あなたと私は職場の関係でしかない
それはわかってるのだけど

最初に出会ったのは
バイトの面接だったね
即決で採用してくれた時は
正直戸惑ったよ

彼女がいるって聞いた時は
素直に羨ましかったよ
微笑ましかったよ
実際彼女に会ってみて
こんなかわいい女性をものにするなんて
結構やるなと思った

なのに
いつからだろう
彼女の存在に
あなたの惚気に
こんなにも胸が痛み出したのは
それはあなたのことが嫌いだから
そう思おうとしてた
あなたと一緒にいるのが苦しいのは
無神経な笑顔を見せるあなたと一緒にいたくないからだと

でも
逃げてきた自分と正直に向き合ってみた時
真っ先に見えたのは
あなたへの淡く切ない恋心だった

あなたの笑顔一つ私は温かくなれる
あなたの言葉一つで私は心が軽くなる
あなたの態度一つで私は揺り動かされる
こんなにも大きな影響を及ぼすなんて
あなたは本当に大物だね
私の中限定だけど

あなたの中の私は
きっとただの通行人と変わらない
あなたには他にバイトの娘でお気に入りがいるから
そんなあなたを
そんなあの娘を
どんなに恨んだかわからない
あなたの携帯メールアドレス
私は知らないのに
あの娘が知ってる事実にどれだけ苦しんだか

それでも一番憎かったのは
あなたの心に何も残せない自分だった

今なら何の憎しみもなく
素直な気持ちになれる
どうしてだろう
あなたの結婚が決まったからかな
おめでとうとは決して言えないけれど

あなたが好きです
だから幸せになって下さい

私はしばらく地球と回ります

あなたに会えてよかった
そう思える日まで
愛されたいと願わずにいられる日まで


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