要点
声
- 日本ラグビー協会理事会 平成12年(2000年)11月23日
- 不振が続く日本代表を強化するため、プロ化を前向きに検討する方針を固めた。来月24日の次回理事会までにプロジェクトチームで具体案を煮詰める。
- 理事会では、河野一郎強化推進本部長が惨敗に終わったフランス・アイルランド遠征の報告を行い、「けが以外の理由で辞退する選手が多いのは、日本代表に魅力がなくなっているからだ」と、根本的な強化の必要性を訴えた
- プロ化についての検討を進めている宿沢広朗理事を中心としたプロジェクトチームの報告を受ける
- これを受けて、日本代表のプロ化の可能性について議論
- 現段階では、日本協会が代表選手と、所属企業からの出向やレンタルという形でプロ契約を結ぶ案
- 国内と国外にシーズンを分け、所属チームと、プロとしての代表を両立させる案などが浮上している
- 学生についてはアマのまま代表に参加する可能性が高いという。
- その報告を受け金野滋会長は「そういう(プロ化の)方向に(理事)みんなが向いた。いろいろな問題点があるが、プロ化に向かっていかなければならない」と話した
- 日本代表チームの選手は企業に所属しながら本協会と個々に契約し報酬を得る
- 代表に選ばれた大学生については卒業するまではアマ扱いで、その場合、アマ・プロ混成チームとなる
- 代表チームのプロ化によって、有力選手が所属する企業チームの衰退が考えられる。その保護として全国社会人大会、日本選手権などは存続させる意向だ
- 白井専務理事は「できれば次回に間に合わせたい」と2003年W杯にプロチームでの参戦もありうることを示唆した。
- 金野滋会長「強化は現場だけの責任ではない。きちんとした環境整備が必要」
- 白井善三郎専務理事「これから企業、選手たちと話し合っていく。W杯をはじめ世界と戦っていくには、協会が選手をかかえる形に踏み切らざるを得ない」
- 白井善三郎専務理事「新世紀のラグビー・ビジョンとしてプロ化は必要。反対意見は出なかった。財政的な裏付けができれば、次回のワールドカップはプロチームで出場したい」