第十五話          2001年9月17日
ケランタン旅行記-その1.道中にて
カテゴリー : 地理+生活++

第15話 「ケランタン旅行記

 先週一週間休暇をもらって、ケランタンへ帰ってきた。 実は女房の実家がケランタン州コタバルで、義弟が結婚式を挙げるために帰ってきた。 今回は、道中とケランタンでの生活にスポットをあてる。 マレー式結婚式は次回にする。

その1.道中にて


 私が在住するスンガイペタニからコタバルまでの走行距離は約350Km。 飛行機か車でしか移動はできない。 鉄道は南下してKLまで行き、乗り換えてコタバルまで北上するしかない。 バスは一日2便ずつ、数社のバス会社が運行している。 今回は(いつもだが)我が愛車にて帰省した。  

 スンガイペタニを出て、バリング、クローまで行くともうタイとの国境が近い。 標識にもタイまであと何Kmとか出てくるし、すれ違う車もタイナンバーをつけている。 途中、湖があり橋を渡ってバンディング島(Pulau Banding)を通ってまた橋を渡る。 このバンディング島には宿泊施設もあり、休日にはキャンプや釣りで賑わっている。

 
 この標識は何だ! まさか、象がいるのか? いるのである。 グリックからジェリー間約120Kmの山間の道にこの標識が3箇所ある。 明け方、夕方によく象が道まで出てくる。 運が良ければ(会わないほうが安全かも)象にあえる。 私も以前一度だけ7頭の親子像が路肩を列になって歩いているのを見たことがある。 やはり、この標識の近くだった。
 ジェリーからケランタン州になる。 ここでは、クアラ・バラーという密林地帯があり、何台もの木材運搬トラックが行き来する。 車幅を超えての積載された木材は鉄鎖で数箇所縛られているだけ。 このトラックの後を付いて走るのは危ない。 時々木材の欠片が落ちてフロントガラスに当たり粉々に割れてしまうことがしばしば。 早く追い抜いて安全圏に入りたいが、対向車はあるし、追い越し禁止区間だったりでいらいらする。 
 クアラ・バラーは最近、森に入った村人がトラに襲われて死ぬ事件があったばかり。 親子のトラを捕獲したが、まだもう一匹の子トラが残っているそうだ。 義弟のお嫁さんもクアラ・バラー出身で我々は結婚式でここまで出向いた。

 
   
ジェリーを過ぎ、タナー・メラーへ。 町の交差点にはとうもろこしの飾りが、パセール・マスにはパイナップルの飾りがある。
 
 
 他の州ではBNの青地に白の天秤が馴染みであるがケランタンに入ると、至る処に緑地に白丸の旗が立ててある。 これはPAS党(マレーシア・イスラム党)の旗である。 ケランタン州は他の州とは違い州議会はPAS党が与党となり州政を司っている。 

 

コタバル市内にて

 
第14話  第16話