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第六話          2001年6月19日
月の満ち欠けで決まる祭日
カテゴリー : 宗教

第6話 「月の満ち欠けで決まる祭日」

 
  マレーシアの国教はイスラム教(回教)だ。 知ってたかな? 人口の60%がマレー人。 マレー人は一般的にはイスラム教徒で、25%が中国人で仏教徒とキリスト教徒、10%がインド人でヒンズー教徒とイスラム教徒。残りは原住民その他。 マレーシアは多民族の集まった国で、現住かつメジョリティーのマレー人が国を司っている。 13州有り、各州から5年に一回交代でそれぞれの州の王様が国王として就任している。 日本の参勤交代みたいだが、それで、各王室の富を消費させようというのは無いようだ。 

 マレー人が主だと言う事は全体がマレー人が最優先された政策ということになる。 が、やはり多民族国としてはそんなことは言っていられない。 昔、マレー人と中国人が血の争いをしたことがあるそうだが、その苦い経験をバネにして全民族が調和しながら生存しあっているのがマレーシアである。 祭日に関しては各民族の習慣に従ったものがあり、イスラム教の祭日、ヒンズー教の祭日、キリスト教の祭日と色とりどりだ。 中国人は日本でいう旧暦、インド人はインド人の暦、イスラムはイスラムの暦があり、それぞれの祭日はその暦上のものである。 従って西暦とは違う暦に従う各祭日は毎年、その祭日の日が西暦上の暦で違う。 これだけでも日本と比べれば面白いのだが、イスラム教の祭日はこれに加えて月の満ち欠けで祭日が決定する。

 最もその祭日は概ね暦上ではその日は分かるのだが、月が完全に欠けたか満ちたかで厳選されている。 この祭日はイスラムの人がイスラム暦上、1年に一回一ヶ月間断食し、その断食の明けた日が祭日となる。 この断食の始まりが新月の始まりから、満月になって徐々に欠けて完全に欠けるまでまでの一ヶ月間である。 祭日は月が完全に無くなったのを確認してはじめて、決定される。 もちろん、断食もこの最後の日まで続く訳である。 マレーシアに数カ所天体望遠鏡を使ってこの月を観察するところがあり、最終日予定に二日前に月を見ていつ祭日に入るか(逆に言えば断食の最終日はいつか)を決定する。 この発表は国王によりテレビで発表される。 この瞬間は各家庭がいつ?という期待で胸をはずませる時で発表と同時に各家庭から喚き声が放される。 1日期待していた日より早くなれば「やった〜」、「うわ〜」とか聞こえる。 遅くなれば「あ〜あ」とため息が聞こえるのである。 ちなみにこの祭日はハリラヤ・プアサと呼ばれ、断食明けを祝う祭日である。
 
 
 

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