「小話:おかんの捨てれない事情(革靴編)」 
               
             原作:さくっち

                                

 うちのおかんはO型です。ごっついおおざっぱで部屋が汚くても全然気にしません。
あまりにもの汚さに、おとんが週末掃除する始末。まったく困ったものです。

またおかんは物を溜める趣味があるの知りませんが、いっつも「これはまだ使える」とか言う
て、全然物を捨てません。

「そんなん何すんねん。使えないから捨てるで!」と言うと、「ひょっとしたら、 ”いつか”使え
るかも知れへんやろ!!」と言うて、溜め込みます。
なんで、とくにこの年末の時期は大掃除のため、そういったトラブルが多発します。

 例えば、さくっちは一度も履いたことの無い革靴があります。
この革靴は、イギリスかどっかで買ってきたらしいのですが、一応リーガルの革靴です。年
季もけっこう入っていまして、皮の具合がまぁそこそこイイ感じです。

しかし、当時中学のころにその革靴をもらったのですが、全く履く機会が無いのでさくっちは
「これ、一度も履けへんから捨てる」と言って、ゴミ箱に入れると、必ず次の日には靴箱に復
活していました。今度は黙って捨てるも、いつのまにか靴箱に復活します。

そんな事を延々と10年近く繰り返してました。
ほんでしまいにおかんが怒りだしました。

おかん「あんたぁー、なんでこの靴、いっつも捨てるのー!」

さくっち「その靴な、一度も履けへんし、そんな靴、俺嫌いやし。せやしもうエエねん。」

おかん「何、言うてんのん!お母さんがわざわざ貰ってきてんで。一回ぐらい履いたらどない
     やねん!!」

さくっち「うるさい!だいたいその靴な、俺に似合わへん。足痛いし、嫌なんじゃ」

おかん「この靴高いねんで。イギリスのんやねんで?(強調) 分かってんのんか?
     もったいないやろぉー!!全く、この子は、ブツブツ・・・」

さくっち「アホかぁー!!イギリスとか値段が高いとか言うけどな、この靴、よぉー見てみ!」

 

こちらをクリックして下さい↓↓

革靴





 

 

 

さくっち「なんぼエエ靴って言われても、こんなバカでかい靴、俺の足のサイズに合
      う訳無いやろがぁーー!! 」(怒)

さくっち「俺の足のサイズは、27cmや。これは30cm以上あるやんけ!
      ほんまにジャイアント馬場や無いんやから!!」

おかん「でも、あんたの足が大きくなったら、使えるやん」(負け惜しみ)

さくっち「この歳(20歳)で、これ以上大きくならんちゅうねん!!!」

おかん「でもそんなんわからへんやんか。。。ひょっとした、大きくなるんちゃうん。。
     (決して、自分の否を認めない)

さくっち「大きくならん!!!」(断言)

 

 こうしてあの革靴は、今も実家の靴箱に健在なんでしょう。たぶん。
誰も履けへん(履かれへん)のにね。。。。

(おしまい)