Blind


瞳を閉じて 最初に思い出すのは
吐息の音と 黒く長い髪の香り
甘い甘い感覚は 僕をゆっくりと狂わせる

触れる事もできない僕は 瞳を閉じて恋をする
君の笑顔さえも 上手く描けないけれど
鼓動は早くなるばかり
まるで 側に君がいるかのように

顔のない 架空の君は
充分なリアリティを持って僕に迫る
笑っているの? 泣いているの?
どうやら僕には そんなことは関係ないらしい
大好きな君が 微笑んでいようと 涙していようと

どんなときも 君を愛してる

泣き声も 悲鳴も 怒声も
全部 僕の鼓動を早めるばかり
望みを叶えることは こんなにも簡単なことだったんだね

僕は盲目
だけど きっと
誰よりも大きな幸せを手に入れた




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