| 2004年3月28日(日) |
うめだ花月スタンダード公演 芝居もん「未来」
作・演出:陣内 智則・友光哲也 |
・あらすじ
幼い頃、病気の母の死を予知してから、触れた人の近い未来はわかるようになった陣内。そんな彼がブラマヨ、ビキの2組といっしょにやる芝居もんを作、演出することとなり、5人で打ち合わせをする。お題は「桃太郎」
配役を決め、作った台本にあわせて練習を進めているうち、陣内はビッキーズ須知の手に触れる。すると頭の中に響く声…それは須知の死を知らせるものだった。
必ず当たる自分の予知を誰にも言えず陣内は須知を避けるようになる。そんな態度を不審に思った木部、吉田、小杉は当初その能力を全く信用しなかったが、3人への予知が当たったことで須知の運命を理解する。とはいえ陣内同様そんなものを受け入れられるはずはなく、特に相方の木部は苦悩する。身代わりになろうとするほど思い詰める木部。彼を止めた陣内はみんなで運命を変える努力をしようと自らも含めみんなを奮い立たせるが、運命を変えることはできないことを一番よく知っているのだった。彼もまた自分の能力を呪い、苦悩する。
そして、迎えた運命の日、努めて明るく振る舞う4人。残り少ないであろう須知の残された時間を楽しいものにしようと、またあわよくば運命を変えられればと細心の注意を払う。それはうまくいくように見えたが、考えられないような出来事が起こり、予知は現実のものとなってしまう。
・感想
陣内智則がつくる、あり得そうもないことが次々とズレ幅を広げてやってくるネタが好きで、そんな彼の作、ということだけでもちょっと興奮。彼の個性はきっとこういう仕事だからこそ発揮されるのではないかと、こそっと思っているので。
このお話はbaseの頃に2度演じられてるしfdgTVでも放映されているもので見たことあり。以前のものと比べて大きく変わったところはなかったと思う。未来がわかってしまうというのもありがちだけど、その能力が引き起こすことは笑えたり笑えたり、そして辛かったり。
これまでとの違いといえば、陣内の持つ能力を歴史的に説明してたところと、木部ちゃんが苦しむところが筋に加えられていたところかな。後者については今までのものには木部ちゃんの見せ所が欠けていたから?でも相方を思う彼はとってもかっこよかった。だからこそなんだけど、その後陣内が悩む様子が単調に見えちゃった。全体を通して明るくはしゃぐ彼が少なくてHeavyな感じがらしくなくて、そういう意味ではちょっと心残り。エンディングもちょっと変化を期待してたし。
それと前者の、昔から持っていた能力という説明は運命に対して達観する陣内を引き出さざるをえなかったんだけど、収まりがちょっと悪かった。一つのお話としては扱いが難しく処理しきれなくなった感じ。もちろん一つ一つのシーンはおもしろさ満載で彼ららしさが生かされてたから楽しく笑えたけど。あ、陣内単独当時はブラマヨ小杉がダイエット前でぽっちゃりしてかわいらしく、割りふられる役柄にぴったりだったけど今の彼だとちょっと違和感あるかなぁ…ダイエット前の小杉があまりにもはまりすぎ(笑)
ブラマヨやビキは100パー陣内ワールドで生き生きしていてとってもチャーミングでよかったね。
今回はまだまだこれから感があったけど、こういうお仕事を彼がこれからもしてくれるのを期待しちゃう、そんな芝居もん。こんな能力もそこそこ磨いていって欲しいなぁ、と欲張ってこれからも見ちゃいます。

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