★シン・レッド・ライン ★パーフェクト・カップル ★パッチ・アダムス ★ユー・ガット・メール
★ワイルド・シングス  ★リング2  ★ロスト・イン・スペース  ★アルマゲドン

シン・レッド・ライン 【?】

【原題】  THE THIN RED LINE
【作品年度】
1998年 アメリカ映画
【配給】  
松竹富士
【監督】  Terrence Malick
(テレンス・マリック)
【出演】  
ショーン・ペン ジム・カヴィーゼル ペン・チャップリン
         エイドリアン・ブロディ ジョージ・クルーニー ジョン・キューザック
         ウディ・ハレルソン エリアス・コーディアス ニック・ノルティ
         ジョン・C・ライリー ジョン・サヴェージ ジャレッド・レト

【上映時間】
2時間51分

【おきらく寸評】
  重い、重い、重い映画だった。
  生と死、正気と狂気、歓喜と恐怖、これらを区切る一本の赤い細い線=THIN RED
  LINE戦場という特異な状況下においては、この線が人間としての威厳を保つための、
  文字通りDEADLINEとなっている。
  「戦争はいけない事だ」などと、深い考えもなく軽々しく口にしてはいけないと心
  から思わせる程インパクトのある作品だった。
  戦争がいい事だと思っている人などいる訳がない。
  しかし、それを口に出せない異様な雰囲気。
  犠牲になるのは、いつも下っ端の兵士と民間人である。
  上官のメチャクチャな命令で、簡単にたくさんの兵士が死んでいった。
  勇気ある行動をした兵士に対して、安全な場所にいた上官が、「よくやった。明日
  勲章の申請をしよう」と嬉しそうな顔で言う。(ざけんなよ! てめぇのせいで俺
  の大事な親友が死んだんだぞ。勲章なんてクソくらえだ!)兵士たちは、そう言い
  たい気持ちをグッと飲み込まなければならなかった。
  自分の出世の為には部下の犠牲(死)は当然、と考えるトール中佐役のニック・ノル
  ティの熱演が印象深かった。気違いじみた命令を怒鳴り散らすトール中佐こそ、ま
  さしく「鬼畜米英」であった。
  風に吹かれてうねる草原、こもれ日のまぶしさ、色鮮やかな鳥、抜けるような空の
  青さ、静かに「死」を見つめる自然が哀しい程美しかった。
  (下から見上げるように撮るショットが効果的)
  そんなこんなで、私が軽々しく評点をつけられるような映画ではなかったので、
  評価【?】になってしまいました。
  うーっ、やっぱり私は「楽しい」映画が見たぁい!

                             (1999年4月 青葉劇場)

 

           

パーフェクト・カップル 【☆☆☆】

【原題】  PRIMARY COLORS
【作品年度】
1998年度 アメリカ映画
【配給】  
東宝東和
【監督】  Mike Nichols
(マイク・ニコルズ)
【主演】  John Travolta
(ジョン・トラボルタ)
      Emma Thompson
(エマ・トンプソン)
【助演】  
キャシー・ベイツ、ビリー・ボブ・ソーントン、エイドリアン・レスター
      
モーラ・ティアニー、ラリー・ハグマン、ポール・ギルフォイル
【上映時間】
2時間23分

【おきらく寸評】
  ただ単に、クリントン大統領の「不適切な関係」を揶揄したきわもの映画だと思っ
  て見に行ったが、なんのなんの。
  アメリカ大統領選の裏側を見せてくれて、結構面白かった。
  大統領になるために必要なものは、人を惹きつける「何か」(ジャック・スタント
  ンの場合は、天才的な握手と誰をもとろけさせてしまうような笑顔)と、ファース
  ト・レディになりたいという強い信念を持った妻と、そして優秀な参謀が数人。
  なかでも「参謀」は非常に重要な役割を果たしている事がよくわかった。
  敵陣営のあらゆる情報収集から、スピーチや、ちょっとしたコメントの一言一言ま
  で、候補者は全て参謀の台本通りに動く「カリスマ性を持った傀儡」と言っても過
  言ではないだろう。
  そして「英雄色を好む」の例え通り、ジャック・スタントンも女性関係にはだらし
  なかった。大統領候補者として命取りになる等考えもせず、本能の赴くままに突っ
  走ってしまう。
  そして、スキャンダル揉み消しに奔走するスタッフたちの姿が、コミカルにそして
  哀しく描かれている。
  クリントンさんとヒラリー夫人が仲良く寄り添っている所を見ても、(みんなの目
  がなくなったらプイッと離れてるのかなぁ)等と、つい勘ぐりたくなってしまった。
  それにしても、トラボルタちゃん、役柄とは言えよくもぶよぶよになってくれまし
  たねぇ。「サタデー・ナイト・フィーバー」の時の、ぞくっとするようなセクシー
  ヒップは今いずこ…。

                             (1999年4月 東宝2)

 

 

パッチ・アダムス 【☆☆☆】

【原題】  ROBIN WILLIAMS PATCH ADAMS
【作品年度】
1998年度
【配給】  
ユニヴァーサル映画
【監督】  Tom Shadyac
(トム・シャデヤック)
【主演】  Robin Willams
(ロビン・ウィリアムス)
【助演】  
モニカ・ポッター、ダニエル・ロンドン、ボブ・ガントン、
      
フィリップ・セイモア・ホフマン、ジョセフ・ソマー 他
【上映時間】
1時間56分

【おきらく寸評】
  お医者さん役は、ロビンのお得意分野。
  そして、今回は「笑い」がポイントとなる為、より一層力が入っていたようだ。

  河北新報の河北春秋欄に、この映画の事が掲載されていたので、安直とは思いなが
  らも抜粋させて頂く。
  (前略)パッチは実在の精神科医。若いとき、精神病院に入院した事があるが、偶
  然そこで笑いが人をいやす喜びを発見する。それを実践するため一念発起して医大
  に入り、既成の考えと闘いながら患者と医師のためのユートピアを目指す。
  そんな筋立てだ。
  (中略)笑うことでモルヒネのような鎮痛効果がもたらされ、免疫力が高まる。
  パッチはその画期的療法の先駆けだったわけだ。今は医学常識だそうだが、アタマ
  の固い医学界で支持を得るのは容易でないことも映画は示している。(後略)

  どんな世界でも、その歴史が古ければ古いほど、新しいものに対する拒絶反応は強
  い。多くが「変人」の一言で片付けられてしまっているものではないだろうか。
  偏見に負けず、勇気と信念と情熱だけを頼みに、夢に向って突っ走っている未来の
  救世主、それはあなたの隣にいる変人かもしれない。

                         (1999年3月 セントラル劇場)

 

ユー・ガット・メール 【☆☆☆】

【原題】  You've Got M@il
【作品年度】
1998年度
【配給】  
ワーナー・ブラザース映画
【監督】  Nora Ephron
(ノーラ・エフロン)
【主演】  Tom Hanks
(トム・ハンクス)
      Meg Ryan
(メグ・ライアン)
【助演】  
パーカー・ポージー、ジーン・スティプルトン、
         スティーブ・ツァーン、デイブ・チャペル、グレッグ・ギニア

【上映時間】
1時間59分

【おきらく寸評】
  私たち「メーラー」にとって必見の映画と思い、勇んで劇場に向ったが、その帰り道
  はガックリ肩を落として歩く私だった。
  ストーリーはと言えば、公開前に見た<予告編>、それが全てだった。
  何のひねりもなく、想像通りの展開に、想像通りの結末。
  トム・ハンクスも「ビッグ」や「フォレスト・ガンプ/一期一会」で見せた軽妙さ、
  「プライベート・ライアン」でのシリアスさもなく中途半端。
  救いはメグの笑顔だけか?!
  ただ、この映画を見たメール未経験者が、簡単に素敵な恋愛ができると勘違いして、
  AOLに加入するかもね。
  あ、そうそう、音楽は良かったですよ。懐かしい感じで。

                             (1999年2月 青葉劇場)

 

ワイルドシングス 【☆☆☆☆☆】

【原題】  WILD THINGS
【作品年度】
1998年度
【配給】  
コロンビア映画
【監督】  John McNaughton
(ジョン・マクノートン)
【主演】  Kevin Bacon(
ケビン・ベーコン)
      Matt Dillon
(マット・ディロン)
      Neve Campbell
(ネーヴ・キャンベル)
      Denise Richards
(デニース・リチャーズ)
【助演】  テレサ・ラッセル、ロバート・ワグナー、ビル・マーレー
【上映時間】1時間48分

【おきらく寸評】
  久々に「やったぁ!」とガッツポーズを取りたくなった作品。
  とにかく、ストーリー展開が面白い。
  これでもか、これでもかの“ひねり”と“どんでん返し”に、見ている観客は息も
  絶え絶え状態。これぞジェットコースター・ムービー。
  そして更に、エンドタイトル後の極めつけどんでん返し。
  「えーっ、ここまでやるか?」と、留めを刺された感じで、思わずシートにどっぷ
  り埋まり込んでしまった。
  と、ここまでずいぶん思わせぶりな事ばかり書いてしまったが、ストーリーは……、
  やっぱり言えません!
  主演女優2人、ネーヴとデニースが超イケてる。
  これからしばらく注目していきたい2人だ。
  そして、もう一つの見どころとして、後半に出てくるケビン・ベーコンのシャワー
  シーン。
  「えっ、今のなに? だって、だって、映倫さんはどうしちゃったの?(ポッ)」
  ビデオが出たら、スローモーションで、いや一時停止で是非もう一度!

  
とにかく見て下さい。絶対ソンはしないはず。

                       (1999年2月 仙台松竹ピカデリー)

 

リング2 【☆☆☆】

【作品年】  1999年
【配給】   
東宝
【監督】   
中田秀夫
【主演】   
中谷美紀
【助演】   
佐藤仁美、深田恭子、松嶋菜々子、真田広之、小日向文世、石丸謙二郎、
         柳ユーレイ、大高力也、沼田曜一

【上映時間】 
1時間35分

【おきらく寸評】
  「リング2はリングの3倍怖い」らしい。
  本当にそうなのか、「リング」を見ていない私にはよくわからなかった。
  そして、ストーリーもつながりが今ひとつ…。 
  すみません、何の寸評にもなっていなくて。
  実は、さほど興味はなかったのですが、試写が当たってしまったので「んじゃあ」
  と見に行った次第でして。
  「○○○2」とか「続△△△」とか続きもののある映画は、やはり基本映画を見た
  後に見るのがルールでしょう。
  じゃないと、映画の面白さが半減、いえ、10分の1位になってしまいますよね。
  後日テレビで放映された「リング」を見たら、2よりも何倍も怖いような気がした
  けど…。

                         (1999年1月 日乃出スカラ座)

 

ロスト・イン・スペース 【☆☆☆】

【原題】  LOST IN SPACE
【作品年度】
1998年度
【配給】  
日本ヘラルド映画
【監督】  Stephen Hopkins
(スティーブン・ホプキンス)
【主演】  
ミミ・ロジャース ウィリアム・ハート ヘザー・グラハムレイ・シャベール ジャック・ジョンソン
         マット・ルブランク ゲイリー・オールドマン ジャレッド・ハリス

【助演】? 
フレンディ ブラープ 
【上映時間】
2時間11分

【おきらく寸評】
  筆者が子供の頃、毎週ワクワクしながら見ていたテレビドラマ「宇宙家族ロビン
  ソン」のリメイク版という事で、とても楽しみにしていました。
  宇宙船内の様子や、ロボットのバーチャル操作など、CG
  がふんだんに使われていて、「おーっ、未来ではあんな事が普通になってるんだ
  ろうなぁ」とため息モノでした。
  「宇宙家族…」は、今思えば船内もシンプルだったし、スタジオ内だけの撮影だ
  し、ロボットのフライデーもすっごい原始的な形だったのに、非常に強烈なイン
  パクトがありました。
  そして、ロビンソン家は、外国を知らない私たち子供にとって「理想的なアメリ
  カのファミリー」だったのです。
  今回の「ロスト・イン…」の映画の中に、ドラマの方の出演者たちがスペシャル
  ゲストとして出ていたのは嬉しい限りでした。
  私の大好きな、にっくきドクター・スミス。ゲイリー・オールドマンではかっこ
  よすぎです。
  卑怯で、こずるくて、臆病で、弱きをくじき、いつも強い者の陰に隠れている、
  それが私の中のドクター・スミスなのです。
  この映画、本当は4つ星をあげてもよかったのですが、「宇宙家族ロビンソン」
  には勝てない、という事で、残念ながら3つ星止まり。

                            (1999年1月 東宝2)

 

アルマゲドン 【☆☆☆☆☆】

【原題】  ARMAGEDDON
【作品年度】
1998年 アメリカ映画
【配給】  
ブエナビスタインターナショナル
【監督】  Michael Bay
(マイケル・ベイ)
【主演】  Bruce Willis
(ブルース・ウィリス)
【助演】  Liv Tyler
(リブ・タイラー)
      Ben Affleck(ベン・アフレック)
      
ビリー・ボブ・ソーントン、スティーブ・ブシェーミ、
         ウィル・パットン、他

【主題曲】 I don't want to miss a thing 
(エアロスミス)
【上映時間】
2時間30分

【おきらく寸評】
  やりました! 久々のエンターティメント。
  これぞ、娯楽映画の決定版って感じ。
  ロマンスあり、親子愛あり、スペクタクルあり、SFXあり、笑いあり涙あり、
  映画の楽しみの要素がほとんど盛り込まれていました。
  「ダイ・ハード」シリーズでもそうだったんだけど、ブルース・ウィリスって、
  普段はさえないオヤジだけどいざとなった時にめちゃめちゃ頼れる男を演じさせ
  たら世界一だよね。
  小惑星の衝突で地球が滅亡する、という絵空事ではない恐怖。
  そしてノストラダムスの大予言が脳裡をかすめる。
  本当にこんな事がおこったら…。今のうちからハリー・スタンパーに代わる人材
  を見つけておいた方がいいんじゃない?
  そうそう、松田聖子ちゃんが登場した時は場内に失笑がもれました。
  たしか「ハリウッド映画進出!」とかって大々的に宣伝してましたよね。
  おちょくられてるのがわからなかったのかしらねぇ、本人は。
  それはさておき、こういったスペクタクル物はぜぇ〜ったい劇場で見るべきです。
  ビデオではこの迫力が伝わらないもの。
  あ〜、おもしろかった!

                           (1998年12月 東宝劇場)