怒涛のホエールウォッチングツアー
NZの目玉アクティビティの一つにホエールウォッチングツアーが挙げられる。クルーザーに乗って鯨を見に行くそれである。中でも、南島にあるカイコウラで参加するのが代表的なので、私ももれずにある日申し込んだ。3日前に申し込んだ時に「海が荒れた場合は中止になるかもしれませんよ。」と言われたが、当日の海はそれは穏やかだった。集合時間にオフィスに行くと係の人が「この辺りは穏やかですが、沖合いはかなり荒れているのでいま連絡をとっています。」と告げられた。しかし、予定通りに出発となり建物の前からバスに乗り反対側のマリーナまで連れて行ってもらいクルーザーに乗り込みました。ツアー参加者は約70人くらいで席は全てが埋まりさて出発です!!私の隣には体の大きいマオリ系の男性が座りました。沖合いへ出ると言われたとおり波は高く荒れ捲くっていました・・・。クルーザーは上下に揺れ、立っている事は無理なぐらいで、気分が悪くなる人が増えてきました。後部には子供、お年寄り、そして船酔い申請者が座っていて、私は1番前に座っていました。しかし、私の前にも横を向いて座れる様になっていてそこにも10人くらい座っていました。1番被害があったのはその場所だった。目前で紙袋がクルーから投げる様に配られ、手にすると同時に開けるのもままなら無い状態で「オェッーー!!」と戻し始めたのでした。私は目をそらし海を見ていました・・・しかし、揺れはひどくなる一方でほとんどの人が「オェッ!オエー」とやり始めました。室内には紙袋が舞いクルーもあっちへこっちへと揺れる船内を走りまわっていました。私もなんか気分が悪くなってイヤな予感がしたけど、ポケットの中にミントタブレットがある事に気付き、おもむろに食べ始めました。顔を上げて目をつぶり楽しい事を思い浮かべ、揺れの意識を切り離し、ミントを食べ続けたのです。鯨が見つかるまでの間、参加者で平気だったのは私を含む10人ほどで、こともあろうかクルーまで紙袋に顔を突っ込む始末。で、となりの男の人は???浅黒い皮膚なのに青白くなって椅子の肘置きを両手で握り締め、汗をかいている・・・。鯨が登場して、一通り戻した人は元気を取り戻し写真を撮りまくっている(笑)私も前のデッキに出て写真を撮っていた。クルーは鯨の習性を知り尽くしているのかいきなりカウントダウンを始めた。「3、2、1、エブリバディ!NOW!!」と言ったとたん鯨の尻尾が水面から現れた。そう!誰でも一度は見覚えのあるあの尻尾のベストショットの瞬間だった。すごい!!鯨だ!!でかい!しかし、いまいちでかさがわからない…(笑)結局、隣の男性は最後まで鯨を見ることなく席についたままだった。。。90ドル(当時7200円)払ってなにやってんねんなぁ…もったいない!NZでこのツアーに参加予定の方、ミントタブレットは忘れっずにぃーーー!!
CHUの標語:心頭滅却すれば揺れもまた涼し。
 
 
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