けえれ!けえれ!後編(強制送還?!)
「チョット待って!!まだ入国もしてないやん、大事な用が私にはあるのぉーーーー!!」絶体絶命のピンチに固まっていた私の、心の叫び声が聞こえたのか「おいっ!待ったらんかい!」と後ろから突然声がし、出口へ行こうとするおっさんのボスらしき人が移民局事務所から出てきた。私は直感的に「この人なら解ってもらえるかも!」と察した。「どないしたんや?」とボス。おっさんは、こちらへ引き返して来てめっちゃ早口でボスに事情を説明した。ボスは私の入国記録書を難しい顔をしながら見て、「うん、これは入国させられへんな。」と軽く言った。「えっ?まじ?ど、どうしよう・・・」この時初めてもう逃れる道は無いのだと私は気付いた。とにかく、説明しよう!時間かけてでも説明しよう!やれるだけの事はしよう!!「あのぅ、私は永住権の申請がしたくてきました。もう、何回もこちらの弁護士さんとミーティングをしてるし、メールでも連絡を密に取っています。無犯罪証明書の期限があり1月17日までに申請がしたいので今日訪れました。」と私はいきなり話し始めると、ボスは「ふむ。。」と耳を傾けてくれ「で、キミの弁護士は『今日来なさい』と言ったのかい?」と聞いてくれました。私はビビリました。何故なら、弁護士はそんなことを言って無いし、まぁ「いつまでに申請しなければだめだね。」みたいな事は言われてたけど。「あのぅ、彼女(弁護士)とはクリスマス前まではメールで連絡とってたんですけど、クリスマス休暇に入ってからは連絡とれてません。それで、もう来ちゃったんです。」(みなさんお気付き?関西弁と違うで(笑))と、するとすかさずボスは「弁護士の名前は?」と聞いてきた。私が「○○のジェイです」と言うと、ボスの顔が一瞬明るくなって「ああ、彼女は昨日から仕事に戻ったよ、昨日話したからね。」と言ったのです。こうなったら話が早い!!一気に税関突破の夢がつながった。しかし、コレを見ていたおっさんは「ボス!とにかく帰りの切符手配してきます。」とまた出口の方へ歩いて行こうとしたのです。すると、ボスは「おいっ!待てっつーの!今、彼女と話してるのがわからんのか?おまえ、向こういっとけ!!」とおっさん劣勢となり、私をうらめしそうな眼で睨みつけ事務所へ消えて行った。ボスは弁護士と連絡を取る間、ソファーで待つように私に言った。独りソファーで待つこと2時間、その間私の頭の中にはいろんな事が駆け巡りました。「いってらっしゃい」と見送ってくれた家族や友達、シンガポールでの飛行機乗り換え、関空で食べた「ざるそば」、そしてなによりも「NZ移住の夢が絶たれてしまうこと。」入国なんてもうどうでもいいようになって、何回も「もう、はよ帰らしてくれ!このまま京都帰ったら『笑い』取れるかな?」などと、すてばちになっていた。痺れがキレそうになった時、ボスがニコニコしながら現れ、「ジェイと連絡取れたよ、今回は彼女に免じて入国させてあげるからね。でも、もうキミはこうやってリストに登録したから次回からはビジタービザがないと絶対入国できないよ。」と言った。とうとう私は入国監査のブラックリストに名を連ねる事となったのである。やっと入国ロビーについて一番に「強制送還」を辞書で調べたのは言うまでも無い。(こんな美味しい話、ネタにせんでどうすんの!!(笑))・・・
・・・読んでくれて本当にありがとう!!感謝してます・・・

 

CHUの標語:悪い夢は早く話せ!!
(ちなみに、強制送還の場合航空券は定価で請求され、もし身柄保護の為の付き添い人が同行する場合は、ビジネスクラス以上の座席、そして日本でのVIP扱いの滞在費も払う事となる。。。らしい(笑)航空券の定価ってすっごく高いの知ってますか?)
メールお待ちしておりんす。
 
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