エリン・セント・クレア (サンドラ・ブラウン)

読んだのはすべて80年代の作品で、サンドラ名義は2冊、他はエリン名義で発表したもの。
えへへ、エリンもの、好きです。好みです。

彼女の描くヒロインをあらわす言葉は、これ
「ロスト・チルドレン」
見捨てられ、途方にくれてる女の子。
両親や夫を失って、愛してくれた人がいなくなって、愛されていなくて・・・
そう、愛される安心を求めている彼女たちは、体は十分に成熟した大人の女でありながら
少女の青い、つぼみのようなかたさをもっていて、全身全霊で愛を待っている。
本質的にとても女性性が強く、やわらか素材の服やスカート、ノーブラを好むが
農場や牧場に根をおろす大地母タイプではない。

ヒーローの多くは、これ
「下半身駆動性純愛くん」
とても一途に悶々と、彼女をものにすることだけを願っている(笑)。
手出ししたら早いっ(笑)。行動力あり。
よく考えたらかなり危ない奴なんであるが、気にならないのは人徳なのか?

ヒロインを受け止める広い胸はちくちくしないファーファ君である。

メロメロヒーローはとてもやさしくて、ちょー幸せ者っ>ヒロイン

エリン名義の原書出版リスト
元々のSIMの表紙絵はこちら
SD-7 Not Even for Love Jul-82 D-13 愛の潮
SD-41 Seduction by Design Jan-83 D-36 誘惑宣言
SD-73 A Kiss Remembered Jul-83   愛の蜃気楼
SD-139 Words of Silk Jun-84 D-126 シルクの言葉 
SD-488 The Thrill of Victory Apr-89 D-356 二人だけの休日
SIM-29 A Secret Splendor Jan-84 IM-26 妖精の子守歌
SIM-76 Bittersweet Rain Dec-84 IM-71 哀しみの雨
SIM-93 Sweet Anger May-85 N-192 失意の向こう側
SIM-112 Tiger Prince Sep-85 N-252 真夏のデイドリーム
SIM-120 Led Astray Nov-85 N-260 言いだせなくて
SIM-133 Above and Beyond Mar-86   27通のラブレター
SIM-144 Honor Bound May-86   侵入者
SIM-180 The Devil's Own Feb-87   星をなくした夜
SIM-213 Two Alone Nov-87 PS-6 ワイルド・フォレスト
カテゴリ 題名 作家名 過去 出版 ジャンル ヒロイン、ヒーローの名前 感想 一言
A-1 しあわせの明日
(Tomorrow's Promise)
サンドラ・ブラウン ヒロインの夫、12年前にベトナムへ出征して以来行方不明 1983-4 ベトナム未帰還兵の妻、 PPヒーロー ラジオ局の交通レポーター、キーリー、 下院議員ダクス・デバルー うひうひ、パッショネイトな政治家ヒーローさま、好きです!苦しい恋でございます、都合よくできています(爆)、でもいいんです!よかったよかった。。 うひ
SIM-26 妖精の子守歌
(A Secret Splendor)
エリン・セント・クレア
(元々SIM-29)
ヒロインの息子(4才?)重い腎臓病で死亡。前夫、DV気味。ヒーローの妻、一年前交通事故で死亡 1984-1 代理出産 フリー雑誌記者アーデン、プロテニスプレーヤー、ドルー、息子マット(1才) ホットなシーンは官能的でどきっとする描写。一方ヒロインの苦悩は冷静で淡々とした描写。じつに話作りが上手い。ヒロインの前夫が最低なり。 うるる
D-126 Words of Silk
(シルクの言葉) 
翻訳で省略されたこと
エリン・セント・クレア ヒロインの父は、ヒロインが生まれたあとすぐ蒸発、母は2年前に胃がんで死亡 1984-6 出来ちゃった婚、 精神的虐待 エレベーターもの 幼稚園教諭レイニー(27)、 刑事事件専門弁護士ディーク・サージェント(43) え゛ー、そ、そんなぁ?! とんでもない下半身設定で乱暴極まりない出だしなんだけど(笑)、下半身ヒーローの一途に免じて許す!(爆)。そうだ、勢いで進め〜!語れ〜!愛の炎だ!最後に勇気だすヒロイン、よくやった。 どは
IM-71 Bittersweet Rain
(哀しみの雨)
翻訳についてちょこっと
エリン・セント・クレア
(元々SIM-76)
ヒロインの父はアル中、死亡、母も数年前に死亡。 ヒーローの母は12年前に死亡 1984-12 義父の策謀 より戻し(12年) キャロライン(リンクの父と結婚)、 航空会社経営 リンク・ランカスター 吐き気がでるほどヒーローの父親がひどい人間なのだ。 でもより戻しのあと、町の人にうわさされようが後ろ指さされようが、正々堂々と愛してることをみせるんだ!っていうヒーローさまが素敵なの。ヒロインはちょっと好きになれない部分はあるけれど、ま、いいか。
N-192 Sweet Anger
(失意の向こう側)
翻訳について
エリン・セント・クレア
(元々SIM-93)
ヒロイン、10才のとき母死亡、父は3年前に死亡 1985-5 愛と憎しみ とんでもなくメロメロPPヒーロー TVキャスター カリ、 地方検事ハンター・マッキー ををっ!!ファーファヒーローさまったら素敵すぎっ!!テレパシーなんすか?そのお力。ヒロインの心をばしばしと読んでしまって、細やかないたわりと愛情を注ぐそのお姿に、もうもうっやられました〜!情熱100%傾けるヒロインはやや危ない系だけれど、大人になりましたね・・ うきき
N-252 真夏のデイドリーム
(Tiger Prince)
エリン・セント・クレア
(元々SIM-112)
ヒロイン、父は12歳のとき死亡、13ヶ月前に離婚 1985-9 なんちゃってシーク、便宜結婚 国防省の事務職員カレン(28)、アリ・アル・タサン王子(デレク・アレン) 国際的プレイボーイが一目ぼれしてしまうほどのヒロインが、なぜ7年の結婚生活後、突然夫に捨てられたのか。。。ヒロインったら超ラッキー、元夫の数百倍も素敵なヒーローさまがメロメロ(羨ましいざます) 嫉妬メラメラ
N-260 言いだせなくて
(Led Astray)
エリン・セント・クレア
(元々SIM-120)
ヒロイン14才のとき両親・妹ガス爆発で死亡 1985-11 BJヒーロー 弟の恋人系 予期せぬ妊娠 ジェニー、石油試掘人ケージ・ヘンドレン をいをいっ、そりゃソフトレイプだよ〜。でも上手いなぁ。悶々下半身ヒーローを描かせたら右にでる者いないね〜。ヒロインも殻をやぶってガツンと行くし、ちょー好み うひひ
MIRA 27通のラブレター
(Above and Beyond)
サンドラ・ブラウン
(エリン・セント・クレア名義のSIM-133)
1986-3 ハンディキャップ、愛することを恐れるヒロイン 花屋カイラ、土地開発業(元海兵隊)トレヴァー あぁん、好き。みえみえなスジでも好きっ! 爆発で左半身ぼろぼろ左目を失ったヒーローが、なんちゅうか、もう危険なセクシーさ爆発。ヒロインの愛を求めて迫る様子が胸が痛いほど。こんな尽くし君をなじるなんて、ヒロイン、なんちゅうおバカなんだっ うき
MIRA 侵入者
(Honor Bound)
サンドラ・ブラウン
(エリン・セント・クレア名義のSIM-144)
ヒーロー、私生児 1986-5 逃亡用人質系悶々ヒーロー、Plain Jane 写真家エスリン・アンドリューズ、弁護士ルーカス・グレイウルフ(ネイティブと白人のハーフ) 超好みの設定。好きっ!この、いかにもひねて暗いヒーローがPlain Jane型ヒロインにメロメロになり、めったに言わない愛の言葉を口にするのがネ。お気に入りのセリフは「何センチか君に譲れる部分がある」。 うひひ
MIRA 星をなくした夜
(The Devil's own)
サンドラ・ブラウン
(エリン・セント・クレア名義のSIM-180)
ヒーロー幼いとき母死亡 1987-2 サバイバル系  教師ケリー、著名なフォト・ジャーナリスト、リンカン(リンク)・オニール モンテネグロの密林を孤児たちとともに国境まで移動する。裏街道を生きてきた一匹狼ヒーローが悶々と、臆病に悩む。もう、石頭なんだから、、さっさと腹をくくれーーっ(笑) ははは
MIRA ワイルド・フォレスト
(Two Alone)
サンドラ・ブラウン
(元々エリン・セント・クレア名義のSIM-213)
ヒーローは小学生のとき、父を亡くす。海兵隊にはいりベトナム捕虜収容所体験、結婚するつもりだった女性が勝手に中絶した。ヒロインは兄を交通事故で亡くした 1987-11 サバイバル系種馬悶々ヒーロー 不動産会社社長令嬢ラスティ、馬牧場主クーパー なかなかワイルドなラブで抑圧された欲望が爆発!ヒーローのなみなみならぬ悶々苦労が読後笑えてくる。 これまでのエリンヒーローと違ってマッチョな牧場主系になってしまった。。  
集英社文庫 愛ゆえに哀しくて
(Adam's Fall)
サンドラ・ブラウン 1988-5 ハンディキャップ、悶々系 セラピスト、リザ、ホテルチェーンオーナー、アダム リンダの「夜明けのフーガ」と似た進行だが、やたらけんか腰でちょっと疲れる。ヒロインが若いせいかな。 ヒーローの挑発が偽悪的で楽しいが。
D-356 二人だけの休日
(The Thrill of Victory)
エリン・セント・クレア ヒーローは大学生の時水上スキーで大怪我をした 1989-4 ヒロイン子宮、卵巣の腫瘍  人生再出発系 プロテニスプレイヤー、スティービー、 スポーツ記者ジャッド・マッキー うまいなぁ。セリフひとつひとつに、技あり賞をあげたいくらい。病に冒されたヒロインと、挫折を抱え怒りをためているヒーロー、二人が互いに自分を見つめ直す所がハナマル。セクシーでいて温かい。 うる