第二十二話   2002年01月03日
洪水 その2
カテゴリー : 地理

第22話 「洪水 その2」
 

 前回、マレーシアの洪水について報告しましたが、今回もその続きです。 実は昨年末(2001年末)、東海岸は1998年以来3年振りの大洪水となりました。 死傷者、行方不明者などが続出したり、家が崩壊または土砂流に流されてしまった人、一時的に避難所へ逃れた人、様々でした。 私は1981年にマレーシアへ来た年にコタバルで床上浸水の洪水に出会っております。 水際の壁には水難を逃れようとゴキブリやネズミがひしめき合っていました。 異様です。 ところで、話が変わりますが、ゴキブリが飛べるのを知っていますか? レストランへ入ったときにゴキブリがいたのですが、これが飛び回るのです。 気色が悪くて、それはもう大変でした。 時々、我々に向かって飛んでくるのですが、怖いですよ〜。 飯どころではありませよっ!

 以下は新聞の要約ですが、洪水の被害は3〜4週間は続いたようです。

12月16日トレンガヌーの洪水、悪化トレンガヌー州のクママン、フル・トレンガヌーとパハン州のジェラントッ、クアンタン4地域の135人はハリラヤを前に床上0.5〜1.5mの洪水に見舞われた。 2日間の豪雨により、4地域の主要道路の一部が軽車両が通れなくなり、ハリラヤの訪問に支障をきたしている。 気象庁では東海岸での雨が向こう72時間に渡り続き、洪水の状況が悪化するものと予測している。


 

12月23日洪 水、3州を襲撃昨夕からの豪雨と明日まで続くと予想されている悪天候が多くの人の足を掬った。 クアンタンでは83歳の女性が家の中まで浸水してきた洪水で溺れて亡くなった。 クアンタンーKL間の道は洪水とがけ崩れによりふさがれ、大渋滞となった。 クアンタンでは1,293人が洪水にみまわれ、避難した。 トレンガヌーでは94人、コタバルでは1,500人が避難した。

 

12月24日2,000人洪水に足止めケランタン州のグアムサン、パセープテーからパハン州のメラポー、クアラリピス間は昨夜からの雨に折る洪水で14時間の渋滞になった。クアラリピスとメラポー間は2.5mの洪水にさらされた。 27Km地域がにわかに島になってしまった。 通信、食料が途絶えてしまった。  今回の洪水は1998年に続く大洪水である。 この難儀に便乗してパックの飲み物を5リンギット(普通は1リンギット〜1.5リンギット)で売る者も出現。

12月25日パハン州の洪水、更に悪化パハンでの洪水被害者は昨日の3,461人から一気に9,478人に増え悪化している。 35村落の8,617人が避難した。 それでも洪水は幾分か収まり、避難所から家に戻る人が目立ち始めたが、鉄道は以前立ち往生、道路も数箇所洪水で通行止めのままである。

12月29日土砂崩れ、1人死亡、4人行方不明昨日の数時間の土砂降りでグヌン・プライ(プライ山)で土砂崩れが起こり4人が行方不明(絶望的)、1人の女性が死亡した。 行方不明の4人のうち3人は子供である。 ジョホールバルから40Kmの600人の人口のスリ・グヌン・プライ村では4棟の家が土砂崩れで倒れた木などを含む泥流に押し流され、村へ続く橋を破壊した。 約200人の特別ボランティアを含む捜査隊が行方不明者を探している。

12月30日お婆さん、孫の遺体がゴミの下敷きにジョホール、スリ・グヌン・プライ村の大洪水で流された4人のうち2人が押し流された丸太群の中で木が体に突き刺さった形で発見された。 一人は60歳の女性でもう一人は3歳の男児。 発見された場所は元、家のあった場所から500m離れたところである。 遺体が発見されたときには木が突き刺さり、流されたゴミの中だったという。

2002年1月9日マハティール首相、洪水の凄さに驚きマハティール首相はジョホール、スリ・グヌン・プライ村の洪水のあとの観察に入った。 25mの巨木が何本も倒れ積み重なっており、首相は思っていた以上の凄さだと驚きをみせていた。

Update 2002年1月9日

 

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