子猫が起きると朝早くから起きて遊んでいました。
私が寝ようと思って2階に上がってみると、メリーがいません。
あちこち物陰や隅っこを探してみてもいません。
子供達はぐっすり寝ているのでおこして聞いてみるわけにもいかずに、、、
またもや行方不明かと思ったけれど、もしやと思って長女をコロンと転がしてみるとその下に!メリーがペチャンコになっていました。
大変!死んでる!と思ったらちゃんと息をしていてぐっすり眠っていました。
私が大騒ぎをしたものだから、、、
子供達も起きて事の真相に気がついてビックリ!

怪し気なペットショップで買ってきたせいか、、、
メリーには耳ダニと蚤がいたのです。
獣医さんにつれていって、耳のお薬をもらいました。
耳の中に薬を入れてやるのですがその薬が黄緑色をした液体なので、真っ白な毛のメリーちゃん。耳の周りが緑色に染まって、、、おかしいやら可愛いやら。
蚤取りシャンプーで洗ってあげるとフワフワとして綿の国星にでてくるチビ猫のよう。
でもシャンプーは大ッ嫌いで、そのあとのドライヤーはもっと嫌い!
蚤は退治したと思うとまたでてきたりとずっと悩まされ続けでした。


