イカン バカー

第2回 200 3年01月20日

 本当は第1回で報告したサンタンの基本的、代表的、超簡単なナシレマックの紹介をこの第2回目でやりたく、何回か我が愛妻が作ってくれたのですが、取材用にメモや写真も取らずに食べるだけの人になってしまい、次回の料理までお預けとなりました。 今回はとりあえず、サンタンも少しは使っているイカン バカーの報告とします。 

 イカン バカーとは穏やかではないですね。 怒られているようなかんじですが、実はイカンとは魚、バカーとは焼くと言う意味で、焼き魚ということになります。 余談ですが、昔々、私が岡山から就職で上京してきた時に、当時同期で入社した東京出身の同僚とふざけていて、「ばかやろ〜!」と怒られました。 岡山など西日本の者にとって「バカ」と言われてもピンときません。 「アホ」というのが関西では普通で、これは、屈辱的な響きを持っています。 「アホ」と言われたら喧嘩になっていたかもしれません。 ちなみに岡山では「アンゴウ」と言います。 オオバカはオオアンゴウとなります。 と言うこてで、 イカン バカー(焼き魚)を紹介します。

 日本では焼き魚は、塩をまぶして、火にかざす風のシンプルな味付けです。 これが美味いのですが。 マレーシアでは塩味などというなまやさしい味付けではなく、香辛料、サンタンの入ったタレをつけて焼きます。 炭火で焼きます。 これがみそです。 炭を団扇で煽ります。 大量の場合、扇風機なども活躍していますが、基本的には団扇です。 内臓を取り除いた魚を火に乗せ、少し焼けたところでタレをつけてまた焼きます。 表面が乾燥したらまた、タレをつけて焼きます。 これを繰り返し、表面が炭になるくらい黒く焼きます。 一般的にマレー人は完全に火の通った物を食します。 ステーキにしてもウエルダーンです。 特に宗教的な規律は無いようです。 材料となる魚は海の魚はアジの種類、トゥルブック、シアカップ、イカ、海老、淡水ではキャットフィッシュ。 その他には鶏肉、牛肉も焼いています。

  

 左が海老、中央が鶏肉、右が牛肉。 タレは甘辛く、食欲を誘ってくれます。 

 右は盛り付けの例です。 魚、牛肉、海老(写真撮影時には焼きあがっていなかった)、その他の付けたしものの盛り付けで3セット注文して代金は80リンギット(約3,000円弱)でした。 ここは、ケダ州なのでクアラルンプールの都市部より遥かに安いです。 KLの皆さん、私は安く食べてますよ〜。

   タレのかかった焼き魚に浸けて食べるタレ。左はチリ、玉ネギ、トマトで作ったタレ。 中央はチリのペーストにオキアミのペーストで作ったサンバールとドリアンの古くなって酸っぱくなったトンポヤ、右はマレーシア式醤油に玉ねぎ、チリ、ライムの入ったタレです。
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