蜘蛛の糸 〜家族会議〜


久しぶりに家族4人が集まり会議が行われた。
今、私の周りでは問題が多発している。
我が家のこと以外でも、である。
そのことについては、ここでは触れないが。

姉が家を出て、ずいぶんと経つ。
周り(主に母)の反対を押し切り、家を出た姉。
それでも皆に祝福されて結婚したい気持ちを捨てきれず、踏み切れずに居た姉。
そして遂に母が折れ、祝福は出来ないが諦めると言う形で結婚を許した。
まぁ、許されなきゃ結婚できない歳でもないんだが。
それでもやはり会議の間も姉の彼の悪口を言い続けていた。
「諦めた」とは言っているが、まったく諦めていない。
確かに、何を考えているのか分からない彼なので、娘を愛する母としては心配なのだろう。
もちろん、ろくに話をしたこともない私が彼の考えなど分かる訳も無いのだが。
しかし、姉の話を聞き、彼の行動を見る限り、何を考えているのか分からない。
姉が彼の何に惹かれたのか、私には理解できない。
そして、彼が姉のことを想っているのか、私には疑問が残る。
「思いやり合える」ことなく、付き合っていくなんて無理だ。
ましてや一緒に暮らしていくことなんて。
私は姉の視点でしか物事を捉えられないから、姉ばかりが我慢しているように見えるが、実際のところなんて分かりはしない。
それでも、姉が彼と共に生きていきたいと言うのだから、私はそれを応援するだけだ。

話は戻って、我が家の会議の議題は、実は実家の存続問題だった。
今は私と母しか暮らしていない実家であるが、色々金銭的な問題等があり、手放すことになるかもしれないと言う話だったのである。
結局は、なんとか存続と言う方向でまとまったが、いつまでも問題の絶えない家庭だ。
この不況時代に問題ない家庭も少ないのかもしれないが。

私の結婚については、両親共に何も心配はしていなかった。
当然である。
私たちは、周りの人たちのように馬鹿ではない。
順序良く、先を見越して、正しいルートを辿っている。
無茶な将来設計もしていないし、誰かを頼ろうなんて気持ちもない。
心配、反対されるネタはないのである。
当たり前な気がするのだが、これが出来ずに自らの手で首を絞めている人があまりにも多い。
私も彼も、そんな人たちの考え方や行動が不思議でならないのだが。

久しぶりの4人での会議は、意外とフツウに終わった。
会議が行われることを知らされた段階では、気分を害し、吐き気を催すことぐらいは覚悟していたのだが。
なぜかデニーズで行われた家族会議。
周りから見れば、一家団欒・家族で外食、の図に見えたのだろうか...

2001年11月