幸完息

なめらかな指先に舞い降りた
一掴みの"幸運"という名の誘惑

それの一つ一つに爪をかけて
血の通った皮膚の中に
幸運を溶かし込みたくなる

完璧に幸運に包まれたとき
浮かぶ疑問を放り出して
ただ流れに身を任せて
漂うだけの時が過ぎる

例えその程度の幸福でも
運がなければ来はしない
そして運とは作り出すもの







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