むにゃむにゃむにゃ。

 

11.現代の教育方針(私自身の教育論) ('00.3/18) かなり長いかも…。
1998年12月に文部省が発表した「新学習指導要領」。
この中には「生きる力」「ゆとりのある生活」を強調しています。
教員採用試験の面接でも
「これはどんなことを言ってるの?あなたにとって、『生きる力、ゆとりのある生活』とは何?」
というのを定番のように聞かれるらしいです。
(もちろん、学習指導要領のままを言っては落ちますが…。)
実際、教育関係の授業の期末テストで、これについて述べる問題がありました。
 
『生きる力』『ゆとりあのある生活』…かなりいい言葉ですが、
この考えから文部省がしていること…現代の子どもにとって、いい道であるといえるのでしょうか?
・週休2日制…確かにほとんどの企業は週休2日制ですし、教員だけ週休1日というのは
         大変だと思います。
         しかし生徒にとってはマイナスの面が多いような気がするのですが。。。
・理系離れ …確かに数学・物理といった学問は積み重ねで、1回転んだらどんどん嫌いになる
         学問です。
         わたしも高校まではある程度理系の科目も好きだったのですが、大学の物理数学は
         単に強引に式を変形してて、どうも過程がみえてこないのでさっぱりさっぱりです。
         (特に量子力学…なんなんだ?あれ?)
 
●週休2日制について
学校にいたら、普通勉強します。
しかし家では強制作用がないために、普通は友達と遊んだりTVゲームをしたりします。
また、勉強する子は塾に行ったり、勉強の面白さが分かってる子は自主的に勉強したりすると思います。
1週間に2日も休みがあったら、その勉強が「できる子」と「できない子」の『ふたこぶらくだ』現象が
ますます大きくなるのではないでしょうか。
自分のしたいことができる時間が多くなる、それはとってもいいことだと思います。
外でみんなでサッカーなどをしたりして遊ぶ。
そのようなことをするのは、少しずつですが得るものも大きいと思いますし賛成できます。
ただその時間を「TVゲーム」という遊びに使ってほしくないです。
TVゲームという一人の空間で遊んでて、何が得られるか?
確かにわたしもたまにTVゲームをしますが、はっきりいってゲーム操作がうまくなる、暇つぶし以外は
何も得るものはないです。(友達とその話題で楽しめる、ということはあるかもしれませんが…)
いろいろな人と何らかのコミュニケーションを取る能力…これから将来に向けて絶対必要だと
思いますし、逆にないと社会に出たときにものすごく苦労すると思います。
 
会社説明会に最近あちこち行っていますが、企業の方がおっしゃるには、
「別にいまコンピューターなどのskill(能力)はそんなになくてもいい、会社に入ったら身につくものです。
 必要なのは人間性、つまり周りの人たちとコミュニケーションを取れる能力です。」
とおっしゃっていました。
また、ある企業の人事の方が「大学生って何をする場?」って学生に質問していました。
質問された学生 :「勉強をする場」と答えていました。
人事の方     :「いや、わたしはそうは思わない。大学生は人間関係を作る場だと思う。」
とおっしゃっていました。本当に企業の方のおっしゃるとおりだと思います。
もし勉強だけをする場であるのなら、企業で働く必要はなく、ドクターなり大学教授の道なり進むべき
でしょう。本当に勉強が好きで好きで、研究が好きで好き…という人は、もちろん大学は勉強をする場
だと思いますが、そういう人はほんの一握りだと思います。
もちろん就職活動を始めだして、そのことに気づいても遅すぎる…。
 
小学生〜高校生は、別にそこまで難しいことを考えなくてもいいですが、日常会話を増やすこと、
別にけんかしたり、ぎゃーぎゃー騒いだりすることで十分でしょう。
そういうコニュニケーションを取れる空間が学校であり、日常生活のみんなとの遊びだと思います。
その中に、もちろん家族との団欒も重要な割合があります。
(しかし、共働きになると、どうしてもその機会が減ってしまう…私はそれが嫌い…。)
TVゲーム、自宅での勉強、塾…これはほとんど一人だけの空間ではないでしょうか?
それが「ゆとりのある生活」なのでしょうか?
どうも今の教育はあさっての方向に向かっている気がします。
みんなが楽なほう、楽なほうに動いている気がします。
一回楽を味わったら、元に戻るのは難しい…。
 

●理系離れについて

これからはコンピューターの時代だ、ということで
今年のセンター試験の数学選択問題に、プログラム言語BASICの基本的な問題が出ていて、
ちょっと驚きました。(しかし新課程の後輩何人かに聞くと、プログラム言語なんて高校時代習ってないー
って言ってましたが…)そういう傾向はいいと思います。
しかし、文部省はどんどん見当外れなことをしている気がします。
数学・算数をどんどん簡略化している…。つまり、どんどん理系のレベルを落としている…。
これって、一時しのぎにならないでしょうか。またある時期にきたら簡略化せざるを得なくなる…。
逆にどうでもいい(といったらいけませんが…)学問を取り入れている気が…。
一番???と思うのは、高校数学で微分・積分学を簡単にして、複素数平面を新たに付け加えていること。
大学の物理数学は、ほとんど複素数平面は扱いません。(というか、複素数平面はわたしもよく知らない…)
複素数は変なところでぽこぽこ出ますが…。
逆をいうと大学物理は微分・積分学ばかりです。(特に微分)
微分・積分をあまり勉強していないと、大学でかなり苦労します。
なぜ複素数平面を新課程で扱うのか、いまだによく分かりません。

また先日「円周率のπを3にしてもよい」という記事がインターネットのニュース特集に載っていました。

http://topics.jp.msn.com/home5.htm (←たぶん、数日後に消えます)

π=3でOK?…つまりπが整数になる???
無理数を有理数にしても許容というのは、かなり問題があります。
√2(ルート2)が1でもいい、というのとある意味同じだと思います。
(πは3.14…で3に結構近い、√2は1.41…で1には遠いという意味合いはありますが…)
それならいっそのこと、小学生からπという文字を使ったほうがいいでしょう。
なぜπ=3.14として、めんどくさい計算をするのも分かりませんし、πは無理数であって、
厳密には3.14でもありません。
それをπ=3とすること自体間違っていると思います。
【小学生は原則として、分からない文字を英語とかギリシャ文字を使って表さない】というのが
あるらしいですが、別に表しても連立方程式を使ってもいいのではないでしょうか。
(鶴亀算とかするより、1次方程式や連立方程式で解いたほうが、かなり楽と思いますが…)
 
台形の面積の求め方、(上底+下底)×高さ÷2 という公式もなくなるらしいです。
確かに補助線を引けば三角形2つで求まらないこともないですが、
文部省の方向性が変になってるのでは、とかなり感じます。
お暇な方はひとつ台形の問題を解いてみてください。

http://www.nichinoken.co.jp/sm_dai_9912_1.html

これ…結構難しいかも。ひらめきが大切ですー。これが中学入試とは…。
高校入試レベルにしたら、三平方の定理を習っているはずなので、上底の5cmはなくても解けます。
1番が3分以内に解き方が分かったら、まだまだ頭はやわらかいです。
すぐにできた方は掲示板にでも書き込んでくださいー。
解き方は下のほうに書いときます。分かれば、なーんだって感じるかも。
 
結構、こういった問題も面白いなぁって感じます。
小学生も、それが自分で解けることにより、算数、数学の面白さを感じて
どんどん興味をもっていく…その興味を持たせるきっかけとなるのが先生の役割であり
「生きる力」でもあるのではないでしょうか。
その「生きる力」を誘導させるのには、かなり大変というのは分かります。
しかしそれができる、そういった環境を作るという自信があるから、先生を目指すのであって
ただ単に、こどもが好き、面白そうだけでは、めまぐるしい生徒の変化についていけないでしょう。
 
わたしたちも、もちろん先生任せではなく、こどもの勉強を見てあげる、もし問題ができたら
褒めてあげるというのは、特に低学年の子に対してはかなり重要だと思います。
わたしたちができる教育ってそんなもんじゃないかな。
現在そういう親の愛情に飢えている子が、どんどん増えている…
共働きをして、自分たちのことばかり考えている親が増えている…
見かけだけの家族、何か問題があったら全部学校のせいにする家族…私はそんな家族を持ちたくないな。
こどもが好きだから、愛情をいっぱい受けてこどもが育つ家族にしていきたいな。
それが別に過保護とは思わない…
過保護というのはこどもの事を全部聞き入れてしまう親のことをいうと思います。
こどもが「○○買ってー」って言ったら買ってあげる、泣いたら何でも買ってあげる。
もちろんそんな子どもに育てる気は全くないし、時には叱ることも大切。
 
ただ、忙しくても
「子どもの話を聞いてあげる、子供に愛情を注いであげる、そして自分の時間も作るようにする」
それが、わたしにとっての「ゆとりある生活」だと感じています。
(もちろん、いま子どもはいませんが…いまは子どもの代わりにいろいろな人なのかな…。
「いろいろなかたの意見を聞く、そしてそれをふまえて自分も考える、
忙しいときこそ、自分を見つめなおす時間を作る、そして考えも述べる」といった感じかも。
それによって、自分自身も成長できる…幸せを得る…)

難しい教育論をだらだら述べてごめんなさいー。長い文章だなぁー(>_<)。

★台形の高さを求める方法
まずまんなかの三角形だけみます。
三角形の面積の求め方は、たて(3)×よこ(4)÷2=6
次にADを底辺としたら、AD(5)×(求める高さ)÷2=6(三角形の面積は上の式で6と出たから)
この式から求める高さは2.4cm…しかし、このやり方は1次方程式になってる…。んー。